室蘭から新千歳（札幌）空港へのアクセス方法とは？バスと電車の比較と周辺地域の空港バス情報まとめ

室蘭新千歳（札幌）空港間のバスは、道南バスが運行する「高速はやぶさ号」です。
はやぶさ号最大の特徴は、停車するバス停が多いことにあります。

高速はやぶさ号のバス停
室蘭観光協会前から登別東インター前が「一般道」のバス停、高速竹浦が「道央道」にあるバス停となります。
また、一般道のバス停は「21個」もあり、室蘭市だけでなく、登別市と白老町をカバーしているのが特徴です。
一般道のバス停は予約しなくても乗車できますが、「高速竹浦からの乗車予約が必要」なので注意しましょう。

高速はやぶさ号の料金と時刻表
高速はやぶさ号の料金と所要時間、時刻表は次の通りです。

・料金…大人1,570円（片道）、2,780円（往復）
・所要時間…約2時間



新千歳（札幌）空港ターミナルビル　道南バス時刻表 より表引用

約1時間に1本運行しているので、便数が少なくて困るということは少ないでしょう。

高速はやぶさ号のメリット・デメリット
高速はやぶさ号のメリットといえる点は、空港まで乗り換えが必要ないことと、駅まで行かなくても乗車できることでしょう。
高速バスと路線バスを兼ね備えており、駅やバスターミナルに行かずに乗れるのは、自宅が駅から遠い方にとって助かるはずです。

デメリットといえる点は、一般道を長く走るため、一般の高速バスよりも渋滞する可能性が高くなります。
高速での渋滞と違い、一般道は信号や歩行者などが要因で、一時的に渋滞することが珍しくありません。
高速はやぶさ号に乗車する際は、時間に余裕を持って行動することが大切です。

特急すずらんを利用するとバスよりも「1時間」速く到着しますが、料金はバスの2倍です。
在来線では時間に大きな差はないものの、料金は400円程度高くなります。

在来線の場合、3回乗り換える必要があるので、在来線で行くのは少々厳しいといえるでしょう。
しかし、高速はやぶさ号は一般道を走る区間が長いため、室蘭駅から空港に行きたい方は、電車の方が速いことも確かです。
時間の速さを取るか、安さを取るかによって、電車とバスを使い分けると良いでしょう。

室蘭市の隣に位置する登別市は、全国に名の知られる「登別温泉」の地です。
北海道旅行の目的を登別温泉にする方は、新千歳（札幌）空港からバスがとても便利です。

登別温泉行のバスは2種類あり、新千歳（札幌）空港から登別温泉行きの「直行便」と、登別温泉にある各旅館やホテルに向かう「シャトルバスに連絡する」便があります。

＜空港発直行便・高速エアポート号＞
・「12時10分・13時15分」の1日2便の運行
・所要時間は1時間10分
・料金は片道1,370円

＜はやぶさ号連絡・登別温泉シャトルバス＞
・空港発のはやぶさ号に乗車し、登別東インター前バス停で下車
・そこから登別温泉内シャトルバスと連絡する（乗車時間約15分）
・空港発「13時50分・15時20分・16時40分発」の3便のみ連絡
・料金は片道1,370円

旅館やホテルまでの移動がとても楽になるので、空港からの旅行者にはとても便利です。
ただし、フライトは遅延が起こりやすく、乗りたいバスに間に合わない可能性もあります。
可能ならば、夕方前に到着する便に搭乗することをおすすめします。

新千歳（札幌）空港のある千歳市の隣に位置する苫小牧市は、空港からほど近い場所にあります。
そのため、苫小牧駅から空港行きへのバスは、高速バスではなく「路線バス」が適しているのです。
始発の苫小牧駅から空港までの所要時間は約1時間、料金は大人620円となります。

電車の移動は、千歳線で南千歳駅にて快速エアポート乗り換えで、所要時間は約40分、料金680円と、電車の方が圧倒的に速くて便利といえるでしょう。
しかし、自宅が苫小牧駅から遠く、近くにバス停がある場合は、路線バスの方がずっと楽に行くことができます。

室蘭、登別温泉、苫小牧から新千歳（札幌）空港へのアクセス方法についてご紹介しました。
室蘭発空港行の高速はやぶさ号は、駅から遠くバス停が近い方は特におすすめの方法です。

室蘭駅からは電車の方が速い場合もあるので、状況に応じて検討しても良いでしょう。
その点は、苫小牧から空港へのアクセスも同じなので、便利だと思うアクセス方法なら間違いありません。

そして、登別温泉は空港から宿までバスで行けるため、観光客の方にピッタリの移動方法です。
フライトとバスの時間を照らし合わせて、最適なスケジュールを立てることをおすすめします。