東京から南へ約290kmの太平洋にぷかりと浮かぶ八丈島。大島や三宅島などからなる伊豆諸島の南部に位置し、全域が東京都八丈町に属しています。
竹芝桟橋からフェリーに乗り、10時間あまりで到着できますが、伊豆諸島では唯一、羽田空港から飛行機でアクセスできます。
全日空(ANA)の定期便が羽田空港と八丈島空港との間を1日3往復。片道わずか55分で結んでいます。
「都内」とはいえ亜熱帯にあるこの島には、ゆったりとした南国の空気が流れています。連休となるゴールデンウィークを利用して八丈島を訪れてみませんか?
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【連休にオススメ】羽田から55分!東京の離島・八丈島を味わい尽くす!!
羽田空港から55分で出会える、もうひとつの「東京」
50mの透明度!「八丈ブルー」を体感せよ
八丈島といえばなんといっても澄みきった海。透明度が非常に高く、コンディションが良ければ50mにもおよびます。
その清らかな青い海は、「八丈ブルー」と呼ばれています。島の周囲にはダイビングスポットがいくつもあり、全国のダイバーに愛されています。
島内にはライセンスを持っていなくても楽しめる、シュノーケリングや体験ダイビングスポットもあります。
周辺海域に生息しているウミガメや、黒潮に乗って現れる回遊魚たちに出会えることもしばしば。八丈島を訪れたなら、ぜひ体験したいアクティビティです。
<ショップ情報>
https://www.hachijo.gr.jp/guide/
東京にある富士山「八丈富士」に登ろう
八丈富士(西山)と三原山(東山)の大きな2つの火山からできている八丈島。
このうち八丈富士は標高854mを数える伊豆諸島で最も高い山です。
その名のとおり、富士山のような左右対称の美しい山姿が特徴。400年前に噴火してからは静寂を保っています。
八丈富士は気軽に登山ができます。登山口まではクルマでアクセスでき、そこから1280段の階段を上ると、直径400m、深さ50mの火口が現れます。
その縁をなぞるようにして山頂へ。登頂後は縁を一周して「お鉢めぐり」。往復約3時間でまわれます。
難易度が低いとはいえ山頂付近は気温が低いので、サンダルなどの軽装で登るのはNG。履き慣れた運動靴を履き、ウィンドブレーカーなどの上着も忘れないでくださいね。
<登山ガイド>
https://www.hachijo.gr.jp/specials/trekking/
必食!島ならではの海の幸
八丈グルメといえば「島寿司(しまずし)」。江戸前寿司との大きな違いは「漬け(づけ)」のお魚を使っている点です。
近海で獲れたお魚を醤油ベースのタレに漬けて、からしで頂きます。トビウオやメダイ、岩のりなど、島ならではのネタも。多くの飲食店のほかスーパーなどでも手に入る島民のソウルフードです。
画像提供:一般社団法人八丈島観光協会
忘れてはいけないのが「くさや」です。
伊豆諸島に江戸時代から伝わるくさやは、塩水に魚のエキスが溶け込んだ「くさや汁」とよばれる発酵液に魚を浸した後、数日干してつくる保存食。
八丈島では元祖とされる新島からくさや汁を大切に受け継いでいるのだそうです。
原料魚は「青ムロアジ」と「トビウオ」です。
肉厚で柔らかいのが特徴で、お酒のお供にぴったり。焼くと発せられる強い香りと、くせになる独特の旨みはくさやの真骨頂。
町じゅうの飲食店で食べられるほか、お土産には真空パックの焼きくさやがオススメです。
蔵元見学も!飲み比べたい八丈焼酎
画像提供:一般社団法人八丈島観光協会
八丈島は知られざる焼酎どころでもあります。「島酒(しまざけ)」とも呼ばれる八丈焼酎は、江戸時代に流されてきた薩摩(鹿児島)の流人が製法を伝えたのが始まりとされています。
くさやなど「八丈グルメ」との相性は抜群。清冽な島の水が、その味わいを引き立てています。
現在は、島内4つの蔵元が麦や芋を中心に焼酎の製造・販売を行っています。それぞれの蔵元では、工場見学も可能。事前予約が必要なので、旅行の前に各蔵元へ問い合わせてみましょう。
<蔵元リスト>
https://www.hachijo.gr.jp/specials/shochu/
満天の星空もひとりじめ!
