青森空港から就航しているFDAフジドリームエアラインズってどんな航空会社？

フジドリームエアラインズは、2008年の富士山静岡空港のオープンにあわせて設立された航空会社です。
名古屋小牧空港、富士山静岡空港、松本空港、福岡空港の4つの空港を拠点としています。
現在は14都市30路線をつないでおり、JALと協力関係にある会社として、共同運航便も運航しています。

青森空港からの就航状況
2018年12月現在、青森空港からは名古屋小牧空港まで、一日三便のフライトがあります。
○9時30分青森発→11時名古屋小牧着
○12時45分青森発→14時15分名古屋小牧着
○19時05分青森発→20時35分名古屋小牧着

FDAはLCCではない
『フジドリームエアラインズ』という社名があまり有名ではないことから勘違いをされる方も多いのですが、フジドリームエアラインズはLCCではありません。
JALやANAと同じ、フルサービスキャリア（FSC）です。
フルサービスキャリアの航空会社は、格安航空会社と明確な違いがあります。
それでは、その違いをご紹介していきましょう。

さまざまなクラスの座席を提供
まず一つ目ですが、フルサービスキャリアとは、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスなどの複数座席を提供しています。
LCCの場合、座席はクラス分けされていません。
これは、大きな違いといえるでしょう。
クラスに応じて、機内食やドリンクのサービスなどを含めた上で、運賃を設定しているのが特徴となっています。
それに対して、LCCは座席を確保することだけに特化しているため「そのほかのサービスは必要ないから、できるだけ運賃を安くしたい」というニーズに応えることが可能なのです。

広範囲の市場が事業対象
フルサービスキャリアの航空会社では、乗り継ぎのニーズも踏まえた上で路線ネットワークを構築しているというのも、ひとつの特色です。
広い範囲でのマーケットを事業対象としています。
これは、LCCとは一線を画しているということができるでしょう。

フジドリームエアラインズには、三つの特徴があります。
では、どのような特徴なのか、一つひとつ見ていきましょう。

大手航空会社とは競合しない
大手航空会社、いわゆるJALやANAなどとは競合しないことを、フジドリームエアラインズは、掲げています。
また、大手航空会社とは競わず、共存・共演を目指すために、フジドリームエアラインズは大手航空会社とは重ならない路線を組むことに注力しています。
さらに、大きな機材で多くのお客様を乗せることではなく、小さな機材で十分な利益を確保できるような運航を実施しています。
JALとは共同運航便という形をとり、共存を目指しています。

地域密着型企業として愛される会社を目指す
地域に密着した企業として、成長していきたいと考え、富士山静岡空港をベースに、静岡県民の便利さを追求する形でサービスを展開しています。
最近は、就航先の名品や名産を取り入れたサービスを実施し、地域に密着し、地元に愛される航空会社として認知されています。

余裕ある運行スケジュール
FDAは基本的に、各エリアへの往復を繰り返すスタイルをとっています。
その上で、1機は予備機として待機しているため、万が一の時にも余裕あるスケジュールで安定した運行を実現することができます。
天候や機材トラブルなど、どうしても避けられないトラブルがあっても、安心できる航空会社といえるでしょう。

フジドリームエアラインズはLCCとは違い、利用しやすい価格でしっかりとしたサービスを行っている航空会社であることが、お分かりいただけたでしょうか。
ちょっとしたお楽しみとして、フジドリームエアラインズでは「今回は何色の飛行機かな？」とワクワクできるというのも、人気の秘密となっているようです。
フジドリームエアラインズでは、日本でFDAだけが所有しているエンブラエル170と175という飛行機を所有しています。
カラーリングが異なる機体マルチカラーの機体なので、自分の搭乗する飛行機の色を楽しみにしている方も多いのです。
フジドリームエアラインズは、これからますます成長が楽しみなフルサービスキャリアの航空会社といえるでしょう。