羽田空港から那覇空港へ出発しよう。移動コストを抑える方法を紹介

東京近郊から那覇へ行くには直行の飛行機を使うのが最速です。およそ1550kmの距離を約3時間で飛行するため、早朝に出発すれば昼前に到着可能です。

羽田-那覇間を運航する航空会社と料金の相場を確認してみましょう。

羽田発の国内線では羽田～那覇が最も長い路線です。九州エリアと比較しても距離がある分、料金はやや高めとなっています。

繁忙期は運賃が上がりますが、通常期であれば、2万5000円～4万6000円が相場となります。運賃に開きがあるのは航空会社ごとに設定運賃やサービス内容が異なるためです。

また、航空会社によっては、予約する時期で割引率が異なる早期割引を導入しているため、価格はさらに下がる可能性があります。

羽田～那覇間を運航するのは、JAL、ANA、スカイマーク、ソラシドエアの4社です。

JALは1日1約13便のフライトがあり、始発は6時台、最終は19時台までとなっています。午前中は約1時間間隔で出発しているので、ビジネス利用者にも旅行者にも利便性が高いといえます。

ANAは6時台から20時台まで、1日約16便のフライトを有しています。

スカイマークは、JALやANAよりも少ない1日6便ですが、航空運賃がリーズナブルなのでコスト重視の人に人気があります。

ソラシドエアは最も少なく1日3便が運行。スカイマーク同様、リーズナブルな航空運賃が魅力です。

沖縄は料金が高い路線ではあるものの、航空会社の選び方や予約の時期を考慮すればある程度手頃な価格で沖縄に行けます。

ポイントは、数カ月から綿密な計画を立て、早めに予約を確定させることです。

ANAで高い割引率を狙うなら、最低でも21日前までは予約をしましょう。ANAは、75・55・45・28・21日の早期割引サービス「ANA SUPER VALUE」を設定しています。

早割は一旦予約をすると日時の変更ができないのがネックですが、予定が確実な人にとっては嬉しいサービスといえます。

JALの場合も28日前までの予約で安くなる「スペシャルセイバー」を導入しています。28日前までには予約しておきましょう。

航空運賃は常に変動しています。シーズンによって大きく変わりますが、1日のうちでも朝・昼・夜では価格が異なります。

たとえば、最も利用が多い朝や最終便は運賃が高くなる傾向があります。12時～15時までの昼の時間帯は利用者が限られているため、価格が少し下がります。

また金曜日の夜や土曜の朝は、週末のショートトリップを楽しむ人が増えるため、航空券が高く設定される傾向があるようです。

価格が比較的安くなる月曜から木曜の日中の便を狙うのも1つの方法です。

羽田発の「スカイマーク」はLCCではないものの、大手キャリアに比べ通常運賃が4～5割程度安いのが特徴です。

空席予測数に応じて価格が変動する「いま得」や「たす得」を利用すれば、1万円前後までに下がることもあります。

ソラシドエアもリーズナブルな価格設定で、14・28・35・60・75日前の予約で適用される「バーゲン」が利用できます。

しかし、もっとコストを下げたいという人は羽田空港ではなく成田～那覇のLCCを利用することをおすすめします。

「ジェットスター」や「ピーチ」に搭乗すれば空港までの移動費を含めて片道1万円内に抑えることも可能です。

沖縄はバスやモノレールなどの公共交通機関が発達しています。夕刻は道路が渋滞する可能性もあるため、目的地までスムーズに行ける方法を調べておきましょう。

那覇空港に到着したら到着ロビーを抜け、1階の玄関に向かいましょう。玄関付近には、バス・リムジンバス・タクシーなどの乗り場があります。

バスやリムジンバスは路線が多いので、行先を間違えないように注意です。

那覇空港から首里駅までは、ゆいレールが走っています。

運賃は340円で、那覇市内をめぐるのに最も適した交通手段といえます。

那覇市のメインストリートである「国際通り」へ行くには、安里駅や県庁前駅で下車しましょう。「首里城」へ行くには終点の「首里駅」が最寄りです。

車の渋滞が多い夕方は、バスやタクシーよりもモノレールの利用がおすすめです。

まだ沖縄に行ったことがない人は、成田発のLCCや各航空会社の早割を利用したコストパフォーマンスの高い旅を考えてみましょう。

航空運賃を浮かせた分で、旅先のグルメやエンターティメントをたっぷりと楽しむのもよいですね。