大分空港の最寄り駅ってどこ？大分空港までのアクセスは？

大分空港に直接行ける最寄り駅はありません。

最も近い駅は、JR九州・日豊本線の「杵築駅」となります。大分空港から杵築駅までの距離は約20キロ、車で約30分ほどの場所になります。
大分空港から杵築駅までのバスは路線バスがありますが、本数もかなり少ないので路線バスを利用することはあまり推奨できません。

そこで、空港特急バスを利用した場合の近い駅についてですが、一番近いのはＪR九州・日豊本線の日出（ひじ）駅になります。バス停から600mほどの距離のところに日出駅があり、ホテル＆リゾーツ 別府湾前のバス停から1kmほどのところに豊後豊岡駅があります。
しかし日出駅も豊後豊岡駅も「ソニック」や「にちりん」などの特急は停車しないので、特急利用の際には特急停車駅まで電車で移動する必要があります。

大分空港から一番近くにある特急の停まる駅は「亀川駅」です。

大分空港から空港特急バスに乗り、亀川バス停で降りて、亀川駅で乗り換えます。

亀川駅には最長で博多駅~佐伯間を、 鹿児島本線・日豊本線をまたいで運行する特急列車「ソニック」号や、こちらも最長で博多駅~宮崎空港駅間を、鹿児島本線・日豊本線・宮崎空港線をまたいで運行する特急列車「にちりん」号が停車します。

ただし一部電車は停止しないので注意が必要です。

では、亀川駅にはどのくらいの頻度で特急が停車するのでしょうか？

まず博多・小倉方面（上り）の平日の場合、特急（ソニック号・博多・中津行き）が停車するのは7時、9時、12時、16時、17時、19時台に博多行き、23時台に中津行きがそれぞれ１本のみとなります。もし乗りたい特急を逃してしまうと、旅行の貴重な1日を棒に振ってしまうかもしれません。

別府・大分・宮崎空港方面（下り）の場合、ソニック号大分行きと、にちりん号宮崎空港行きの２本が朝７時台到着します。それ以外は11時、14時、18時、22時、23時台にソニック号大分行きが１本到着するのみです。

こちらの本数も限られており、乗り遅れることはできませんね。空港特急バスの乗車前には亀川駅への到着時刻を確認することをおすすめします。

そこで、特急が停車する駅でかつ空港特急バスが止まる駅になりますが、それは別府駅と大分駅になります。
別府駅前には停車するバスが減りますが、別府駅まで歩いていける別府北浜と大分駅前には、空港特急バスエアライナーが本数多く止まり、大分駅前についてはノンストップ便も走っています。

運賃は別府北浜・別府駅前までが1,500円、大分駅前が1,550円となり、所要時間は当日の交通状況にも左右されますが、別府北浜までが45分と48分、別府駅前までが50分程度。

大分駅前が通常便で65分、ノンストップ便で1時間程度となります。

大分で鉄道を使う際には、大分空港の最寄駅の杵築駅に行くよりも空港特急バスエアライナーに乗って別府駅か大分駅まで向かう方が便利だと言えます。

大分空港から大分駅までの空港特急バス「エアライナー」への乗車方法ですが、大分空港に到着した後、大分交通カウンターの券売機か乗車時に現金で購入します。大分交通カウンターの券売機は「PiTaPa」を除く各種交通系ICカードおよびEdyで乗車券を買うことが出来ます。また、一部路線のバス車内では片道運賃の支払いを交通系ICカードでできます。

乗車券を購入後、大分空港出口にほど近い1・2番バス乗り場にて乗車できます。乗車券は先着順で、座席も乗車した順で空いている席に座るので、特に予約の必要はありません。

以上、大分で鉄道を使って旅をする場合、大分空港から駅までは、空港特急バスエアライナーを使って別府駅もしくは大分駅に向かうことが最もおすすめの方法となります。

また、別府は温泉地としても有名ですし、大分市に関しては駅の再開発や最近できた大分県立美術館など話題のスポットも多いので、別府駅や大分駅を起点に別の場所に向かうだけでなく、その場所自体を楽しむこともできます。

今回ご紹介したエアライナーのほかにも、人気の観光スポットである湯布院の由布院駅前バスセンターへのノンストップ便や、美味しい海の幸や風光明媚な自然が楽しめる佐伯駅、全国の八幡宮の総本社である宇佐神宮がある宇佐駅、黒田官兵衛と福沢諭吉のゆかりの地である中津駅など、大分の各所・各駅へ向う空港バスもあります。

「大分」とひと言でいっても見どころも多く広いので、旅の目的や訪れる場所にあわせて、その起点となる場所まで空港バスを活用し、その場所の駅から電車を使って別の場所へ移動する。そんな旅の楽しみ方も検討されてはいかがでしょうか。