広島空港から三原駅までのアクセス。電車・バス・タクシーどれが便利？

広島空港と三原駅は、広島県南部に位置する『三原市』にあります。

瀬戸内海に面する三原市は『浮城』の異名を持つ『三原城』のもと栄えた城下町です。当時の風情を感じさせる街並みのほか、桜・紅葉も楽しめる魅力的な観光スポットを持つ街として、人気を集めています。

三原城本丸を横切るように建てられた三原駅は『山陽新幹線』『山陽本線』『呉線』が乗り入れており、各方面へのアクセスが便利です。

広島空港から三原駅まで、電車を使ってのアクセス方法をみてみましょう。

三原駅と同じ三原市内にあるとはいえ、広島空港は山上を切り開いて作られた空港です。空港周辺に鉄道路線はなく、最寄駅となる『白市駅』でも、10kmほど離れています。

東広島市寄りの広島空港から、瀬戸内海側の三原駅に向かうには、いったん白市駅に出て山陽本線を利用するのがベストでしょう。

広島空港では、広島各方面へのJRでの移動を推奨しており、白市駅を起点としたアクセスルートを『白市ルート』と命名しました。白市ルートは、広島市に頻発する渋滞の影響を受けにくく、定時制が高いのがメリットです。

白市駅からは『糸崎行』に乗車すれば、4つ目が三原駅となります。所要時間はおよそ28分、料金は580円です。
白市駅からの電車は1時間に2本程度
広島空港ターミナルビル正面のバス乗り場では、4番に白市駅行のバスが停車します。バス利用料金は、大人1人片道390円、所要時間約15分です。

運行便数は1時間に1本から2本程度なので、乗り遅れると次の便まで長時間待つことになります。くれぐれも遅れないよう、注意してくださいね。

広島空港からリムジンバスを利用すれば、ダイレクトに三原駅を目指せます。「乗り継ぎを考えて行動するのが面倒」という人はリムジンバスを利用してみてはいかがでしょうか。

広島空港から三原駅までをダイレクトに結ぶ『エアポートリムジン』を運行しているのは、『中国バス』です。

広島空港を出た後は、『舟木橋北』『警察署前』といったバス停を経由し、最終目的地『三原駅前』バス停は8つ目です。このバスを利用すれば、三原駅までは約38分で到着し、料金は820円かかります。
1時間に1本以下、時刻表をチェック
乗り換えなく便利なエアポートリムジンバスですが、1日の運行本数が11本のみ、というのがネックです。

広島空港のバス乗り場は、到着フロアと同じ1階の、空港ターミナルビルを出てすぐの場所にあります。空港ターミナルビル向かって左から、タクシー乗り場・4・3・2・1番バス乗り場と並んでいるので、3番バス乗り場を目指しましょう。

「降機手続きが終わったら、すぐに空港を出たい」あるいは「時間に縛られずに自由に移動したい」という人は、広島空港から三原駅まで、タクシーを利用する方法もあります。

タクシーを使った場合の時間と料金をみてみましょう。

広島空港から三原駅まではおよそ23kmの距離があり、県道と国道を経由して進めば、およそ30分で到着します。

ただし、国道は交通量が多く、タイミングによっては渋滞も考えられます。タクシーだからと安心せず、所要時間は多めにみておきましょう。

『広島エアポート交通株式会社』を利用した場合、三原駅までの中型タクシー料金は7000円です。

こちらの会社では空港から各地への料金をHPで事前に提示しています。

メーターが上がるたびにドキドキしたり、料金について心配をしたりしたくない人は、広島空港から三原駅までの料金を明示しているタクシー会社を予約してはいかがでしょうか。

広島エアポート交通株式会社：http://www.h-airport-taxi.jp/fee.htm

三原駅と広島空港は同一市内にありますが、三原駅は瀬戸内海沿岸、広島空港は山間部と離れており、移動には時間がかかります。

空港からはリムジンバスが出ているので、利用すれば乗り換えなく移動でき、不便もないでしょう。ただし、便数は多くないので事前に時刻表を確認しておくことをおすすめします。

また、タクシーを利用する際は、定額プラン設定のある会社を選べば、料金に不安なく利用できます。ただし、エアポートリムジンバスと比較すると割高になるため、時間があえばバスの利用がおすすめです。

三原駅には新幹線が停車するうえ、山陽本線・呉線が利用できるため、各地への移動には便利です。駅近くには港もあるので、広島観光の拠点として活用してはいかがでしょうか。