名湯を満喫！秋田空港からアクセスできるおすすめの温泉

秋田で温泉といえばまず紹介しなくてはならないのが、「乳頭温泉郷」です。
秘湯・名湯と呼ばれる温泉地は全国に数多くありますが、秘湯の中の秘湯とも呼ばれ、日本国内のみならず世界中の温泉好きから「一度は行ってみたい温泉」として憧れの眼差しを受け続けている温泉郷です。

秋田空港からは、秋田空港~乳頭温泉の「秋田エアポートライナー」で2時間10分でアクセスできます。エアポートライナーは、空港発着の格安乗り合いタクシー。車がなくても直通で温泉郷まで行けるのは楽で助かりますね。

乳頭温泉郷は、「温泉郷」というだけあって、ひとつの温泉だけで成り立っているわけではなく、乳頭山のふもとに点在する七湯（鶴の湯、妙乃湯、黒湯温泉、蟹場温泉、孫六温泉、大釜温泉、休暇村乳頭温泉郷）のことを指します。それぞれに泉質や色が異なる独自の源泉を持っており、温泉の雰囲気もそれぞれ異なる魅力があります。

乳頭温泉郷の中でも「鶴の湯」は、現在でも茅葺き屋根の長屋「本陣」が残っています。入口から広がる風景を目にしたときには多くの人が、現代日本にこのような場所が存在していることに感動を覚えるでしょう。

温泉そのものの評判とこの歴史的な建物によって、鶴の湯は日本一予約が取れない宿とも言われています。

鶴の湯の風情あふれる混浴露天風呂は世界的にも有名で、この露天風呂に入るためだけに秋田県を訪れる人も珍しくありません。

鶴の湯以外にも、滝を見ながら露天風呂に入ることができる「妙乃湯温泉」や小学校の廃校舎を移築してつくられた「大釜温泉」など、特徴的な温泉ばかりの乳頭温泉郷。

そんな7つの湯をすべて巡ることができる「湯めぐり帖」も販売されており、宿泊客は2,000円で購入可能です。7つの湯めぐりは万病に効くと言われているので、温泉郷に来たからにはすべて巡ってみたいですね。

乳頭温泉郷公式サイト：http://www.nyuto-onsenkyo.com/index.html

通常の観光地の温泉とは異なり、療養・静養を目的としてつくられた「湯治宿」である、「玉川温泉」。
創業者が自身の皮膚病を湯治で治したことから始まった温泉は、不治の病が治ったという逸話や、ガンの治療に効くというエピソードから全国的にその名が広まり、日本屈指の治療温泉となりました。

毎分9,000リットルもの湧出量は一ヵ所のみの源泉としては日本一。泉質は世界的にも珍しいほどに強酸性です。

十和田八幡平国立公園の園内にある玉川温泉では、雄大な自然風景も楽しむことができます。紅葉も新緑もとても美しく、冬になればスキーを満喫できます。

玉川温泉の宿泊コースには食事つきのものに加えて、食事なしで自炊を行うものも用意されています。

湯治宿というと健康な人には必要ないものに思えるかもしれませんが、今の健康を維持するのにも湯治は良い方法です。

自然に囲まれながら静養したい、観光ではなく身体の底から癒されたいというような人には特におすすめしたい温泉です。

玉川温泉公式サイト：https://www.tamagawa-onsen.jp/

秋田空港からのアクセスを重視するならイチオシなのは、「秋田温泉プラザ」です。
秋田空港からは車で30分でアクセス可能、ちなみにJR秋田駅からの場合はタクシーで15分、近くに到着するバスも出ています。

「美人の湯」として親しまれている温泉宿で、美肌という点においては数ある秋田の名湯を押さえて「秋田で一番美肌になれる湯」とも言われています。

秋田市内にあるということもあって、日ごろから観光客だけではなく日帰りの地元客も集まる温泉宿です。

浴場にはジャグジーなどもあるのですが、一番人気なのは奥にあるヒノキの露天風呂。この露天風呂にあふれる温泉こそが、美肌の湯です。見た目は無色透明ですが、肌に触れるととろみがあり、いかにも肌に良さそうな印象です。

普通の温泉の場合、数日間続けて入浴することでようやく効能を感じられることが多いものですが、この美肌の湯の場合は初めて入浴したその日から肌質が変わっているのを実感できる人がほとんど。そのことも「秋田で一番美肌になれる湯」とまで言わしめる理由なのでしょうね。

女性に特に人気の温泉ですが、もちろん男湯もありますので、秋田市内に行くついでに家族で立ち寄るにもおすすめです。

秋田温泉プラザ公式サイト：https://www.akitaonsen.co.jp/

乳頭温泉郷や玉川温泉のような秘湯・名湯で知られる秋田県ですが、最後にご紹介したような良質な温泉が市内にあるというのも驚きですよね。

秋田空港を訪れる際にはぜひ今回の記事を参考に、秋田の素晴らしい温泉を満喫してみてください。