日本で最も夜景が美しい場所として、日本三大夜景と謳われるスポットをご存じですか。この三大夜景に共通していることが、無数に瞬く市街地の灯りの背景に漆黒の海が広がり、一段とそのきらめきがアップしていること。そんな息をのむ美しさをもった日本を代表する3つの夜景をご紹介します!
日本三大夜景のひとつ目は、北海道函館の函館山からの夜景。標高334mの山頂へは、ロープウェイで約3分。車でもアクセス可能で、函館観光のメインスポットともいえる存在。標高がそんなに高くないなぁ~と思った方、それが函館夜景の美しさのひとつなんです! 夜景が最も映える角度が約10度といわれ、山頂から函館市街を見下ろす角度が、まさにこの10度なのだとか。しかも市街地から比較的近く、津軽海峡と函館港に挟まれ、暗闇に弧を描くように浮かび上がる無数の光は“星が舞い下りて来た街”と称されるほどの瞬きに満ちています。
神戸市街を望む、兵庫県の摩耶山の掬星台(きくせいだい)からの夜景も日本三大夜景のひとつ。標高約700mの摩耶山へは、ケーブルカーとロープウェイを乗り継いで行くことに。もちろん車でもアクセスが可能。オレンジやブルー、港を照らすサーチライトなど、眼下には神戸市街の光が瞬き、大阪湾の漆黒の海とのコントラストが美しい。関西国際空港や大阪、明石方面まで望める、どこまでも広がっていくような大パノラマが魅力的で“1000万ドルの夜景”とも呼ばれています。
最後のひとつが長崎の夜景。東京タワーと同じ333mの稲佐山山頂へは、ロープウェイで約5分。車でもアクセス可能。長崎の夜景の特徴は、鶴が羽を広げたような形をした長崎港を挟むように市街地の光が輝き、すり鉢状の地形をしているので立体的な夜景を楽しめるんです! ぽっかり穴が開いたような漆黒の港を中心に、その周囲に光が瞬くダイナミックな景観は“宝石箱をひっくりかえしたよう”と謳われる美しさにあふれています。
【日本三大夜景】
函館(函館山:北海道函館市) |
神戸(摩耶山:兵庫県神戸市) |
長崎(稲佐山:崎県長崎市) |