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2023年05月25日 エアライン豆知識

飛行機の乗り継ぎ・経由便について。トランジット、トランスファーの違いも解説!

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長距離フライトの場合、目的地までの移動には2パターンあります。

1.乗り継ぎなしのノンストップ便(直行便)
2.直行便がないことや食料や燃料補給などのために、目的地以前に他の空港へ立ち寄る便(乗り継ぎ便)

2.の乗り継ぎ便には、経由便というものもあり、初めての海外旅行や直行便ばかり利用している方にとっては、ややこしいし、面倒だと感じるかもしれません。

ここでは乗り継ぎの方法や、空港で目にする「トランジット(transit)」「トランスファー(transfer)」の違いについても解説します!

 

乗り継ぎ便と経由便の違い

乗り継ぎ便と経由便の違いについて解説します。

乗り継ぎ便とは

出発空港から目的地となる空港に行くまでに別の空港に一度立ち寄って目的地に向かうのが乗り継ぎ便です。
便名や航空会社が変わる場合もあるので注意しましょう。

経由便

経由便は、乗り継ぎ便と同じく目的地以外の空港に一度立ち寄りますが、便は変わりません。

 

乗り継ぎにかかる時間について

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乗り継ぎ便を予約するなら、どのくらいの乗り継ぎ時間がかかるのかを知っておくことが重要です。

例として、日本の航空会社JALとANAを取り上げ、国内空港で国内線⇔国内線、国内線⇔国際線、国際線⇔国際線の乗り継ぎ時間を見ていきます。

乗り継ぎ航空会社 JAL ANA
国内線⇔国内線 20分~50分以上 20分~50分以上
国内線⇔国内線(空港間移動がある場合) 2時間30分~3時間以上 2時間30分~5時間以上
国内線⇔国際線 1時間~2時間以上 45分~1時間20分以上
国内線⇔国際線(空港間移動がある場合) 3時間~3時間35分以上 3時間~3時間30分以上

※他社との乗り継ぎも含む

次に、海外の空港での乗り継ぎ時間を見ていきます。航空会社の違いや目的地の違いにもよりますが、乗り継ぎ時間は短ければ30分ほど、長ければ数十時間もあります。

予約便の取り方をはじめ、再度のチェックイン手続きや荷物検査の有無などでも乗り継ぎ時間は違ってくるからです。

チケットの予約時からどんな条件のチケットなのか、最初の出発空港でも再度のチケット条件確認をしておくことをおすすめします。

 

ストップオーバーとは

乗り継ぎ地点で24時間以上滞在する「Stop over(ストップオーバー)」と呼ばれるチケットもあります。乗り継ぎ地点でも観光したい方にはピッタリです。

 

乗り継ぎの方法・手順について

海外の空港は言語も通じなければ文字も分からなくて不安。そんな方のために、トランジット・トランスファーをはじめとした海外空港でよく見かける言葉をご紹介します。

Transit(トランジット)

乗り継ぎの際、食糧や燃料補給のために一旦着陸し、荷物を預け直すこともなく、降りた飛行機に再度乗ること。一般的に乗り継ぎ時に再度チェックインをする必要はありません。心配な場合はカウンターで確認しましょう。

Transfer(トランスファー)

前の飛行機で預けた荷物を受け取って荷物検査を受けたり、カウンターで乗り継ぎ手続きをしたり、場合によっては新しいチケットをその場で発行してもらったりして、別の飛行機に乗り直すこと(空港やターミナル間の移動を含む)。

 

そのほかの空港で見かける表示

表示 意味
Flight Connection(フライトコネクション) トランジットとトランスファーを合わせた乗り継ぎの表示案内。
Departures(ディパーチャーズ) 出発便
Arrivals(アライバルズ) 到着便
International(インターナショナル) 国際線
Domestic(ドメスティック) 国内線
Boarding Gate(ボーディングゲート) 搭乗口
Immigration(イミグレーション) 入国審査
Security Check(セキュリティチェック) 手荷物検査
Baggage Claim(バゲージクレーム) 手荷物受取
Currency Exchange(カレンシーエクスチェンジ) 外貨両替

これらの表示案内に従って乗り継ぎをしましょう。日本人が多く立ち寄るハブ空港などには日本語での表示もありますが、この3つの用語はメモしておくと安心です。

 

もし、天候や飛行機のトラブルなどで乗り継ぎができなかったらどうする?

