長崎空港から電車で目的地へ移動するには？アクセス方法まとめ

長崎空港は長崎県中央部にある大村市に位置しています。長崎市や諫早市、島原市や佐世保市など、周辺エリアへのアクセスは良好です。それでは空港からの移動にはどのような交通手段が便利なのでしょうか。

長崎空港からは各方面へ向かう路線バスや空港のリムジンバスが多く発着しています。国内線到着ロビーの出口付近には、１番から5番までのバスのりばが計5ヶ所。長崎方面（4番と5番）、ハウステンボス・佐世保・佐々木方面（2番）、大村・諫早・島原方面（3番）と行き先ごとに分かれています。JRの駅は空港からやや離れているので、重い荷物があるときは、直行バスを利用したほうが楽ですよ。

空港の最寄り駅は「JR大村駅」です。大村駅から大村線を利用すれば、長崎やハウステンボス、諫早など各方面に行くことができます。空港から大村駅までは「大村・諫早・島原方面」の路線バスかタクシーを利用しましょう。所要時間は約10分です。

大村ターミナルへはバスを利用

空港から「大村ターミナル」までは路線バスで約14分です。

「大村・諫早・島原方面」の路線バスは、空港の3番のりばからの発車で「大村駅」や「大村ターミナル前」で停車します。始発は9時台、最終は21時台で、約30分間隔で運行しているため利便性は高いといえるでしょう。

電車の場合、途中で乗り継ぎが必要になることもあります。バス利用時の時間やコストと比べながら、目的に合った交通手段を選びましょう。

大村駅から諫早駅までは大村線で約10分、料金は280円です。大村駅から「長崎行」の大村線に乗車すれば、降車不要で長崎駅まで行くこともできます。

大村駅-長崎駅間の所要時間は1時間から1時間半、料金は760円です。快速列車「シーサイドライナー（長崎行）」に乗車すれば時間が短縮できるでしょう。一方、大村駅からハウステンボスまでは「シーサイドライナー（佐世保行）」で約40分、料金は660円です。

大村駅から佐世保駅に向かう際は、各電車の行き先に注意する必要があります。大村線の快速列車「シーサイドライナー（佐世保行）」または普通列車の佐世保行に乗車すれば、乗り換えなしで佐世保駅まで行けます。

ただし、早岐行に乗車してしまうと、早岐駅で乗り換えが必要になります。なお、早岐駅から佐世保駅までは佐世保線で約10分です。

島原や博多など空港から距離のあるエリアまでは、バスと電車のどちらが便利なのでしょうか。荷物が多い場合はできるだけ乗り換えが少ないルートを選ぶことおすすめします。

先ほど紹介したように、大村駅から長崎駅までは電車でアクセス可能です。しかし、空港から大村駅までの移動やコストを考えると、最初から長崎行きの直行バスを利用したほうが便利でしょう。

長崎市方面への移動には「長崎空港線エアポートライナー（長崎バス）」または「長崎空港リムジンバス（長崎県営バス）」がおすすめです。「出島道路経由」に乗車した場合、空港から長崎駅までの所要時間は約43分、中華街などがある「長崎新地」までは約35分とスピーディです。料金は片道1200円で、事前予約はいりません。

島原方面（島原駅）までは、大村駅から大村線で諫早駅まで行き、そこから「島原鉄道」に乗り換えます。諫早駅から島原駅までは約75分、料金は1740円です。 空港から最寄り駅（大村駅）までの移動や乗り換えの手間を考えると、やはり島原方面直行のリムジンバスを利用したほうがいいでしょう。

空港の3番のりばからは、島原方面行きの「長崎空港線（島鉄）」が運行しています。 長崎空港から終点の島原港までの所要時間は約2時間。諫早駅や雲仙市役所前、島原駅前などを経由します。 なお、島原駅前までは約1時間40分で、料金は1750円です。

※長崎空港線（島鉄）は2023年9月現在、全便運休となっています。詳しくは公式Webサイトをご確認ください。
公式Webサイト：https://www.shimatetsu.co.jp/bus/airport/

大村駅から博多駅までは乗り換えが数回ありますが、すべてJR線で完結します。まず、新大村駅まで普通列車で移動し、新大村駅から武雄温泉行の西九州新幹線に乗り換えましょう。そして武雄温泉駅から博多駅まで特急リレーかもめを利用します。

大村駅から博多駅までの所要時間は約1時間30分で、指定席利用時の料金は4910円 （乗車券 2170円+指定席 2740円）です。

長崎空港からの移動には、電車とバスの両方が利用できます。ただし、電車の場合、空港から最寄り駅まではバスかタクシーを使わなければなりません。その分のコストも発生します。乗り換えが多くなればなるほど、大きな荷物を持っての移動が困難になるため、便利な直行のバスを積極的に活用しましょう。