函館空港から札幌までの移動方法。移動時間と料金で比較しよう

函館から札幌までは『函館空港』を利用して飛行機で移動ができます。

札幌・千歳エリアの主な空港といえば『新千歳空港』が有名ですが、道内の移動には、札幌市街地からほど近い『札幌丘珠空港』もよく利用されています。

函館空港からは『新千歳空港』または『札幌丘珠空港』への直行便が運航しています。

函館-新千歳間はANAの運航で、フライトは1日2便です。
一方、函館-丘珠間は1日6本ほどのフライトがあり、全てJALの運航です。

所要時間はどちらも約40分ですが、各空港から札幌市街地までの移動時間が異なります。

札幌市街地に近いのは『札幌丘珠空港』です。フライト数が多く、且つアクセス利便性が高いことから多くの人がこの路線を利用しています。

札幌市街地までの移動時間を比べてみましょう。

新千歳空港から、札幌駅市街地（札幌駅・すすきのなど）までは北都交通および北海道中央バスのリムジンバスが出ており、料金は片道1,100円で所要時間は1時間強です。

電車の場合、新千歳空港はJRの『新千歳空港駅』と直結しているので、札幌駅まで約37分、片道1,150円で移動ができます。

札幌丘珠空港から札幌駅までは北都交通のリムジンバスで約30分、料金は700円です。地下鉄東豊線『栄町駅』までは路線バスで5分なので、地下鉄に乗り換えることも可能です。

以上から、札幌丘珠空港のほうが若干便利であることが分かります。

函館空港から電車またはバスで移動する方法も検討してみましょう。

飛行機のような搭乗手続きや降機手続きが不要な上、車窓の景色が楽しめるのがメリットです。ただし、時間がかかる可能性があるため、スケジュールに余裕がある人向きでしょう。

函館空港から函館駅までは、函館帝館バスのシャトルバスで移動できます。所要時間は最速で20分、料金は500円です。

飛行機の発着に合わせて運行しているため、長く待たされることは少ないでしょう。始発は7~8時台、最終は19時台です。

函館駅からは、札幌行きの特急列車『スーパー北斗』に乗車しましょう。

スーパー北斗は、函館-札幌間を函館本線・室蘭本線・千歳線経由で運行する特急で、所要時間は4時間弱、運賃は8,910円（運賃6,270円+指定席特急2,640円）です。

函館駅から札幌市街地までは高速バスも運行しています。所要時間は約5時間30分強で、函館空港近くの『湯の川温泉』や『五稜郭駅前』でも乗車が可能です。

• 高速はこだて号：片道4,900円・往復8,740円
• 函館特急ニュースター号：片道4,800円、ネットや事前払いで割引運賃を適用できます。

『函館特急ニュースター号』は札幌駅の他『市電すすきの前』で降車できるのがポイントです。

どちらもゆったりとした3列シートで、長時間でも快適に過ごせるサービス（ブランケット・トイレ・無料Wi-Fi）が充実しています。

高速はこだて号
北都交通公式サイト:https://www.hokto.co.jp/b_hako.htm
函館特急ニュースター号
北海道バス公式サイト:http://www.hokkaidoubus-newstar.jp/bus/price

函館空港周辺でレンタカーを借り、札幌まで車で移動する方法もあります。途中、さまざまな観光スポットに立ち寄れるのがメリットでしょう。

高速道路経由は4時間以上、一般道路は5時間以上が目安です。道路状況はもちろん、立ち寄る場所によって走行距離や所要時間は変わってきます。途中でこまめに休憩をはさみながら、無理のない運転をしましょう。

高速道路を使う場合、大沼公園・八雲・長万部・虻田洞爺湖・室蘭・苫小牧を経由します。海岸沿いを走る迂回ルートのため、時間はかかりますが運転は楽です。

おすすめの観光スポットは洞爺湖の南に位置する『有珠山（うすざん）』です。有珠山サービスエリアで休憩し、有珠山や噴火湾などの美しい景色を堪能しましょう！

また、亀田郡七飯町にある『大沼公園』は紅葉の美しいスポットとして知られます。秋であれば大沼湖畔で散歩を楽しむのもいいですね。明治創業の老舗だんご店『元祖大沼だんご沼の家』で、大沼だんごも購入しましょう。

この他にも道の駅や観光スポットは多数あります。地図を見ながら立ち寄りたい場所をチェックしてみましょう。

速さを重視するか、コストを重視するかで最適な移動ルートや交通手段が変わってきます。

札幌にいち早く到着したい場合は飛行機を、自由な北海道観光を楽しみたい人は車での移動を検討してみましょう。電車での移動では、車窓の景色を眺めながら駅弁を堪能する楽しみもありますね。