大館能代空港のバス事情。料金や観光地へのアクセスを解説

大館能代（おおだてのしろ）空港は秋田県北部にある地方管理空港で、周辺には世界自然遺産の白神山地や玉川温泉といった観光名所への起点でもあります。

大館能代空港から出ている「空港リムジンバス」は秋北バスグループの秋北タクシー株式会社が運行しており、空港と大館市内を結んでいます。

空港リムジンバスの運行本数は1日3便、空港からの出発時刻は、10時25分と14時20分、18時10です。

20以上の停留所がありますが、今回は観光の起点となる主要な停留所に絞ってご紹介します。

• JR鷹ノ巣駅：所要時間 約10分　料金 290円
• 早口：　　　 所要時間 約35分　料金 600円
• 大館駅前：　 所要時間 約55分　料金 940円
• 大館鳳鳴高： 所要時間 約65分　料金 980円

公式HP：http://onj-airterminal.com/bus/

秋田県の「秋田犬の里魅力アップ促進事業」の一環として、秋北タクシー株式会社が補助を受け、2017年に車体デザインを一新しました。

秋田県と大館市のシンボルである鳳凰山と秋田犬がデザインされたかわいらしいバスです。

また、車内の運賃表示を5カ国語対応にしたり、バス停の名称を英語表記に変えたりなど、増加が予想される外国人観光客への対応も強化しています。

空港リムジンバスを利用する際に注意すべき点を説明します。

リムジンバスの出発時刻は、飛行機の発着時刻に接続しています。そのため、飛行機が遅れて到着した場合は、バスの出発時刻も合わせて変動します。また、道路や気象状況により変動する場合もあります。

空港リムジンバスの定員は30名で、予約なしでも乗車可能。しかし、連休や繁忙期などは定員オーバーで次のバスまで待たなければいけない場合もあるので、時間に余裕を持ってバス停に行きましょう。

定員超過時、増便が運行される場合もあるようです。その際、車両の準備に時間を要する場合があります。

「大館能代空港リムジンバス」が停車するバス停は、20カ所ですが、そのうちの8カ所のバス停は、ホテルに近い場所にあります。

空港から市内へ向かう場合の、バス停と最寄りのホテルは以下のとおりです。

• 「清水四丁目」大館ぽかぽか温泉ホテル
• 「中道一丁目」ホテルルートイン大館駅南
• 「大館駅前」ロイヤルホテル大館
• 「末広町」ホテルルートイン大館
• 「長倉町」グランドパークホテル大館
• 「大館市役所前」「城南小学校前」ホテルクラウンパレス秋北
• 「風呂屋町」大館グリーンホテル

上記に該当するホテルに宿泊する場合は、空港リムジンバスを利用すると便利でしょう。ただし、バスはホテルの前には停まらないので、バス停で待つ必要があります。

リムジンバスは観光地へのアクセスにも便利。空港からリムジンバスに乗車し、能代や弘前、鹿角市や小坂町へ行く方法を紹介します。

能代には国登録有形文化財である「能代市旧料亭金勇」や日本一高い天然秋田杉などの観光スポットがあり、弘前（青森県）には弘前城や岩木山神社といった観光名所があります。

大館能代空港から向かう場合は、リムジンバスに乗車し鷹ノ巣駅で降車し、JRへ乗り換えましょう。

鹿角市や小坂町もおすすめの観光スポットです。「発荷峠展望台」や、日本の滝百選にも選ばれる七滝などがあります。

鹿角市や小坂町へ行く場合は大館駅で降りましょう。大館から鹿角市までは、JRを利用して乗り換えなしで到着します。小坂町へは、大館から路線バスを利用するとよいでしょう。

大館にも、自然に恵まれた観光スポットが多くあります。

山頂からの眺めが美しい「田代岳県立自然公園」や、約2300平方メートルの土地に約500種類のバラが植栽されている「石田ローズガーデンなど、大館市内での観光も楽しんでみてください。

周辺観光地へのアクセスにも便利な空港リムジンバス。旅の目的や予算にあわせて利用しましょう！