日本には100を超える空港があり、非公共用のヘリポートなども含めるとその数なんと200以上!
そんな空港の中には航空機の運航上使用される正式名称とは別に、知名度向上や利用促進などのPR目的の「愛称」が正式採用されている「おもしろネーミング空港」がたくさんあります!
そこで今回は、全国の空港から気になる愛称をピックアップ!
その由来と共にご紹介します!
まずは、そのエリアを代表する動物の名前が生かされた空港からご紹介!
ラムサール条約指定湿地にも登録されている釧路湿原を有し、特別天然記念物の丹頂鶴の名を冠した空港です。自然豊かな北海道ならではの空港なので、空港入口前には北海道に生息する動物たちのモニュメントが飾られています!
釧路湿原や阿寒摩周国立公園など、雄大な自然とグルメの宝庫として知られる釧路エリアは大人気観光地となっているので、一生に一度は是非訪れてみましょう!
長崎県 「対馬やまねこ空港」
対馬だけに生息し、絶滅も危惧される国の天然記念物であるツシマヤマネコを名称に盛り込んだもの。ツシマヤマネコは2023年現在、野生の個体数が90~100頭とされています。
島には「対馬野生生物保護センター」があり、貴重なツシマヤマネコの様子を観察したり、資料展示を見ることができます。
また、対馬は朝鮮半島と近いことから、歴史的にも文化交流が盛んに行われた背景があります。「国境グルメ」とも呼ばれる独特な食事も観光の魅力となっています!
徳島県 「徳島阿波おどり空港」
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々」と唄われる、徳島一円が踊り一色に染まる阿波おどり。盆踊りが始まりと伝わる400年以上の歴史ある祭りで、空港ターミナル外には「阿波踊り銅像」が立ち並んでいます!
毎年8月12日~15日のお盆期間に阿波踊りは開催されるので、観光客はよりいっそう雰囲気を味わうことができるはず!
熱気あふれる盆踊り体験を肌で感じてみましょう!
島根県 「出雲縁結び空港」
出雲は古代より、国づくりの神として崇められる「大国主大神」を主祭神とする出雲大社のお膝下で、縁結びの神としても崇敬されています。
ご利益新たかなことがネーミングの由縁となっており、空港のホームページにあしらわれたかわいらしいハートのロゴはとっても印象的です!
鳥取県 「米子鬼太郎空港」
“鬼太郎”とはご存知のとおり「ゲゲゲの鬼太郎」のこと。
空港がある境港市は、漫画家・水木しげるさんの出身地で、市内には水木さんの描いた妖怪の像が100体以上並ぶ「水木しげるロード」などもあります。
日本特有の「妖怪」という文化に自然に触れることができ、町おこしの一環としても重要な役割を担っています。
鳥取県 「鳥取砂丘コナン空港」
鳥取県北栄町出身の漫画家・青山剛昌さんの人気作品「名探偵コナン」にちなんだ空港。
長年続く国民的アニメは誰からも愛され、ゴールデンウイークに公開される映画は毎年大ヒットを記録し続けています。年代を問わずファンが多く、巧妙に張り巡らされた伏線やミスリードを思わせる展開は読者の心を常に好奇心で満たし続けています!
世界にアピールできる“マンガ”の強みを生かして、大きく羽ばたいてもらいたいですね。
いかがだったでしょうか?
日本には多くの空港があり、いくつかの空港にはその土地柄をユニークに表現する空港名が付けられています。今回紹介した空港の愛称は一部なので、是非ほかの空港にも注目してみてくださいね!
【今回紹介した空港】
たんちょう釧路空港(釧路空港)
対馬やまねこ空港(対馬空港)
徳島阿波おどり空港(徳島空港)
出雲縁結び空港(出雲空港)
米子鬼太郎空港(米子空港)
鳥取砂丘コナン空港(鳥取空港)