長崎空港から大阪への行き方まとめ。費用と目的地で比較しよう

長崎空港から関西方面に乗り入れるのはJAL（日本航空）、ANA（全日空）、ピーチ航空の3社です。（※2018年11月時点）

長崎空港からはどちらの空港を利用しても、所要時間は約60分と変わりません。航空会社や利用空港を選ぶ前に、それぞれの航空会社や運航便についてチェックしておきましょう。

伊丹空港（大阪国際空港）を利用する場合は、JALかANAの2択です。長崎空港からは、JAL4便、ANA3便の計7便が運航しています。

運航便は朝8時台が始発、夜は19時台が最終のため、搭乗時間の選択肢も豊富です。ただし、午前便が運航したあとは、15時台まで便がありません。昼間に移動したい人は、注意しましょう。

長崎空港公式HP：https://nagasaki-airport.jp/flight/timetable/itami.php

長崎空港からLCC（格安航空会社）を利用したい人は、ピーチ航空（ピーチアビエーション）で関西国際空港へ向かうことになります。

ピーチ航空は、関西国際空港に拠点を置き、16の国内線路線を運航する日本のLCCです。料金は格安ですが、機内サービス等は有料になるため、利用前にはサービス内容や利用規定は事前に確認しておくことをおすすめします。

また、関西国際空港では駅と連結していない『第2ターミナルビル』に乗り入れるため、空港から各地へのアクセス面でも、やや不便に感じるかもしれません。

同じ関西方面の空港なら、スカイマークを利用して『神戸空港』に向かうという方法もあります。

長崎空港からのスカイマーク便は、1日3便が運航しています。運航時間は朝7時台、14時台、17時台と分散しており、両空港間のフライト時間は、およそ1時間ほどです。

神戸空港はコンパクトな空港ながら、神戸の繁華街『三宮』から電車で20分ほどとアクセスが良いのが魅力です。三宮からは関西各方面へのアクセス手段が充実しているため、移動に困ることはないでしょう。

LCCは航空運賃が安い、というイメージがありますが、利用方法によっては「思っていたほど安くなかった」と後悔することもあります。

関西方面では関西国際空港にしか乗り入れがありませんし、『安さ』ばかりに注目すると思わぬ落とし穴にはまるかもしれません。

関西方面まで、LCCを利用した場合の注意点をみてみましょう。

LCCの多くは空席状況によって価格を変動させる『価格変動型運賃』を採用しています。

そのため、空席が多い便なら運賃は格安ですが、空席が少なければ割高です。空席状況によって価格のアップダウンが激しいので、「絶対に最安値で購入しよう」と意気込むと、購入のタイミングを逃す可能性もあります。

なるべく安くチケットを購入したいなら、こまめにHPを確認し、空席状況をチェックしましょう。運航日直前の大幅割引を狙うよりは、ほどほどに安い価格で折り合いをつけることをおすすめします。

関西国際空港は、大阪湾の人口島上に建設された空港です。豊中市にある伊丹空港と比較すると、大阪市内へのアクセス面では劣ります。

例えば大阪市内『梅田駅』を目指す場合、関西国際空港から電車を利用すると、南海特急ラピートβ46号と大阪メトロ御堂筋線を経由して、徒歩での移動を含めた所要時間は約1時間です。

一方、伊丹空港から電車を利用した場合、大阪モノレールと阪急宝塚線急行を利用すれば、徒歩での移動を含めた所要時間は約30分と、関西国際空港からの移動時間の半分ですみます。

移動費も伊丹空港が総額420円で済むのに対し、関西国際空港からの場合は総額1660円と割高です。LCCで運賃を安く抑えても、移動コストや移動時間は多めにかかると覚えておきましょう。

ピーチ航空の場合、最安料金は『シンプルピーチ』というプランです。こちらは受託手荷物1個に対し、インターネットで予約した場合は1600円、空港カウンターでチケットを購入した場合は2680円支払わなければなりません。

『バリューピーチ』『プライムピーチ』というさらに上のプランを選ぶと、それぞれ1個・2個までは無料ですが、それを超えると1600円、または2680円が必要です。

このほかチケットの座席指定や変更にも料金がかかるので、すべての料金が積み重なればあまり格安にならない可能性もあります。長崎空港からピーチ航空を利用する際には、実際のコストを計算し、他の航空会社と比較しましょう。

コストとサービスバランスを考えたうえでLCCを選べば、後悔のないフライトなります。

ピーチ航空公式HP：https://www.flypeach.com/pc/jp

関西方面への移動に利用できる空港は3つありますが、どの空港が良いかは利用者のプランや目的地によります。

航空会社を選ぶ際のポイントを紹介します。

航空会社を選ぶ際最も重要なのが、利用したい時間に運航便があるかどうかです。長崎空港からの運航便が最も多いのは伊丹空港ですが、利用したい時間帯がないなら、関西国際空港や神戸空港でチェックしてみると良いでしょう。

航空会社のメンバーでマイルを貯めたいなどの理由がなければ、旅程にあった運航便のある航空会社を選ぶことをおすすめします。

一口に関西方面に行くといっても、大阪、京都、神戸など目的地は様々です。利用空港から目的地までのアクセス時間や手段を調べ、不都合のない空港を選びましょう。

伊丹空港は大阪市内へのアクセスが良く、中心部への移動が容易です。一方、堺市や和泉市など大阪南部方面へのアクセスは、伊丹空港よりも関西国際空港の方が便利でしょう。

また、神戸空港は三宮駅まで出れば大阪・京都・兵庫方面へ移動しやすく、移動手段に不都合はありません。

徒歩での移動時間や目的地までの乗車時間を考慮して、負担のない空港を選ぶことをおすすめします。

長崎空港から関西方面を目指すなら、運航本数豊富な伊丹空港、LCCが利用できる関西国際空港、アクセスのよい神戸空港が選べます。

空港によって乗り入れる航空会社が異なるので、旅の予算や目的地・空港からのアクセス手段などを鑑みて、旅のスタイルにあった航空会社を選んでくださいね。