広島空港から成田空港への運航便は？春秋航空なら5000円以下も

広島空港から成田国際空港までは、飛行距離約690km、所要時間は1時間30分ほどです。両空港間を運航している航空会社は3社あり、うち2社が日本の航空会社、1社は海外資本の航空会社です。

それぞれの特徴を把握して、サービスやコストで納得できるものを選びましょう。

広島空港-成田国際空港間は、フルサービスキャリアのANA（全日空）、日本の地域航空会社IBEX（アイベックス）、LCC（格安航空会社）の春秋航空の3社が運航しています。

1日の運航便数は、ANAとIBEXのコードシェア便が1便、春秋航空が2便の計3便となっており、LCCの方が便数は多くなっています。（※2018年11月時点）
ANA便とIBEXコードシェア便の違い
コードシェア便は、2社以上の航空会社が共同で運航する飛行機です。共同運航といっても、機体やサービスなどは単独の航空会社が受け持つため、客室乗務員や機材は通常のフライトと同じです。

広島空港-成田国際空港間を運航する『ANA-IBEXコードシェア便』に関しては、機体やサービスはすべてIBEXが受け持ちます。そのためANAのチケットを持っていても『IBEX』と記された飛行機に搭乗しなければなりません。

ただし、ANA便名で予約していれば、ANAのチェックインカウンターやラウンジが利用できるほか、マイルも貯まります。搭乗する機体が変わるだけなので、特に不便は感じないでしょう。

2018年10月から19年1月末までの運航時刻表によると、春秋航空は11時50分発と19時45分発、ANAとIBEXのコードシェア便は14時20分発です。

午前・昼・夕方と必ず1便は運航しているので、バランスのよいフライトスケジュールといえるでしょう。

ただし、最も早い便でも出発は正午前です。早朝から成田に向かいたい人は、前日便で出発するか、羽田空港行を検討しましょう。

広島空港から成田国際空港へは、大手航空会社とLCCを利用できます。それぞれを利用した場合、航空運賃はどのように変わるのでしょうか。

LCC春秋航空便を、1カ月前までに早期予約で購入した場合、『ラッキースプリング』の利用で、4980円です。ラッキースプリングの場合、機内に持ち込める荷物は、三辺の和が115cm以内、重量は最大7kgまでとなっています。

また、LCCの低価格はサービスを省くことで実現されています。春秋航空では座席指定や機内サービスはすべて有料のうえ、路線の変更や払戻もできません。チケットを購入する前に利用規定を確認し、納得したうえで利用を検討しましょう。
ANAは早期予約でも1万円超え
ANAには早期予約・購入するほど割引率が高くなる『スーパーバリュー』という早割プランがあります。こちらを利用した場合の広島空港-成田国際空港間の運賃は、1万1140円です。

普通運賃が3万3000円台であることを考えると破格の安さですが、LCCよりは高くなります。

チケット予約が搭乗直前になっても、春秋航空ならタイミングがあえば6000円台、またはそれ以下でチケットを購入できる場合もあります。

春秋航空をはじめとするLCC会社の多くは、空席数に合わせて運賃を設定する『空席連動型』と呼ばれるシステムを採用しています。そのため、直前でも空席が多ければ、格安価格でチケットを購入できる場合があるのです。

ただし、通常は搭乗日が近づくにつれ空席が減り、価格は上がっていきます。こまめにHPをチェックして、ベストなタイミングを見計らってくださいね。

公式HP：https://jp.ch.com/

広島空港から東京に向かうなら、『羽田空港を利用する』という方法もあります。羽田空港は東京都内にあり、東京中心部や郊外への移動も容易な、アクセス抜群の空港です。

旅程を立てるときは、併せて羽田空港への運航時刻表もチェックしておきましょう。

広島空港から羽田空港へは、JAL便・ANA便を合わせて、1日14便が乗り入れています。午前中だけでも4便、夕方18時までに6便、夜は4便が運航しているため、旅程に細かく対応できるでしょう。

LCCの利用にこだわらない、価格よりも時間が重要、という人は羽田空港行きも検討してみてはいかがでしょうか。

広島空港から成田国際空港へは、ANA、IBEXのコードシェア便と春秋航空を利用できます。中でもLCCである春秋航空は、交通費を抑えたい人の強い味方となってくれるはずです。

また、東京方面へのフライトでは、羽田空港行きの本数が多く便利です。羽田空港行なら早朝から利用できるため、旅のプランに柔軟に対応できるメリットがあります。

コスト面、運航便数などを勘案し、旅にあった航空会社を選びましょう。