鹿児島空港周辺には温泉がたくさん。便利でお得な温泉情報まとめ

鹿児島県内にある温泉の源泉数は2700カ所以上、温泉地は大小あわせて100以上に上ります。

温泉湧出量の全国上位に位置する鹿児島はまさに「温泉王国」の名に相応しい県といえるでしょう。

鹿児島空港がある霧島市は、鹿児島県内でも良質な温泉が数多くあることで有名です。

空港から車で約15分の天降川沿いには、大小さまざまな湯治場が軒を連ねる「新川渓谷温泉郷」や、西郷隆盛が逗留したとして有名な「日当山温泉郷」などがあります。

少し足をのばせば、霧島温泉郷や霧島神宮温泉郷にも行くことができ、空港からほど近い場所で温泉三昧の休日を過ごすのも夢ではありません。

昔ながらの共同浴場や日帰り入浴が可能な温泉宿、貸し切りの「家族湯（家族風呂）」など、入浴スタイルが多種多様なのも鹿児島の温泉施設の特徴です。

鹿児島県の二大温泉地といわれるのが「霧島」と「指宿」です。

霧島市内には、「霧島神宮温泉郷・霧島温泉郷・妙見 安楽温泉郷・日当山温泉郷」の4つの大きな温泉郷があり、硫黄泉や炭酸水素塩泉など、個性豊かな泉質が存分に楽しめます。

一方、薩摩半島の南端に位置する指宿には、全国でも珍しい「砂むし温泉」があります。

代謝を促し、体の老廃物を排出する効果は通常の温泉以上なのだそうで、お湯に長時間入るのが苦手な人も気軽にリフレッシュできるはずです。

鹿児島空港から指宿駅まではバスで約1時間半です。

本来風情ある温泉地は静かな山奥や人里離れた場所にあるものですが、鹿児島では空港からほど近い場所にも優れた温泉地や温泉宿があります。

移動時間が少ないので週末のショートトリップに最適です。

空港から車で約30分の場所には「霧島温泉郷」があります。霧島山の懐に抱かれた風情豊かな温泉地で、道の途中にも多くの温泉が点在します。
四季折々の自然を楽しみながらドライブをするのに最適。

霧島温泉郷には温泉がいくつもありますが、中心的存在なのが「丸尾温泉（霧島温泉）」です。

泉質は硫黄泉が多く、硫黄の香りがたちこめる昔ながらの湯治場も残っています。宿で一泊し、ゆったりと湯めぐりを楽しんではいかがでしょうか。

霧島神宮周辺には、温泉宿や入浴施設が集まった「霧島神宮温泉郷」があります。

霧島温泉郷とともに国民保養温泉地に指定されており、単純温泉と硫化水素泉の良質なお湯が堪能できるとあって地元の人にも観光客にも人気です。

霧島神宮温泉郷の湯めぐりを楽しむなら「入湯霧札」（1,200円）を購入しましょう。1回で霧島神宮温泉郷の温泉施設が3回利用できます。

空港からほど近い場所にある日帰り温泉を紹介します。飛行機の搭乗前や降りた後に、温泉で汗を流してリフレッシュしましょう。

空港から車を15分走らせただけで多くの温泉地に出会えるのは温泉王国・鹿児島ならでは。

空港から車で10分、自然豊かな県道沿いには地元の人が足繁く通う入浴施設「ラムネ温泉 仙寿の里」があります。開放感溢れる露天風呂に300円で入浴できるのは魅力です。

空港から15分の霧島市隼人町には人気の日帰り入浴施設「湯の花」があります。檜風呂・ジャグジー・足湯・家族湯・露天風呂などがあるので、時間がたっぷりあるときに訪れたいですね。

また天降川沿いにある「かれい川の温」は、美肌の湯として有名な炭酸水素塩温泉で、硫黄泉が苦手な人にもおすすめ。

この他にも、「岩戸温泉」や「きのこの里 日の山温泉」など、近場には多数の日帰り温泉施設があります。

霧島市内の観光地や温泉地を巡るのに最適なのが「霧島周遊観光バス」です。

1日フリー乗車券「のったりおりたりマイプラン」は1,100円で、西郷公園や霧島温泉市場、霧島神宮などの市内の観光スポットを回ります。バスの座席が窓側に回転するので、車窓からの景観がたっぷりと満喫できます。

なお、席は予約優先で土日・祝日限定の運行です。
お得な乗車券を最大限に活用し、温泉巡りと観光を両方楽しみましょう。

鹿児島空港の国内線ターミナルビル1F通路には、天然温泉足湯「おやっとさぁ」が設置されています。県産の木材ふんだんに使われた温かみのあるスペースで、誰でも心がホッと和みます。

泉質はナトリウム・炭酸水素塩泉で、朝の9時から19時30分まで無料で利用ができます。バスの待ち時間に温まるのもいいでしょう。

空港からほど近い場所で良質な温泉が楽しめるのは鹿児島の最大の魅力。

鹿児島空港に到着した後、まずは足湯でリフレッシュし、そのまま近場の日帰り温泉に直行するというプランが立てられそうです。

休日は霧島周遊観光バスや入湯霧札などのお得なサービスを利用して、温泉巡りと観光を楽しみましょう。