長崎県
壱岐空港
(壱岐空港)
空港の概要
長崎県の離島、壱岐島にある「壱岐空港」は昭和41年に滑走路1,200mを有する空港として供用を開始しました。開港された後も滑走路は延長されず、現在に至るまで1,200mで運用。かつては福岡線や対馬線が就航していましたが数年で廃止され、現在はANAとORC(オリエンタルエアブリッジ)の長崎空港との定期便が運航しています。福岡や佐賀県に近い島であることから船によるアクセス網も発達している壱岐島では、空港と併せて船も島民にとって重要な移動手段となっています。島ならではの海岸線に位置している空港周辺には美しいビーチがあるため、シーズンには多くの海水浴客でにぎわいます。
交通機関 | 乗り場 |
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バス | 1F |
タクシー | 1F |
駐車場一覧
駐車場 | 場所 | 収容台数 |
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駐車場 | ターミナルビル前 | 109台 |
料金
車種 | 時間 | 料金 |
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/ | / | 無料 |
名称 | 場所 | 営業時間 | 連絡先 |
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バジェットレンタカー | 空港外 | 8:00~18:00 | 0920-44-5658 |
空港レンタカー | 8:00~18:00 | 0920-44-5077 |
ターミナルビルを出て外階段を登ると、航空機を眺めることができる展望デッキに到着します。航空機や滑走路だけでなく管制塔も見ることができるので、待ち時間に是非立ち寄ってみましょう!
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福岡県と対馬市の間に位置する長崎県壱岐島は、南北約17km、東西約15kmの玄界灘に囲まれた人口約25,000人の小さな島です。かつて朝鮮半島や中国の渡来人との交易が行われた地として知られており、島には寺や神社をはじめ、遺跡や古墳など歴史的にも貴重な遺産が数多く残されています。対馬海流の影響を受けた温暖な海洋性気候と自然環境によって、漁業や農業が盛んに行われている壱岐島は「麦焼酎発祥の地」。島内には蔵元が点在し、16世紀から中国より伝わったとされる蒸留技術が現在も伝承されています。エメラルドグリーンの美しい海を望むことができるビーチや、荒波で削られた断崖絶壁の景観など観光資源豊富な壱岐島。そこには他国との交流によって築かれた歴史と文化が共存しています。
黒崎半島の先端にある高さ45mの玄武岩が「猿岩」と呼ばれています。そっぽを向いた猿に見える造形は人工物かと思えるほどですが、長い時を経て波や風によって造られた自然物だというのだから驚き!壱岐島誕生の神話においては、「島は生きているので、流されてしまわないように神様が8本の柱を立てて繋いだ」とされています。現在はその柱が折れ残って岩となり、そのうちのひとつがこの猿岩というわけです。駐車場脇にある壱岐市のアンテナショップ「お猿のかご屋」では、壱岐のお土産が購入できるのでこちらも是非立ち寄ってみましょう!
壱岐島の北端・勝本町にある海浜公園。天然の入江を仕切って造られた園内には可愛らしいバンドウイルカたちが飼育されています。1日3回の「ごはんタイム」には、トレーナーの解説つきでイルカたちが芸を覚える光景を見ることができ、水槽のそばに寄ることもできるため眺めているだけでも癒やされます。その他、インストラクター付きのマリンアクティビティやBBQ、園内にはアスレチックコーナーも設けられているので子連れの方にもおすすめのスポットです!
壱岐島東岸から約150m沖に浮かぶ直径60mほどの小島の上にある神社。大潮の干潮のときだけ海が割れて参道が現れる様はとても神秘的で、いつしか日本のモンサンミッシェルと呼ばれるようになりました。島は鳥の楽園となっていて、一年中海鳥や渡り鳥などが観察できるのも魅力!また、周辺の内海湾は日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」の構成要素で、櫓漕ぎ舟の遊覧船「小島伝馬船」が周遊しています。※神社は島全体が神域とされており、小枝1本といえども持ち帰ることは許されていないので気をつけましょう。
島で観光を楽しんだ後は疲れた身体をリフレッシュ!壱岐島の北西にある温泉「湯本温泉郷」は様々な温泉施設が揃う人気スポット!その歴史は古く、約1,700年前に応神天皇の産湯に使用するために神功皇后が立ち寄ったという逸話が残されています。最大の特徴は何といっても赤褐色の湯で、鉄分と塩分が豊富に含まれた源泉かけ流しの湯で疲れをとることができます。泉質はもちろんのこと、温泉からの眺めも絶景!海に浮かぶ美しい島々を夕日とセットで眺めながらお湯に浸かることができます!島の自然を体全体で感じ取ってみましょう!
神社が多く点在する壱岐島。その中の1つ「月讀神社(つきよみ)」は高い木々が生い茂る森の中にあり、パワーを感じながらまっすぐ伸びた急な石段をのぼると見えてきます。天照大御神に次いで生を受けたとされている神の月讀命(つくよみのみこと)が御祭神です。月讀命は月につかさどる存在として知られています。全国に点在する月讀神社の総本社であり、「國片主神社・覩上神社・熊野神社」を兼務されている宮司さんからは月讀神社と合わせて4つの御朱印をいただくことができます。
島に来たら是非体験しておきたい、船に乗って風を感じながら周遊できる「遊覧船プラン」もおすすめです!パワースポットとして注目されている「壱岐のモンサンミッシェル」小島神社を望む小島伝馬船では、昔ながらの手漕ぎ船スタイルで周遊することができます。島随一の透明感あふれる砂浜を有する「辰ノ島」を目指す遊覧船も人気!島の北側では玄界灘によって荒く削られた奇岩や断崖など、自然が作り出したダイナミックな光景を望むことができます。
壱岐の名物といえばウニ!ミネラルたっぷりの海藻を食べて育った濃厚で甘みたっぷりのウニは、島内のさまざまなお店で提供されており、県外からも多くの観光客が訪れます。そんな壱岐名物のウニですが、4月~6月に水揚げされる定番のムラサキウニとガゼウニを中心に、7月~10月には希少価値が高く幻のウニとも呼ばれる「赤ウニ」が水揚げされます。この赤ウニは壱岐観光にきたら是非食べておきたい一品!毎回食べられるわけではないので、チャンスがあれば時期を狙って訪れてみましょう。ウニを使った加工品のお土産もお忘れなく!
郷土料理として代表的なのが「ひきとおし」と呼ばれる鳥肉の鍋料理です。通常の鍋料理のようにごぼうや白菜などの野菜と一緒に、壱岐名物の壱州豆腐(大豆の使用量が多く甘さが特徴)と固めのそうめんが加わるのが定番スタイルです!島民の間ではお盆や正月などの祝いの場などで食され、島内のお食事処では通年提供されています。そして、鍋料理と言えば〆の雑炊!島で好まれている甘めの出汁スープを含めて最後まで存分に味わいましょう!
麦焼酎発祥の地として知られる壱岐は、多くの蔵元が島内に点在。古くから交易で栄え、16世紀に中国から伝わった蒸留技術により今日に至るまで酒造が行われています。そんな蔵元の1つ「玄海酒造」には資料館があり、壱岐焼酎が歩んできた歴史や工程などが紹介されています。試飲販売も行われているので飲み比べも可能!「発祥の地」と言われると是非現地で飲んでみたくなる!まさに旅行にぴったりの思い出になるはずです。お土産はもちろん、島のグルメと一緒に好きな時間に焼酎を嗜んでみましょう!