鹿児島空港から福岡空港へフライト。バスや新幹線とどっちがお得？

本土最南端にある鹿児島から、九州北岸に位置する福岡・博多方面へ移動する方法は、飛行機・新幹線・高速バスの3つです。所要時間や移動コストを考慮し、旅の目的に合った手段を選びましょう。

鹿児島空港から福岡空港までの飛行距離は274kmで、所要時間は約1時間とスピーディーです。

鹿児島中央駅から出発する場合、鹿児島空港までは空港バスで約40分かかります。

また、福岡空港から博多駅までは地下鉄で6分なので、搭乗・降機手続きを含めると、総移動時間は約3時間になるでしょう。

高速バスは、移動手段の中では最もリーズナブルです。通常運賃は4000円～6500円で、WEB予約をすると500円ほど割引されます。

運行本数は平日で21往復、繁忙期や休日は24往復と非常に多く、旅のプランが立てやすいのがメリットでしょう。

鹿児島本港（高速船ターミナル）・天文館・鹿児島中央駅などから乗車でき、席は予約制です。

所要時間は昼便が4時間半～5時間、夜行便が約6時間半と、新幹線や飛行機に比べて時間がかかります。

時間を有効に使いたい人は夜行便を利用しましょう。23時台に出発し、翌朝の6時前には到着します。

陸路での最速は新幹線で、鹿児島中央駅から博多駅までは1時間16分～1時間50分です。

『新大阪駅～博多駅～鹿児島中央駅』を運行するのは山陽・九州新幹線で、みずほ・さくら・つばめの3種類があります。

『みずほ』は3つのうちでは最速で主要駅のみに停車します。鹿児島中央-博多間までは1時間16分で、飛行機に匹敵する速さといえるでしょう。

『さくら』はみずほよりも各駅停車が多く、所要時間は約1時間25分です。運行本数が多く、九州移動のメインになる新幹線です。

一方『つばめ』は、鹿児島-博多間の全駅に各駅停車するため、1時間50分かかります。

指定席利用の料金は、1万450円 （乗車券 5510円＋特急券 4940円）で、早割を利用すればよりお得になります。

鹿児島-福岡間を最短時間で移動する飛行機の料金やフライト情報を確認してみましょう。

鹿児島空港には、ANA・JAL・ピーチ・ジェットスター・ソラシドエアなど多くの航空会社の発着がありますが、鹿児島空港発の福岡便はJALのみです。

国内線ターミナルは1F～3Fまでのフロアがあり、JALのチェックインカウンターは1Fフロアの南側です。

福岡空港行きは、13時45分発の1本のみです。朝と夜の便がないためビジネスに利用しにくいのがネックでしょう。繁忙期は早めの予約をおすすめします。

鹿児島-福岡間の普通運賃は、2万800円ですが、JALの早割サービス『先得』を利用すれば、新幹線よりも安くなる場合があります。

『先得』は、28日・45日・55日・75日前までの予約で高い割引率が適用されるサービスです。たとえば28日前の予約では8400円～、75日前の予約では7900円～です。

なお、先得で予約すると、日にちの変更ができなくなる点に注意してください。

他地域から鹿児島空港に到着した後、飛行機を使わずに、新幹線または高速バスで福岡に移動することもあるでしょう。

その際は、移動にかかる時間やバス乗り場の位置を確認しておくと乗り継ぎがスムーズにいきます。

福岡・博多行きの新幹線に乗るには『鹿児島中央駅』まで移動しなければなりません。

鹿児島空港（霧島市）から鹿児島中央駅（鹿児島市）までは約40kmの距離があり、空港バスで40分、運賃は1250円です。十分な本数があるので、待ち時間が長くなることはないでしょう。鹿児島市内線は、空港のバス乗り場②からの発車です。

鹿児島空港から、高速バスに乗って福岡に移動する際は、乗り場に注意しましょう。

空港のバス停は『鹿児島空港』と『鹿児島空港南』の2つがあります。昼のノンストップ便や夜行便は、鹿児島空港を通過し、鹿児島空港南のみに停車します。

鹿児島空港のバス停は到着ロビーを出てすぐの所にあるため、非常に分かりやすいのですが、中には停まらない便があることを覚えておいてください。

鹿児島空港南のバス停は、鹿児島空港から九州自動車道に向かって徒歩10分くらい歩いた所にあります。

高速バスの予約時は、バス停までの移動時間も含め、余裕のある時間帯を選びましょう。

鹿児島空港から福岡空港までのフライトは本数が限られているため、スケジュールが合わないことがあります。

高速バスや新幹線は、飛行機よりも時間がかかりますが運行本数が多いのがメリットです。乗り継ぎが上手くいけば、飛行機よりも早く目的地に着くかもしれません。

スムーズに移動ができるように、旅のプランはしっかりと立てておきましょう。