長崎空港と福岡空港を比較。旅のルートに合わせて利用空港を決めよう

長崎観光を考えているなら、福岡空港へアクセスするのもおすすめです。ハウステンボスや対馬、雲仙など、福岡空港からアクセスできる観光地も多数あります。

長崎空港と福岡空港を結ぶ直行アクセスはないため、どちらが目的地までのアクセスが良いか確認した上で、行き帰りに使う空港を選びましょう。

長崎空港-福岡空港を結ぶ飛行機や、直行バスは設定されていません。長崎空港と福岡空港間を移動するなら、バスなどを乗り継いで移動します。

たとえば、福岡空港の国内線ターミナルから、JR久留米駅行きの西鉄バスで「高速基山」へ向かいます。西鉄バスの長崎自動車道・長崎行きへ乗り換えて、「大村木場」バス停に到着すると、長崎空港まではあと少しです。長崎空港行きのバスへ乗り換えて、約20分で空港です。

空港間を移動するルートはいくつかありますが、おおよそ2時間30分から3時間30分、料金は約3,000円です。

空港間を直接移動したい訳ではなく、中間にある観光地を見ながら移動するなら無理なく空港間の移動ができるのではないでしょうか。

長崎空港に到着し、ハウステンボスや対馬などの観光地をめぐって帰りは福岡空港から帰るなど、行き帰りの空港を帰るのもおすすめです。長崎空港寄りの観光地を最後に見たいなら長崎空港の路線を利用して帰るプランを立てるなど、臨機応変に活用できます。

行き帰りの路線を変えることで、コストの安いプランの選択肢も増えるでしょう。観光地をめぐった後に、遠い空港まで戻る必要もありません。

利用空港を選ぶ際には、出発地からのアクセスや行きたい観光地などを総合して選択しましょう。所要時間が短い方が良いなら、なるべく直行できる空港や移動時間が短いアクセス方法を調べましょう。

移動時間が短い交通手段を調べておけば、スムーズに空港から移動できます。長崎空港と福岡空港、どちらを使うか迷っているなら、まず移動時間をチェックしてみましょう。

たとえばハウステンボスなら、長崎空港からバスで約55分です。福岡空港からは同じようにバスを利用して、約2時間かかります。ハウステンボス観光をメインに考えているなら、長崎空港の方が有利です。

所要時間は気にせず、コストを重視するなら交通費をチェックしましょう。長崎空港からはハウステンボスまでバスで片道1,250円です。福岡空港からは片道2,310円かかります。

出発地から空港までの交通費も確認しておきましょう。もし、航空券が格安で手に入るなら、安いフライトを利用した方が総額も安くなります。出発地や目的地、ホテルまでの移動など交通費を計算してみましょう。

ハウステンボス・佐世保・雲仙温泉・対馬は長崎の人気観光地です。長崎と福岡どちらからのアクセスがおすすめなのか、主要な交通アクセスを紹介します。

ハウステンボスは長崎空港、福岡空港どちらも直行の高速バスが運行しています。長崎空港からは所要時間約55分で1,250円、福岡空港からは約2時間で2,310円です。

長崎空港からはハウステンボス行きの連絡船も出ており、片道2,200円でアクセスできます。所要時間は約50分です。ハウステンボスへ向かうなら、長崎空港を利用した方が所要時間・コスト両方から見てお得に利用できます。

佐世保方面へ向かうなら、長崎空港から車を利用するか、ジャンボタクシーの利用がおすすめです。長崎空港からは、乗合ジャンボタクシーで佐世保駅みなと口まで約55分で到着します。料金は片道1,700円と、バスと大差ありません。

なお、高速バスでは佐世保駅のバスセンターまで約90分です。料金は片道1,400円のため、ジャンボタクシーとほぼ変わりません。往復で利用する場合は2,500円と、少し安くなります。

長崎空港や近隣にはレンタカー会社もあり、車での移動もおすすめです。長崎空港に戻ってくる予定がなくても、「日産レンタカー」などでは「ワンウェイドライブサービス」を提供しています。違う店舗への返却ができる便利なシステムです。車では西九州自動車道や長崎自動車道を経由して、約1時間で到着します。

雲仙温泉は、諫早からのアクセスが便利です。公共交通機関を使って雲仙温泉へ向かうなら、諫早までのアクセスを比べてみましょう。長崎空港から諫早駅までは、県営バスで約45分、島鉄バスで約30分です。料金640円で諫早まで移動できます。

福岡空港からバスで諫早駅まで向かうには、まず博多駅に移動しましょう。空港から博多駅まではバスで約15分です。博多駅からは「リレーかもめ」で、武雄温泉まで移動した後、新幹線に乗り換えて諫早まで移動できます。所要時間は約100分、料金は自由席で5,000円かかります。

諫早駅からは雲仙まで路線バスに乗り、約85分で島鉄バスの雲仙までアクセスが可能です。長崎空港の方が、雲仙温泉には短時間かつ低コストで移動できます。

対馬へは、長崎空港と福岡空港どちらも飛行機でアクセスできます。

長崎空港からは1日4、5便が出ており、所要時間は約35分です。福岡空港からも1日5便が運航しており、所要時間30分から40分で対馬空港へ到着します。

船でのアクセスは、博多港から可能です。ジェットフォイルなら約2時間15分、フェリーなら約4時間40分かかります。料金は季節によって異なり、ジェットフォイルは片道9,100円、フェリーは1等で7,370円です。

長崎空港から対馬空港まではORC・ANA・JALの共同運航で、片道普通料金は16,950円です。福岡空港からはANAが運航しており、普通料金は17,600円から18,400円に設定されています。（※2023年7月時点）

コストを重視するなら、フェリーやジェットフォイルがおすすめです。空路では早割や往復割引などを活用すれば、正規料金より安く購入できます。

長崎の観光地には、長崎空港だけでなく福岡空港からもアクセスできます。ハウステンボスや佐世保、雲仙は長崎空港の方が近いですが、対馬は福岡から船も利用可能です。

出発地と空港の位置関係や、ホテルや目的の観光地などを確認して、都合の良い空港を選びましょう。