楽しみにしていた旅行がいざ始まると疲れてしまって思うように楽しめない。そんな悩みを抱える方が意外と多いです。
友達や彼氏、彼女と旅行に行って疲れた顔をしていると、相手に「楽しくないかな?」と思われてしまい、ケンカや不仲の原因になってしまうことも。
そうならないために、旅行で疲れてしまう理由と対策をご紹介します!
旅行の疲れのおもな原因は「慣れないことをして疲れる」です。初めて食べるそ郷土料理やお酒、気候、電車やバスなど、全てが新鮮で楽しい反面、刺激が多くて無意識のうちに浸かれてしまいます。
また、旅行は案外運動量が多いものです。空港でカウンターを探したり、駅で乗り継いだり、こまごまとしていてあまり意識しなくても、1日の平均歩数の何倍も歩いているなんてことも。
さらにいつもよりも大きな荷物を持っているといつもよりも身体に負荷がかかります。新鮮さや楽しさで意識していなくても、慣れないことをしたりたくさん歩くことで疲れがたまってしまうのです。
どんなに普段仲の良い友達や彼氏でも、旅行に行くと喧嘩してしまったり、最悪の場合絶縁・破局してしまうことも。
旅行といういつもと異なる場面で普段見ることはない相手の一面を見てしまうのも原因のひとつ。数時間一緒に居るだけなら気にならないことも、何日間も一緒にいると積もり積もってイライラしてしまうこともあります。
例えば、モヤモヤしてしまうケースには以下のようなものが考えられます。
どうでしょうか?誰でも、何かしら心当たりがあるのではないでしょうか。相手が起きるのが遅かったり、反対に自分が起きれなくて待たせてしまったり、また、自分が行きたいと思っていた場所に行けなかったり。
誰かと一緒に旅すると喜びや感動を共有できて楽しいですが、すべてが思い通りにはいかないものです。つぎに、旅行で疲れてしまう具体的な理由を見ていきましょう
次に、旅行に行くと疲れてしまう原因を具体的にまとめてみましょう。前半の3つは、身体的な疲れ、後半2つは精神的な疲れになります。
疲れの内容 | 原因 |
---|---|
胃腸の疲れ | 珍しいものをついつい食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまう |
歩き疲れ | ・無意識に普段よりもかなり多く歩いている ・大きな荷物を持って歩くことが多い |
長時間の移動疲れ | 飛行機や電車に長時間同じ姿勢で乗っていると疲れる |
気疲れ | 同行者や初めて会う旅先の人々に対して気を使いすぎてしまう |
緊張疲れ | 普段目にしないものばかりで常に緊張感がある |
旅先では、つい普段よりも食べ過ぎたり、飲み過ぎてしまいがちです。旅先での胃腸の疲れは、食べ過ぎ・飲み過ぎによるものがほとんど。
地元の名産品!などと言われると、ついつい食べたくなってしまいますね。中には、お腹が空いていなくてもちょっとぐらいなら、と無理してしまうことも。
普段は朝ご飯を食べない人が、旅館の朝ご飯は美味しそうだし、残すのはもったいないから、と食べてしまうなんてこともありますよね。
せっかくの旅なので、美味しいものを満喫するのもよいですが、胃腸に負担をかけ過ぎないよう気をつけたいものです。
歩き疲れ
歩き疲れは、観光の時だけでなく移動中も起こります。駅までの道や空港ターミナルビル内、大きな駅の構内など、旅行中は何かと歩き回ることが多くなりがち。
行き帰りには普段よりも大きな荷物を持って移動する必要があり、ただ移動するだけでもくたびれてしまいます。
特に、普段あまり体を動かす習慣のない人は、どっと疲れが出やすいものです。
長時間の移動は、ずっと同じ姿勢を取り続けていなくてはならないため、座っていても疲れやすいものです。
エコノミークラス症候群を防ぐために、飛行機内では1時間ごとに脚を動かしたり、機内を歩いたりすることが推奨されますが、それでも大きく体を動かせるわけではありません。
電車移動では、さらに、揺れに合わせて転ばないよう無意識に体を緊張させたりするため、余計に疲れることもあります。
気心の知れた友達同士の旅や、カップルでの旅では、長く一緒に過ごすことでこれまで知らなかった相手の一面が見えてしまうことも。
また嫌われたくないあまり、相手に気を使いすぎてしまったり、逆に感情的になってすれ違ってしまう場合もあります。
グループ旅行や家族旅行などの団体旅行では、幹事や責任者の大人がどうしても一番気を使って行動することになります。
幹事さんや責任者の大人にとっても知らない場所で緊張しているのに、その上友人や子供に気を使って過ごすのは大変なことです。
特に、小さい子どもを連れての家族旅行では子どもが怪我をしないかなど、目を光らせていなくてはならず、ぐったりしてしまいますよね。
