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2019年02月05日 エアライン豆知識

飛行機のファーストクラスはここがスゴい! オトクに乗る方法も

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飛行機の中では、できるだけ快適に過ごしたいもの。ラグジュアリーな時間が約束された、ファーストクラスで旅をしてみたいと思う人も多いのではないでしょうか? このコラムでは、ファーストクラスのサービスの特徴や、オトクに搭乗する方法を紹介。

 

すべてが特別! 至れり尽くせりのファーストクラス

飛行機の座席クラスは、どの航空会社でも大まかに3段階に分かれています。最も座席数の多いエコノミークラス、その上のランクのビジネスクラス、そして快適な空間と最高のサービスを提供しているのがファーストクラスです。

 

サービス内容は航空会社により異なる

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同じファーストクラスでも、サービス内容は航空会社によって異なっています。機内食のメニューやシートのタイプなども、各航空会社がさまざまな工夫を凝らしています。

例えばドイツのルフトハンザ航空では、ファーストクラス専用のラウンジをフランクフルト国際空港に設置。ドバイのエミレーツ航空は機内にファーストクラス専用のバーラウンジがあります。

 

どう違う? ファーストクラスとエコノミークラス

では、一般的なエコノミークラスと比較して、ファーストクラスにはどのような違いがあるのかを順に見ていきましょう。

 

座席

└ファーストクラス

座席は楽々足が伸ばせるほどの空間を有し、隣席や通路を隔てる仕切りもあります。シートは他のクラスと比較して上質で、座り心地が良いものです。フルフラットになり、眠る時は客室乗務員がベッドメイキングまで行ってくれる場合があります。

└エコノミークラス

シートピッチ(前後の座席間隔)は31~34インチ(約79-87cm)ほど。LCCになると29インチ(約74cm)とさらに狭くなります。身体の大きな人だと、かなり窮屈に感じるはずです。

 

機内食

└ファーストクラス

提供時間もメニューの選択も自由にできます。食事の内容もファーストクラス専用。有名レストランとコラボレーションすることも多く、地上でも滅多に味わえない高級シェフの料理を堪能することもできます。

└エコノミークラス

航空会社が用意した機内食が、決められた時間に提供されます。2つのメニューから選択できる場合があります。

 

客室乗務員

└ファーストクラス

客室乗務員一人あたり数人の乗客を担当

└エコノミークラス

客室乗務員一人あたり数十人の乗客を担当

 

空港ラウンジ

└ファーストクラス

ファーストクラス専用のラウンジがあります。搭乗までの時間をゆっくりとくつろげます。航空会社によって若干サービスが異なりますが、食事が無料で提供されるほか、シャワースペースやオフィススペースを備えている場合があります。

└エコノミークラス

条件によって空港ラウンジに入場可能(例:JAL/Flex Y運賃を利用している場合入場可)

 

チェックイン

└ファーストクラス

ファーストクラス専用のチェックインカウンターがあり、待ち時間がほぼありません。

└エコノミークラス

自動チェックイン機を使ったチェックインやオンラインチェックインが利用可能。カウンターチェックインでは、混雑時は待ち時間が生じる可能性があります。

 

 

預け入れ荷物

└ファーストクラス

3個まで預け入れ可能。1個当たりの重量は32㎏までOK

└エコノミークラス

預け入れは2個まで。1個当たりの重量は23㎏が上限

※いずれもJALの場合

 

運賃

└ファーストクラス

約250万円

└エコノミークラス

約57万円

 

※いずれも、JALの東京-パリ往復運賃。ビジネスクラスは約105万円。

シートのつくりから預け入れ荷物の許容量まで、すべてにわたって最高のサービスを提供しているファーストクラス。エコノミーとくらべて運賃が4-10倍近く高いのもうなずけます。

 

ビジネスクラスのサービスも向上中

近年では、ビジネスクラスのサービスを向上させている航空会社も多くあります。

 

搭乗前からプレミアム

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ビジネスクラスにも専用カウンターが設けられている空港もあり、待たずにチェックインが可能。空港ラウンジの利用もできるので、フライトまでの時間をゆったりと過ごせます。空港によってサービスは異なりますが、フリーのドリンクや軽食、シャワールームが利用できる場合もあります。

座席や機内食のレベルも高い

ビジネスクラスの座席や機内食についても、グレードを上げる航空会社が多くなっているようです。

たとえばアメリカン航空では、ビジネスクラスに180度フルフラットシートを採用。体を伸ばすことができます。機内食も、一流のホテルのシェフが監修したコース料理を味わえます。

 

ファーストクラス サービス比較【国内航空会社編】

それでは、航空会社別にどのようなサービスがあるのか見ていきましょう。最初に、日本の2大航空会社であるJALとANAのファーストクラスの特徴を紹介していきます。

 

JAL

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JAL「ファーストクラス」は、区間マイルが50%加算されます。空港では、専用チェックインカウンターはもちろん、無料ラウンジも利用可能です。

機内食のメニューが非常に豊富で、和食・洋食・デザートそれぞれを一流料理人たちが監修。またドリンクも多彩で、とくにワインはこだわりをもって選ばれています。

座席はプライバシーパーティションで仕切られており、23インチのモニターつき。高性能のノイズキャンセリングヘッドフォンも常備されており、快適にゲームや映画鑑賞を楽しめます。

