「空弁」とは、空港内で販売されているお弁当のこと。ご当地の食材や名産品などを取り入れたものが人気で、機内で食べてよし! 搭乗前のロビーで頬張ってよし! お土産として購入しても楽しめる、空港内の魅力のグルメなのです。今回は愛媛の松山空港の空弁をピックアップします!
地元、愛媛の食材にとことんこだわったのが「笹巻き鯛めし弁当874円」。水揚げされたばかりの新鮮な鯛を香ばしく焼き、減農薬で育てられる愛媛県自慢の特別栽培米「久万高原の清流米」とともに釜炊きし、地酒である純米酒「梅錦」で旨みとふっくら感を引き出した鯛めし。手作業で身をほぐし、小骨を取り除いて丁寧に仕上げられる逸品です。ひとつひとつ手巻きされた包みを開けると、ふわっと笹の香りが広がります。
松山空港でおみやげとして評判なのが、「じゃこ天」と「山田屋まんじゅう」。「じゃこ天」は、宇和島藩(現在の愛媛県宇和島市)の初代藩主が職人に作らせたことが始まりとされる、愛媛県の名産品。地元で「ハランボ」と呼ばれ親しまれているホタルジャコなどを、皮や骨も丸ごとすり身にして油で揚げた練り製品で、魚の旨みを十分に堪能できます。カルシウムが豊富に含まれているので、育ち盛りのお子さんにもおすすめ。
慶応3(1867)年に創業された山田屋の「山田屋まんじゅう」は、なんと140年以上も地元で愛され続けてきた愛媛県の銘菓。ひとつの商品だけを、当時と変わらない製法を守り一子相伝で作り続けてきた伝統の味。北海道十勝産の小豆のみを使った餡を、薄皮で包み込んだ上品な味わいは、おみやげとしても最適です。