国東半島の海沿いに立地する大分空港、そして別府湾を囲むように陸路の続く大分市。高速道路の大分空港道路が開通したとはいえ、大分市内から大分空港まで決して便がいいとは言い難い状況でもあります。
ただ大分県の地図を見た時に、ぐるりと海沿いを走る陸路ではなく、船などによる海路でショートカット的に向かえばもっと早く大分空港まで行けるのでは?というイメージを持たれる方もいるかもしれません。
そうなんです。実は過去に、大分市⇔大分空港間に「ホーバーフェリー」という名称で、ホバークラフトを利用した船便が就航していたのです。
そのホバークラフトでの移動時間は大分⇔大分空港間で、なんと約30分!現在の半分程度の時間でアクセスすることができたのです。
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大分⇔大分空港間の移動に便利そうな船でのアクセスについて
空港アクセスに便利だったホバークラフト
そもそもホバークラフトって何?
「ホバークラフト」と聞いて、パッとその姿やどんな乗り物かをイメージできない方もいるのではないでしょうか。
ホバークラフトは、水上を浮かんで進む船なのです。ただ船とはいっても浮かんで進むので、平坦であれば陸上でも雪上でも進むことが出来ます。
その仕組みは、船底から高圧の空気を噴出して、その空気の力で船体を浮かべ、飛行機のようにプロペラを使って高速で進みます。
日本では主に水上を走ることが多いため、法律上は船舶という位置づけになっています。
ホバークラフトは、水上を浮かんで進む船なのです。ただ船とはいっても浮かんで進むので、平坦であれば陸上でも雪上でも進むことが出来ます。
その仕組みは、船底から高圧の空気を噴出して、その空気の力で船体を浮かべ、飛行機のようにプロペラを使って高速で進みます。
日本では主に水上を走ることが多いため、法律上は船舶という位置づけになっています。
なぜ、大分⇔大分空港間を早くて便利に移動できる船便が無くなったの?
実は大分空港が開港された当時は、現在のように大分空港道路はなく、大分市内から大分空港まで陸路で行くのは、渋滞などの影響もあり非常に大変でした。
しかし、船による海上輸送であれば、渋滞の影響を受けずにスムーズに行くことが出来たため、大分空港までの足として重宝されていました。
ただ、そこから陸路がどんどんと整備され、利便性が高まっていったことから利用客が減っていき、経営が立ち行かなくなったというのが大きな理由になります。
また、ホバークラフトはその仕組みから非常に燃費が悪く、部品の維持コストも高かったことから、経済性に問題があったこと、
そして、運行時の騒音の大きさや潮の吹き上げなどの要因もあって、国内外問わず旅客運搬用としての利用は減少傾向にありました。
その減少傾向の状況にあわせて、メーカーから部品供給の打ち切りが発表されたことも理由のひとつとして挙げられます。
しかし、船による海上輸送であれば、渋滞の影響を受けずにスムーズに行くことが出来たため、大分空港までの足として重宝されていました。
ただ、そこから陸路がどんどんと整備され、利便性が高まっていったことから利用客が減っていき、経営が立ち行かなくなったというのが大きな理由になります。
また、ホバークラフトはその仕組みから非常に燃費が悪く、部品の維持コストも高かったことから、経済性に問題があったこと、
そして、運行時の騒音の大きさや潮の吹き上げなどの要因もあって、国内外問わず旅客運搬用としての利用は減少傾向にありました。
その減少傾向の状況にあわせて、メーカーから部品供給の打ち切りが発表されたことも理由のひとつとして挙げられます。
今後の大分空港への船での海上輸送の可能性
ホバークラフトが廃止された後は、大分空港までのアクセスは船ではなくバスがメインになっていますが、昔に比べると便利になったとはいえ、やはり約1時間かかる移動にはビジネス利用を中心に改善要望が出ています。
そこで県では、大分空港への船による新たな海上交通の研究会を立ち上げ、高速艇導入の実現性もちろん、発着候補地や運賃などとあわせて検討しています。
そこで県では、大分空港への船による新たな海上交通の研究会を立ち上げ、高速艇導入の実現性もちろん、発着候補地や運賃などとあわせて検討しています。
まとめ
以上、大分空港からの船でのアクセスを、過去、現在、今後についてまとめてみましたが、大分空港利用者の視点で見れば、移動の利便性は高いにこしたことはありませんよね。
もし、高速艇など船による海上交通があれば大分空港⇔大分間のアクセスは向上するはず。今後の動きに注目したいですね。
もし、高速艇など船による海上交通があれば大分空港⇔大分間のアクセスは向上するはず。今後の動きに注目したいですね。