なお国内線では、東京(羽田)と福岡、札幌(新千歳)、大阪(伊丹)、沖縄(那覇)を結ぶ4路線にファーストクラスが設定されています。

 

区間マイル:50%加算

メニュー:和食、洋食、デザート、ジャン=ポール・エヴァン オリジナルショコラ(日本発のみ)

シートスペック:木目調の上質な書斎のような空間。高めの開閉可能なパテーション

シートサイズ:幅約58cm

アメニティ:イタリアのラグジュアリーブランド「エトロ」とコラボレーションしたアメニティキット

 

ANA

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ANA「プレミアムクラス」も区間マイルが50%加算されるほか、空港ラウンジの無料利用や、機内への優先搭乗なども行われていて、搭乗前にも手厚いサービスを受けられます。

機内食についても、すべてシェフが監修。和食と洋食の両方が用意されており、ドリンクはは世界中から取り寄せたワインセレクションが魅力です。

座席には、高い壁で仕切られたスクエア型のシェルと高級感のあるシートが備わっています。枕やブランケット、ウェアもこだわりの品。快適な眠りを提供してくれることでしょう。

国内線も、羽田と大阪(伊丹・関西)、札幌(新千歳)、沖縄(那覇)を結ぶ便をはじめ、多くの路線でプレミアムクラスの利用が可能です。JALと比べて本数が多く、地方空港の発着便でも利用できるのが大きな特徴です。

 

区間マイル:50%加算

メニュー:和食、洋食、ANAワインセレクション

シートスペック:ドア付き個室型で、高い壁で仕切られたスクエア型のシェル

アメニティ:「ザ・ギンザ コスメティックス」ベーシックケアセットと「東京西川」の枕やベッドマット

 

ファーストクラス サービス比較【海外エアライン編】

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続いては、海外の航空会社のファーストクラスの特徴を見ていきましょう。ヨーロッパ、アメリカ、アジアと中東系に分けてそれぞれ解説していきます。

 

ヨーロッパ系航空会社

フランス・エールフランスのファーストクラス「ラ・プルミエール」。専属の係員が搭乗前から案内をしてくれます。広々とした空間に加え、ボディエステまで用意されている充実ぶりです。

料理にもこだわりをもって作られていて、ミシュランシェフが監修したフレンチのフルコースが堪能できます。それに劣らないほどの本格和食メニューも魅力的です。

その他、イギリス・ヴァージンアトランティク航空は、空港内にファーストクラス利用者のためのバーを設置。ヨーロッパの航空会社は、驚きと優雅さを備えたサービスを提供しています。

 

アメリカ系航空会社

アメリカの航空会社のファーストクラスは、サービス自体に大きな特徴はありません。他のクラスよりは優遇されているものの、ヨーロッパや日本のファーストクラスと比べると、特別な機内サービスは多くありません。

一方で、アメリカは大陸自体がとても大きいため、国内線でファーストクラスを利用する人が多く、マイレージプログラムが非常に充実しています。ポイントが貯まりやすく、アップグレードでファーストクラスに乗れることもあります。

空港ラウンジ、機内サービスの改善に積極的に取り組んでおり、今後、サービスが充実してきそうです。

 

アジア・中東系航空会社

アジアや中東の航空会社は、ファーストクラスにとても力を入れています。タイ国際航空の「ロイヤル・ファーストクラス」は、23インチのワイドシートに薄型テレビ、500枚もの音楽CDが完備されています。

シンガポール航空は、まるでスイートホテルの一室のようなプライベート空間に、1000以上のエンターテイメント・オプションを用意。いつまでも地上に降りたくないという気持ちに駆られるでしょう。

 

 

 

ファーストクラスにオトクに乗る方法は?

ここまで、さまざまなファーストクラスのサービスについて見てきました。しかし、運賃が非常に高額なため、気軽に乗れるものではありません。ここでは、ファーストクラスにオトクに乗る方法について、解説していきましょう。

 

マイレージ特典航空券を狙おう

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航空会社が展開しているマイルプログラム。日本でもJALやANAを中心に多くの会員を擁しています。マイレージを貯めることで、ファーストクラスの特典航空券と引き替えることが可能です。

公式HPには、特典航空券獲得に必要なマイルが提示されており、その半分のマイルで片道のみのファーストクラスを利用することも可能です。

ただし、搭乗だけでマイルを貯めようとするのは、頻繁に飛行機を利用しない人にとっては現実的ではありません。航空会社のクレジットカードを利用することで日常的に貯めたり、他のポイントプログラムのポイントをマイルとして振り替えられる場合もあるようです。

マイルを上手に貯めて、ファーストクラスの旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

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飛行機のファーストクラスは、世界中の航空会社が力を注ぐ、最高ランクの座席。まるで一流ホテルのようなサービスを受けることができます。また、機内だけでなく、空港のラウンジや荷物の預け入れなど、さまざまな場面で「特別扱い」してもらえます。

高額な運賃がネックですが、マイルをうまく利用すれば、お得にファーストクラスを利用することも可能。ぜひ一度、ファーストクラスで夢のような時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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