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通常、乗り継ぎ便のチケットには、Minimum Connecting Time:MCT(ミニマムコネクティングタイム)という最低乗り継ぎ時間が設定されています。例えば、MCT が80分以上となっていれば、80分あれば問題なく乗り継げるという意味です。

万が一飛行機が遅れて乗り継げなくても、航空会社の責任で振り替え便を用意してくれます。ただし、「出発地から目的地まで通しで同じ航空会社(系列を含む場合と含まない場合があり)を利用する場合」に限られます。つまり、最初から同じ航空会社でチケットを予約すれば、自動的にMCTの補償が適用されて安心です。

ただし、格安航空券や、最初に乗った便と乗り継ぎ便が別の会社となる場合では、何かあっても別便の手配をしてもらえないことがほとんどです。

【ポイント】自分の時計を現地時刻に合わせないと乗り過ごすことにもなりかねません。必ず時計は調整しておくか、現地のものを確認しましょう。

 

乗り継ぎ便のメリットとは

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ビジネスや私用などでとにかく早く目的地に到着したい場合や目的地での滞在時間がメインになる場合には直行便や経由便がおすすめ。ただ、到着時間を急がない場合や目的地の滞在時間にも余裕がある場合、乗り継ぎ便を活用するとたくさんのメリットがあり、わざわざ乗り継ぎ便で行く方もいるほどです。

これからいくつかのメリットをご紹介しますが、まだ他にもマイレージが多くたまったり、いろいろな航空会社のサービスがわかったりするメリットがあり、乗り継ぎ便も悪くないと思うかもしれませんね。

メリット1.:チケット代が安い!

直行便・乗り継ぎ便の両方がある路線の場合、乗り継ぎ便の方が航空券代が安い場合が多いです。やはり直行便の方が人気があるため、乗り継ぎ便は席を埋めるために比較的安い料金で運航しています。

メリット2:目的地以外の観光ができる!

乗り継ぎ手続きや荷物検査さえ済めば、あとは搭乗ゲートの確認です。フライトナンバーと出発時間を確認し、時間まで自由に過ごしましょう。

アクセスの良い空港なら、近くの都市まで遊びに行けることも。 1 回のフライトで2か国に行けるなんてオトクですね!

また、トランジットやストップオーバーをする人向けにツアーを組んでいる空港もあります。

トランジットツアのー例

【1】ソウルの仁川国際空港

2・4・5時間の各ツアーを先着順で無料提供(観光地への入場料や食事代は別途)。エンターテインメント、シティー、ショッピング、伝統ツアーなど、時間に合わせた多彩なツアーがあります。

【2】シンガポールのチャンギ国際空港

乗り継ぎ時間が5時間半以上あれば「Heritage Tour(文化遺産ツアー)」、6時間以上あれば「City Sights Tour(市内観光ツアー)」の2コースから選択。どちらも2時間半の無料コースです。

【3】台湾の桃園国際空港

1回の定員は18名の午前・午後コースの半日ツアーを無料実施。乗り継ぎ時間が7時間以上24時間以内となる観光客を対象としています。

【4】イスタンブールのアタチュルク国際空港

乗り継ぎ時間が6時間以上24時間未満での無料ツアーをターキッシュエアラインズが提供。ストップオーバーを使えば、イスタンブールで 20 時間以上滞在条件で、宿泊無料のサービスもあります。

 

まとめ
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旅の醍醐味は新しい出会いや発見。目的地とは異なる国で、もしかしたら素敵な出会いがあるかもしれません。
旅程に余裕のある方は、ぜひ乗り継ぎ便も検討してみてください!

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