満天の星空も八丈島の魅力。国内には「日本一の星空」をうたうスポットがいくつもありますが、太平洋上にある八丈島はそのレベルを超えるようなスケールの星空が広がります。
人工的な明かりがとても少ないので、晴れてさえいれば360度の天体ショーが毎日楽しめます。
島内全域できれいな星空を観察することができますが、八丈富士周辺や海岸付近など、できるだけ人工物の少ないポイントに行くのがオススメ。
この写真は八重根港付近で撮影されたものですが、条件が揃えば、こんなふうに天の川がくっきり見られるかもしれません。
<八丈島の星空>https://hachijo.gr.jp/specials/starrysky/
海に浮かぶ温泉郷で、ゆったり湯めぐり
画像提供:一般社団法人八丈島観光協会
火山島である八丈島には良質な温泉があります。7つの個性あふれる温泉が、三原山(東山)の南側に分布。無料もしくは300円~500円というリーズナブルな価格で日帰り利用可能。島内で湯めぐりができてしまうのです。
一番人気は太平洋を一望できる「みはらしの湯」(大人500円)。
さえぎるものがない露天風呂で絶景をじっくり堪能できる温泉です。密林と渓谷の景観を楽しめる「裏見ヶ滝温泉」(無料、要水着着用)や、海を眺めながら気軽に利用できる「足湯きらめき」(無料)などもおすすめです。
各温泉施設や町役場で販売している1日周遊券「温泉一日周遊券(入湯証)」(大人600円)、八丈町営バスの車内などで購入できるバス・温泉共通券「BU・S・PA(バスパ)」(大人1,000円、2日間有効)を利用して、オトクに楽しみましょう。
<温泉ガイド>
http://www.town.hachijo.tokyo.jp/onsen/os0002.htm
自然放牧の牛たちとふれあおう
八丈島はかつて酪農の島でもありました。全盛期には500頭を超える乳牛(ホルスタイン種)がいたのですが、本土から安価な牛乳が運ばれるようになると徐々に衰退していきました。現在は、ジャージー牛を育てる新しい生産者が現れ、酪農を再興しようとしています。
八丈富士の近くにある「ふれあい牧場」では、肉牛を中心に、放牧されている牛たちを間近に観察できます。連休中はジャージー牛乳でつくったアイスクリームを味わうことも可能。三原山(東山)の雄大な景色を眺めながら、牛たちとのひとときを楽しんでください。
<ふれあい牧場>
http://www.town.hachijo.tokyo.jp/kakuka/sankan/sankan_fureai.html
連休をゆったり過ごすなら、やっぱり八丈島!
いかがでしたか?
太平洋に浮かぶ離島・八丈島には、雄大な自然が形づくる絶景や、長い歴史に裏打ちされた多様な文化やグルメなど、日常ではなかなか触れることのできない魅力が詰まっていましたね。
ゴールデンウィーク中は、沖縄やハワイなどのメジャーな南国リゾートの大混雑は必至。
比較的観光客が少ない八丈島は、気軽にゆったり南国気分を味わえる穴場といえます。
羽田空港からのアクセスの良さも嬉しいポイントですが、連休中はやや運賃が高額になります。連休直前や、連休中盤に出発するプランを選べば、比較的リーズナブルに旅ができそうです。
ピークを避けた賢いプランづくりで、八丈島をオトクに満喫してくださいね。
【八丈島 航空券情報】
└ https://travelist.jp/airport_HAC/
羽田 - 八丈島 航空券情報
└ https://travelist.jp/airport_HAC/airport_HND/