大分県北部の国東半島にある空港で、昭和32年に大分市に開港したのち昭和46年に現在の場所に移転しました。国内では羽田、名古屋、大阪など主要都市へ、海外はプサン、ソウル、台湾などアジア地域へ就航する大分県の空の玄関口です。2020年にアメリカの宇宙開発企業ヴァージン・オービット社と提携を結び、人工衛星を搭載したロケットを飛ばすアジア初の「宇宙港」になりました。別府や湯布院など有名な温泉地がある「おんせん県」らしく、空港内には源泉かけ流しの足湯があります。空港ロビーで温泉のキャラクター「おけちゃん」が迎えてくれたり、荷物受け取りのベルトコンベアに巨大なお寿司が流れていたりとユニークな空港です。空港からは大分駅や別府、湯布院など人気観光地へ向かうバスが運行しています。

大阪・兵庫にまたがる1939年開港の空港。改装が行われ1958年以降は1,828m滑走路を有する国際空港としての利用が開始されました。ソウルやバンコク、ホノルルやシドニーといったエリアを結んでいましたが、1994年に開港された「関西国際空港」に国際線を移管。3,000m滑走路を増設した現在は国内線のみが運用されています。関西の主要エリアからリムジンバスで約30分で行くことができ、北海道から沖縄まで約2時間でアクセスすることができる利便性もあり、年間を通して多くの人々が空港を利用しています。また、大阪府の池田市、豊中市と兵庫県の伊丹市をまたいだ場所にある伊丹空港は、空港ターミナルビルおよび滑走路内で県の行き来ができるのも特徴です。

大阪府南部の大阪湾に浮かぶ海上空港。関西空港を略して「関空」や空港コードKIXから「キックス」などと呼ばれます。1994年に開港し、国内はもちろん海外の多方面へ就航しています。第1ターミナルと第2ターミナルで構成されており、波打つ屋根が美しい第1ターミナルビルはパリの「ポンピドゥー・センター」やロンドンのランドマーク「ザ・シャード」を手がけた建築家レンゾ・ピアノの設計。大阪の中心から電車で1本でアクセスも良く、西日本を代表する空港として活躍しています。空港内にはたこ焼きやお好み焼きなど大阪グルメのお店がたくさん立ち並び、ブランド店やお土産ショップもあるので飛行機利用客ではなくても1日中楽しめる空港です。