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羽田空港からLCCを使って海外へ行こう。就航路線や注意点を紹介

羽田空港からLCCを使って海外へ行こう。就航路線や注意点を紹介

羽田空港からLCCを使うとよりお得に海外旅行を楽しむことができます。料金の安さが魅力のLCCですが、デメリットを踏まえた上で決める必要があるでしょう。国内線で活躍するリーズナブルな航空会社・路線についても紹介します。

この記事は2018年10月17日時点の情報をもとに執筆しています。

羽田空港国際線で複数のLCCが運行中

運営やサービスの効率化によって航空運賃の低価格を実現する格安航空会社(LCC)は、今や日本でもすっかり定着しました。

羽田空港の国際線では多くのLCCが運航し、リーズナブルに海外旅行を楽しむ人が増えています。

羽田空港国際線で複数のLCCが運行中

2010年からLCC就航が本格化

日本でLCCの運航が本格化したのは、マレーシアの格安航空会社『エアアジアX』が羽田空港に就航した2010年以降です。

韓国や中国をはじめとするアジアのLCCが日本市場に次々と参入し、日本を訪れる外国人観光客の増加に一役買ったといえるでしょう。

現在のところ、羽田空港国際線では、エアアジアX・ピーチ・春秋航空・タイガーエア台湾・香港エクスプレスなどのLCCが運航しています。

近年はLCC機材がめざましい進化を遂げており、今後は日本に近いアジアに限らず、就航が難しい地域への路線もどんどん開拓されていくでしょう。

国内線にLCCはない

国内線には、ANA、JALなどの大手航空会社をはじめ、北海道に本社を置く『エアドゥ』や九州を本拠地とする『スターフライヤー』など多くの航空会社があります。

しかし、現在のところ国内線にLCCはありません。

よく「日本の航空運賃は高い」といわれますが、各航空会社は、独自のサービスや割引制度を導入することで、航空券をより安く提供しています。

札幌はエアドゥ、沖縄や福岡はスカイマークが安い

LCCではありませんが、国内線では『エアドゥ』や『スカイマーク』が格安の国内航空会社として有名です。

『エアドゥ』は、北海道の翼として、羽田空港と北海道の6つの空港をつないでいます。

『羽田-札幌(新千歳)』のフライトは1日12往復で、出発75日前の予約で9190円~(2018年10月時点)という安さを誇るのが特徴です。

一方、『スカイマーク』は、福岡や鹿児島、那覇などに路線を持ちます。早割はありませんが、空席予測数で価格が変動する割引制度を導入し、航空券の低価格化を目指しています。

福岡行きは多い日で1日に11便、沖縄は1日に6便あり、ビジネスパーソンや旅行者に支持されています。

大阪伊丹はJALかANAのみ

羽田空港から伊丹空港までの便は、JALかANAのみで、その他の航空会社の運航はありません。

所要時間は約1時間とスピーディーで、新幹線利用時に比べても、時間を大幅に短縮できるのが魅力です。

特筆すべきは、その便数の多さでしょう。JAL、ANAともに多い日では15便のフライトがあり、各社ほぼ1時間おきとなっています。

航空券をより安く購入するには、各社の早割を利用するのがおすすめです。

羽田からLCCに乗って行ける国

LCCは羽田空港国際線のみの運航です。実際にどのような国に渡航できるのでしょうか。

また、羽田空港は国内線と国際線が分かれているので、出発の前にターミナルビルの位置を確認しておきましょう。

羽田からLCCに乗って行ける国

韓国、台湾、上海などに就航

現在、羽田空港で利用できるLCC及び渡航できる国は主に短・中距離のアジア地域となっています。

春秋航空(上海)
エアアジアX(クアラルンプール)
ピーチ・アビエーション(ソウル・上海・台北)
タイガーエア台湾(台北)
香港エクスプレス航空(香港)

乗り場はすべて国際線専用ターミナル

LCCに限らず、国際線は全て『羽田空港国際線旅客ターミナル』からの出発です。

京急線利用の場合は『羽田空港国際線ターミナル駅』、東京モノレール利用の場合は『羽田空港国際線ビル駅』で下車してください。

またマイカーの人は、『国際線駐車場』を利用しましょう。

国際線駐車場は、入場から7時間までは30分150円の駐車料金がかかります。ただし、入庫から30分以内の出庫は無料です。

また、駐車スペースも3000台と限られているため、繁忙期は有料ですが予約がおすすめです。

LCCの特徴を把握し判断しよう

『LCC=安い』というイメージがありますが、安さ以外に他の航空会社とどこが違うのでしょうか。LCCの安さの理由やメリット・デメリットを知りましょう。

LCCの特徴を把握し判断しよう

LCCの最大のメリットは安さ

LCCの1番の魅力は運賃の安さで、大手航空会社の2割~5割の料金設定であることがほとんどです。

また、限定セールなどを利用すれば、割引率はそれ以上になることもあります。

場合によっては、国内旅行をするよりもリーズナブルに海外旅行ができてしまうのです。

デメリットを把握しておこう

LCCの安さの理由は、運営面やサービス面のコストを大きく削減している点です。

たとえば、基本的に機内食サービスはなく、希望者のみへの有料提供となっています。また1機体で運べる旅客の数を多くしているため、シートピッチが狭いという特徴もあります。

手荷物の重量制限が厳しく超過料金が徴収される、フライトのキャンセル料が高額、欠航や遅延が多いといったデメリットも挙げられるでしょう。

特に欠航時は、交通やホテル、食事などの手配を全て自分で行う必要があります。そのため、万が一のことも考えて準備を進めなければなりません。

メリット・デメリットを考慮した上で航空会社を選ぶことが重要です。

まとめ

LCCは、安全面を犠牲にすることなく、運営やサービス面でコストを削減しています。

大手航空会社のサービスに慣れた人の中には、LCCは物足りないと感じてしまう人もいるでしょう。しかし浮いたお金で、別の楽しみ方ができるかもしれません。

旅の予算や目的に合わせて、航空会社を選びましょう。
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