小さな子連れの旅や大人数の旅では、なるべく時間に余裕をもってプランを立てることをおすすめします。
旅行先では、初めての土地や初めて会う人ばかりでしょう。初めての景色は新鮮で楽しいことに変わりありませんが、一方で何が危険で何が安全なのかよくわからない場所であることも事実。
そのため、私達の精神は無意識に神経を張り詰めてしまいやすいのです。また、単純に新たに記憶に飛び込んでくる情報量が多くて頭が疲れるということもあります。
では、旅行疲れしないための対策を見ていきましょう。
胃腸の疲れには… | ・自分の普段の食事量を考えながら、食べたり飲んだりする配分を考える ・万が一の時のために、胃腸薬を持っているとベスト |
歩き疲れには… | ・旅行の計画を立てる時に、できるだけ乗り換えや歩きの少ない経路にする ・普段から適度な運動の習慣をつけ、体力をつけておく |
長時間の移動疲れには… | ・旅行会社のパックツアーで楽に旅行をする ・途中で1回休憩を入れるなど、連続して長時間移動しないプランにする |
気疲れには… | ・宿やホテルのマッサージプランなどを利用する ・夜はできるだけしっかり睡眠を取る |
緊張疲れには… | ・宿やホテルについたらお風呂に入ってリラックスする ・寝る前にストレッチをして体をほぐす |
観光中はつまむ程度にしか食べない、または飲み物だけにする、夕食がバイキングだったら絶対に食べ切れる量しか取らないなどの対策が必要。
普段の食事量を考えながら、食べたり飲んだりする配分を考えましょう。それでも胃もたれしてしまった時のために、胃薬を持っていっておくと安心です。
まず、そもそも歩き疲れないよう、歩いて移動する距離の少ないルートを考えましょう。飛行機や電車の乗り換えなどでは、あらかじめ移動ルートをしっかり調べておき、迷わないようしましょう。
移動中は歩きやすく疲れにくい靴(スニーカーなど)を履いておくと良いでしょう。観光中に可愛いヒールを履きたい場合は、別に持って行っておき、荷物を宿に置いて観光している間だけ履くなどすると疲れにくいです。
また、一日歩いた足は温泉やお風呂でじっくりほぐすことを忘れずに。足爽快シートや足ツボマッサージなど、疲れを取るグッズを持っていくのもおすすめです。
長時間の移動疲れは、旅行に行く以上ある程度は避けられないものです。そこで、旅行会社の組んでいるパックツアーなどを利用し、移動時間が最短になるようにするのも良いでしょう。
また、自分でプランを組む場合は、あまりに移動時間が長い場合は途中でご飯休憩を入れるなど、少し長めの休憩を取れるようにしておくと良いでしょう。
緊張をほぐすためには、お風呂に入る、シャワーを浴びるなどすると非常に効果的です。体を洗い、たっぷりのお湯で流すことで汚れも疲労もスッキリ落としちゃいましょう。
気持ちがリセットされ、精神的な疲れが軽減されます。温泉旅館に来た場合は、温泉をたっぷり満喫しましょう。大浴場のないホテルなどの場合は、疲労回復効果のある入浴剤などを使うとよいでしょう。
寝る前に軽くストレッチするのも、疲れで凝り固まった筋肉や血管をほぐして血行を良くしてくれるためおすすめ。
ストレッチによって血行が良くなれば、筋肉に溜まった疲労物質を溜めずに流すことができます。疲れを翌日に残さず、その日に解消できるというわけです。
旅行前に、同伴者とは旅行中どのように行動したいか、最優先させたいことは何なのかなど、お互いにしっかり確認しておくのも気疲れを増やさない対策の一つです。美味しい食事やお酒、温泉、旅先でのアクティビティを思いっきり楽しんで、気持ちをリフレッシュさせるのが一番です。
それでも、疲れてしまった場合は、少し贅沢な気分になれるマッサージプランなどを利用するのもいいですね。宿泊施設にあるマッサージプランを使えば、温泉などに入った後のほぐれた体でマッサージを受けることができ、相乗効果でより疲労をばっちり取ることができるでしょう。
また、睡眠をしっかり取ることも大切です。お風呂に入ってマッサージを受け、のんびりしたら眠気が来るのに任せて寝てしまいましょう。睡眠は体だけでなく、頭もスッキリさせてくれます。
どれもそれほど難しいことではなく、ちょっとした工夫が大切です。この他、疲れ全般に対する対策として、疲労感軽減のサプリメントなどを使用するのもおすすめです。
旅行は、楽しいものですが、どうしても新しい土地や新しい食べ物・飲み物などで疲れやすいのは仕方のないことです。
また、同行者がいればどんなに仲が良くても気を使うことに変わりはありません。お互いにストレスにならないよう、旅先でも相手への思いやりを忘れずに過ごしたいものですね。
また、旅行ならではの胃腸の疲れや歩き疲れ、移動の疲れには、事前にできる対策や準備をして、疲れを気にせず楽しい旅を満喫しましょう!