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【実録】飛行機に乗らずに楽しめる!?羽田空港で1日過ごしてみた

【実録】飛行機に乗らずに楽しめる!?羽田空港で1日過ごしてみた

24時間離着陸が可能な、眠らないエアポート・羽田空港。国内最大の航空旅客数を誇る、日本を代表する空港です。2010年に4本目の滑走路の供用が開始され、国内線・国際線ともに大幅に増便。東京オリンピック・パラリンピックに向けて、ますます便利になっています。 そんな羽田空港には、さまざまなコンテンツがいっぱい。今回は、「飛行機に乗らずに、丸一日羽田空港で過ごす」をテーマに取材を敢行しました。

この記事は2019年01月29日時点の情報をもとに執筆しています。

[10:30] 隠れたパワースポット?羽田航空神社(第1旅客ターミナル1F)


まず訪れたのは、国内線の第1旅客ターミナルにある「羽田航空神社」。少し奥まったところにあるのでなかなか知られていませんが、隠れたパワースポットになっていると聞いて、訪れてみました。

場所は、1階の郵便局やラウンジの裏手。「エアポート歯科」という歯医者さんの隣にひっそりと佇んでいました。赤いじゅうたんの先には、小さいながらも独特の雰囲気を醸し出す祠(ほこら)が。1963年、ターミナル増改築の際に建立されて以来、空の安全を守る神社として親しまれてきました。

「空の安全=落ちない」とゲンを担いで、受験生がお参りに来ることもあるんだとか。未来への「飛躍」にご利益がありそうな、学生のみならず誰にとっても参拝してみたい神社です。

[10:40] 新スポット「THE HANEDA HOUSE」が熱い!(第1旅客ターミナル5F)


お次は、第1ターミナル5階にある、羽田空港でいま最も旬なスポット「THE HANEDA HOUSE」。「通過する場所から滞在する場所へ」をコンセプトに、多彩なショップやレストランを集め、2018年末にオープンしました。先ほどの神社の脇から、直通エレベーターに乗ってすぐ。ドアの先には、シックで落ち着いた雰囲気のインテリアで統一された空間が広がります。

オーダースーツやメガネ、スポーツウエアなどのショップのほか、ボクシングフィットネスや鍼灸マッサージなど、ボディケアに関するお店が多いのも特徴です。例えば、ドライヘッドスパの「Q's for-rest」。20分(3,000円)からコースが選択可能で、気軽にヘッドスパが受けられるとあって人気のショップです。アロマの心地よい香りやヒーリング音楽の中で、日々の疲れを癒やしてもらえます。


飲食エリアも、ゆっくり楽しめるお店がずらり。EXILEが所属する芸能プロダクション・LDHが手がける「LDH kitchen THE TOKYO HANEDA」では、日替わりでライブが開催され、音楽に酔いしれながら食事ができます。滑走路を眺められる窓際の席で、夜景を楽しみながらのディナーもおすすめです。

■Q's for-rest
営業時間:10:00~21:00
お問い合わせ:03-5579-7660

■LDH kitchen THE TOKYO HANEDA
営業時間:11:00~23:00
お問い合わせ:03-5579-7461

[12:00] 鉄板!迫力の展望デッキ(第1旅客ターミナル6F・屋上/第2旅客ターミナル5F)


展望デッキは、羽田空港を訪れたら絶対に訪れたい鉄板スポット。駐機するいくつもの飛行機のほか、離着陸の様子をじっくり眺められます。

第1旅客ターミナルからは、北風の時に「着陸」、南風の時に「離陸」を見られることが多いのだそう。第2旅客ターミナルからは、北風で「離陸と着陸」、南風では「離陸」が多くなります。

羽田は、日本で一番離着陸が多い空港。平均すると、2~3分に1回のペースで離着陸が行われているので、ついつい時間を忘れて見入ってしまいます。


そしてどちらのターミナルにも、展望デッキ付近に飛行機を眺めながら食事ができるフードエリアがあります。今回は、第1旅客ターミナル6階の「スカイステーション」をセレクト。

