那覇（沖縄）空港に一番近い観光スポット瀬長島へ。アクセスと魅力を紹介

瀬長島は沖縄本島南部「豊見城市（とみぐすくし）」に属する島です。那覇空港からまっすぐ南に1.5kmほどの位置にあるため、飛行機の離着陸を眺めるベストスポットとしても知られています。

「車で行ける離島」として人気を集める瀬長島についてみてみましょう。

瀬長島は古来より神々の島として知られ、聖地としてあがめられてきました。島内には「瀬長島龍宮社」という龍神をまつった拝所があります。

また沖縄創世の女神「アマミキヨ」の子、「南海大神加那志（ナンカイウフガミガナシ）」が最初に集落をつくったのもこの瀬長島です。
そのため瀬長島は「豊見城発祥の地」とも呼ばれています。

瀬長島と沖縄本島は海中道路で繋がっているため、徒歩や車で渡ることもできます。那覇空港からは車でおよそ6kmの距離なので、所要時間はほんの10分程度と至近です。

ただし島と本島を結ぶルートは1つしかないため、休日などは渋滞が発生しやすくなります。島を訪れる際は時間に余裕をもって行動しましょう。

瀬長島は周囲が1.8kmほどとコンパクトなため、徒歩で周るのも苦になりません。島の東西には整備された遊歩道が設置されており、多くの人がランニングや散歩を楽しんでいます。

島の南北を結ぶ連絡橋も、島の美しい自然を眺めながら散策するのに最適です。

瀬長島にアクセスするには車を利用しなければなりません。車をレンタルしない人は、無料シャトルバスやタクシーを利用しましょう。

瀬長島までは無料シャトルバスが運行していますが、本島での乗降場所は2つです。
・那覇空港
・赤嶺駅南口

那覇空港からバスに乗れるため、移動も便利です。

空港からタクシーを利用すれば、瀬長島までは約10分です。運賃は1,820円前後ですが、道路の状況やルートによって料金は変化します。

タクシーはコスト面でシャトルバスに劣りますが、時間を有効に使いたい人にはベターな選択です。

シャトルバスは約30分に1本ですが、午後などタイミングによっては待ち時間が長く、すぐに島へは渡れません。タクシーなら乗りたい時に乗れるうえ、乗り換えによる重い荷物の移動はなくスムーズです。

タクシー乗り場は到着ロビーを出てすぐにところにありますが、乗り場は行先や車種によって異なります。瀬長島に行くなら、7番・近・中距離タクシー乗り場を目指しましょう。

瀬長島には歴史的価値の高い遺跡や商業施設、宿泊施設などがまとまっており、市内外から多くの観光客が訪れます。

見どころはたくさんありますが、ここでは特にチェックしておきたいオススメ観光スポットを紹介します。

瀬長島の天然温泉として人気を集めているのが「龍神の湯」です。こちらは「琉球温泉 瀬長島ホテル」内にある温泉ですが、日帰り入浴も受け入れています。

温泉は地下1000mから湧き出る「ナトリウム-塩化物強塩泉」で、血行促進や冷え性に効果的です。内湯のほか美しい海を一望できる露天風呂もあり、夕暮れ時なら慶良間諸島に沈む美しい夕陽を臨めます。

・施設名：琉球温泉 龍神の湯
・住所：沖縄県豊見城市字瀬長174-5
・電話番号：0120-996-941
・営業時間：6:00～24:00
・公式サイト：https://www.resorts.co.jp/senaga/ryujinhotspring

40軒以上のカフェやショップが軒を連ねるのが、2015年にオープンした「ウミカジテラス」です。

すべて白一色に統一された建物は青い海や空とのコントラストが美しく、地中海沿岸のリゾート地のような雰囲気があります。

テラス内にはおしゃれなカフェやレストランのほか、足湯やヘッドスパ、グランピング施設などもあり、1日過ごしても飽きません。

・施設名：ウミカジテラス
・住所：沖縄県豊見城市瀬長174-6
・電話番号：098-851-7446
・営業時間：10:00～21:00
・公式サイト：https://www.umikajiterrace.com/

瀬長島で飛行機の発着陸を見たいなら、海中道路側にある展望公園がおすすめです。もともとは木が生い茂るうっそうとした場所でしたが、2015年の大規模整備で木が整えられ、芝生広場や歩道、展望台が設置されました。

現在この公園は、海中道路と並ぶ飛行機のビュースポットとして人気を集めています。特に冬場は飛行機が瀬長島側から発着するため、より迫力のある光景を楽しむことができるでしょう。

沖縄本島から気軽に行ける離島として注目を集めているのが瀬長島です。沖縄空港から至近のうえ無料シャトルバスも運行しているので、運転できない人でもアクセスしやすいです。

島内はオシャレなショップやレストランが立ち並ぶほか、絶景スポットもたくさんあります。

旅の素敵な思い出作りにはぴったりの場所なので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。