山形空港から利用できるバスは豊富。目的地に合った利用方法

山形空港から山形市内へのシャトルバス『空港シャトル』が出ています。市街地へのアクセスはこのバスを利用すれば容易です。

空港シャトルを使えば山形駅へ行けるので、そこから電車を使えば仙台へも簡単にアクセスできます。時間に余裕があれば仙台も観光してみると、より中身の濃い旅行となるでしょう。

空港シャトルは山形空港から乗車して、県庁前、南高前バス停、十日町角を経由してJR山形駅東口まで行きます。

バスの時刻は山形空港の発着時刻との接続に考慮されているので、空港に到着してすぐにバスを利用することができます。

料金は大人が980円、子ども（小学生まで）が490円です。また、障がい者向けの割引もあるので、障害者手帳などがある人は乗車時に提示しましょう。

山形市内の観光スポットとしては『わらべの里歴史と文化の美術館』がおすすめです。天皇家ゆかりの品や、山形城主の武具や装飾品といった貴重な品々が展示されています。入場料は一般700円、中学生以下350円です。

また、『西蔵王公園』もおすすめです。とても広い公園で、キャンプ場・バーベキュー場・アスレチック、などがあるので家族で楽しむことができます。市街地から車で約20分とアクセスも良好です。

そしてお子さま連れの家族で訪れたいのが『山形県産業科学館』です。入館は無料で、県内の先端技術や環境について学べるコーナーが設けられています。色々なイベントも開催しているので、お子さまにとって楽しい思い出となるでしょう。

山形駅から『JR仙山線快速・仙台行』に乗れば、仙台まで約1時間15分でアクセスできます。運賃は片道で1140円です。

仙台には、奥州三名湯の一つである『秋保温泉』や、歴史にまつわる企画展を開催している『仙台市博物館』など、さまざまな観光スポットがあるので、山形空港を訪れたついでに、ぜひ足を運んでみてください。

銀山温泉は、NHK連続テレビ小説『おしん』の舞台になったことでも有名です。山形空港から出ている観光バスを利用して、銀山温泉を堪能しましょう。

山形空港から、予約不要で利用できる観光バスである『おいしい山形空港観光バス』が出ています。ちなみに『おいしい山形空港』とは、山形空港の愛称です。

このバスは山形空港と銀山温泉を結んでおり、航空便の発着時間との接続も考慮されています。銀山温泉までの運賃は大人1500円で、子供と障がい者は750円です。

時刻表は時期によって変わることがあるので、このバスの利用を検討している場合はあらかじめ公式HPからチェックしておきましょう。

公式HP：https://www.yamagata-airport.co.jp/cms/obanazawa-access/

銀山温泉のおすすめの観光名所をご紹介します。

一つ目は『白銀の滝』です。22メートルの絶壁から落ちる滝は迫力満点で、日頃の疲れが癒されるパワースポットです。この滝は温泉街の奥にある白銀公園の入り口付近にあります。

二つ目は『山の神神社』です。安産の神として知られている『木の男根』が奉納されていて、安産や夫婦円満を祈るために訪れる観光客もいます。そもそも銀山温泉は子宝温泉として有名で、夫婦で訪れる観光客が多いのです。

山形空港から蔵王、天童方面へは定期運行のバスがありませんので、完全予約制のライナーを利用する必要があります。

天童市へ向かう場合は『空港ライナー』を予約しましょう。800円で行くことができ、所要時間は約15～20分です。

蔵王温泉へ行くのは『観光ライナー』で、片道3000円で行くことができ、所要時間は約60分になります。

公式HP：https://transport.yamagata-airport.co.jp/

ライナーは予約しないと乗ることができないので、当日に利用したくなっても利用することはできません。

そのため、必ず利用前日の17時までに予約を済ませるようにしましょう。また、クレジットカード決済や電子マネーには対応しておらず、支払い方法は現金のみです。

飛行機に遅延が生じた場合は、飛行機の時間に合わせて運行してくれるので、慌てる必要はありません。

山形空港から各方面へアクセスできるバスの種類が豊富で、目的に応じて使い分けられます。しかし、選択肢が豊富だからこそ混乱してしまうこともあるので、事前の下調べは入念に行いましょう。

下調べが不十分だと、間違って全く関係ない方面のバスに乗ってしまうこともあり得ます。この記事を参考にして、山形市や仙台の観光スポットを堪能してみてください。