羽田空港限定の地ビール「羽田スカイエール」(670円)を味わえます。都内のブリュワリー「T.Y. HARBOR Brewery」が醸造するクラフトビールで、爽やかな香りと軽やかな口当たりがたまりません。

ふんわりとしたソフトフランスパンにポークカツやソーセージを挟んだ「スカイドッグ」(460円。羽田スカイエールとのセットは1000円)が、ビールの味をさらに引き立ててくれます。飛行機を眺めながら、至福のひとときを過ごしましょう。

■展望デッキ
開場時間:6:30~22:00 ※天候により変更になる場合があります

■スカイステーション
営業時間:11:00~17:00
お問い合わせ:03-5757-8847

[13:30] 多彩な自動販売機エリアで、空港限定品をゲット(第2旅客ターミナル)


少しお腹が膨れたら、第2旅客ターミナルへ。地下1階の連絡通路を通るか、1階のバスのりばから出ている無料連絡バスを利用します。連絡バスは、国内線旅客ターミナル間だけでなく、国際線旅客ターミナルへの移動も可能です。


第2旅客ターミナルでは、個性あふれる自動販売機が充実していると聞きつけ、さっそく探してみました。まずは地下1階にある「よーじや羽田空港第2ターミナル店」

その中でひときわ目を引くのが、ラテアートの自販機です。「カプチーノ」(250円)を選択してしばらく待つと、出てきたカップには見事な「よーじや」ロゴのラテアートが! 飲むのがもったいなくなるような完成度です。


また、2階の出発ロビーにも、さまざまな自販機が並んでいます。九州や北陸をはじめ、各地のご当地自販機が揃っているので、見ているだけでも楽しくなります。

取材班が目をつけたのは、インスタントラーメン自販機。全国各地の袋ラーメンの中で異彩を放っていた「エアポート・羽田空港ラーメン」(250円)を購入してみました。味は、「江戸前しょうゆ味」。後日実食してみましたが、豆乳と米粉を練り込んだ優しい口当たりの麺と、とんこつしょうゆ風味のスープのハーモニーが絶妙でした!

■よーじや羽田空港第2ターミナル店
営業時間:8:00~20:00
電話番号:03-5708-3005

[14:30] 空の仕事の裏側を知ろう!JALの工場見学


JAL(日本航空)とANA(全日空)では、自社の整備場を使った工場見学ツアーを無料で開催しています。今回は、JAL工場見学~SKY MUSEUM~に参加してみました。

国内線ターミナルから東京モノレールの各駅停車に乗り、「新整備場」駅で下車。徒歩2分のところにある「JALメインテナンスセンター」が会場です。


コースは約1時間40分。最初に、現場経験のあるスタッフを講師にした「航空教室」を受講します。上映されるビデオには、「どうして飛行機は飛ぶの?」といった航空の基本や、羽田空港やスタッフの仕事に関するトリビアが満載。講師の軽妙なトークも、理解を深めてくれます。

展示エリアも充実しています。客室乗務員の歴代の制服や、それぞれの時代を彩った航空機の模型の展示など、JALの歴史を学べる「アーカイブズエリア」のほか、グランドハンドリングスタッフなどの仕事を疑似体験したり、コックピットの模型に座れる「仕事紹介エリア」、客室乗務員やパイロットの制服を着て記念撮影できる「制服体験エリア」といった体験型のコンテンツもあり、子どもから大人まで楽しめます。撮影はかないませんでしたが、昭和天皇が搭乗されたシートや、ビートルズが来日時に羽織ったハッピなど、なかなか見られないお宝もたくさんありました。

また、この時間にオリジナルグッズショップへ足を運んで、お土産をゲットしましょう。カレンダーや文房具、お菓子など、ここでしか手に入らないアイテムもあるので、要チェックです。そしていよいよ、格納庫の見学へ。扉の先では、今まさに機体の整備が行われている、活気あふれる光景が広がっていました。おもに「重整備」と呼ばれる大掛かりな作業が行われているM1格納庫では、階下の現場を見下ろしながら見学。それ以外の整備が行われているM2格納庫では、下のフロアに降りて見学できます。

間近で見上げる機体は大迫力。搭乗ロビーなどから見ているのとは違い、航空機のスケールをリアルに感じられます。また、天気がよければ、目の前で繰り広げられる離着陸の様子を眺められるのも魅力のひとつ。シャッターチャンスを逃さないようにしてくださいね。
空の安全を守る、現場の空気を体感しながら、童心に返ったようなワクワクを感じられる工場見学。あっという間の100分でした。

■JAL工場見学~SKY MUSEUM~
開催日:毎日(年末年始のぞく)
開催時間:10:00~11:40、11:30~13:10、13:00~14:40、14:30~16:10、16:00~17:40(1日5回開催)
予約方法:インターネットのみ https://www.jal.co.jp/kengaku/application/
見学料金:無料(小学生未満のお子さまの入場不可)

[17:30] 国際線ターミナルで、江戸の町並みを歩こう!(国際線旅客ターミナル4F)

工場見学の後は、再びモノレールに乗って国際線ターミナルへ。2010年に開業したターミナルには、世界中から訪れる旅行客を飽きさせない、多彩なコンテンツがあります。


エスカレーターで4階に上がると、それまでの雰囲気が一変。時代劇のワンシーンと見まがうような、江戸の町並みが広がっています。飲食・ショップが集まる「江戸小路」には、歌舞伎小屋を忠実に再現した建物を中心に、数寄屋建築の名匠・中村外二工務店が手がけた本格的な木造建築が軒を連ねています。


ちょっと小腹を満たしたいときは、「おこのみ横丁」へ。ずんだ餅などのスイーツから、江戸前寿司まで、種類豊富なフードやテイクアウトメニューが揃っています。


おこのみ横丁の奥に進むと、なにやら木造の立派な橋脚が見えてきました。これは、江戸開府とともに架けられた五街道の起点・日本橋を約1/2スケールで再現した「はねだ日本橋」。19世紀前半の日本橋をベースに、総檜(ひのき)で復元されています。

脇には、江戸の名所や風俗を描いた「江戸図屏風」の陶板壁画。先ほどの江戸小路同様、細部にいたるまで「本物」への並々ならぬこだわりを感じさせます。眼下には出発ロビーの賑わいを一望することができ、空港の喧騒から少し離れて、ぼーっと過ごせるスポットです。

[18:00] これであなたもパイロット!? リアル感満載のフライトシミュレーター(国際線ターミナル5FTIAT SKY ROAD)


はねだ日本橋を渡って左手、「TIAT SKY ROAD」の中にあるのが、国際線ターミナル名物のフライトシミュレーター。4つのシミュレーターを楽しむことができます(有料)。

お子さまでも楽しめる初級コースのほか、腕に覚えのある(?)大人に人気の上級コースまで、自分に合った難易度を選択可能。最難関の「上級C」では、強風が吹き荒れる雨の羽田空港に、制限時間以内に着陸するというハードな内容になっています。本格派シミュレーターゆえ、時々非番のパイロットも遊びに来るのだそうです。


取材班も、さっそく挑戦!「初級A」の東京遊覧飛行にトライしました。タキシングまではそれなりに操縦できましたが、離陸のシーンで操縦桿を引きすぎて、失敗。着陸シーンでも、高度を下げすぎて失敗……。なかなか難しいですが、つい何度もやりたくなってしまいます。混雑することも多いので、ゆずりあって遊んでくださいね。

■TIAT SKY ROADフライトシミュレーター
利用時間:9:00~22:00

体験と発見にあふれた羽田空港

シミュレーターの先には、24時間開放の展望デッキがあります。外はもう日が暮れて、夜景が広がっていました。長いようで短かった、羽田空港での一日が終わりました。

気づいたのは、ショップや飲食だけでなく、体験したり、発見ができるコンテンツが盛りだくさんということ。一日では回りきれないほどでした。これなら、年齢を問わず、家族や恋人、友達と気軽に遊びに来られそう。フライトの前に少し早めに到着して、羽田を満喫してから旅を始めるのもいいかもしれませんね。

取材協力
日本空港ビルデング株式会社、東京エアポートレストラン株式会社、日本航空株式会社、東京国際空港ターミナル株式会社(順不同)

文:佐藤史親
撮影:中村慎吾
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