誰もが一度は憧れる、飛行機のビジネスクラス。他のクラスとの違いを踏まえながら、座席についてのことやお得にビジネスクラスに搭乗する方法まで具体的に解説し、ビジネスクラスの快適さと魅力をお届けします!もしかしたら「初めて知った!」ということもあるかも?是非ご一読ください。
まずはエコノミークラスとビジネスクラスのお値段の違いを確認してみましょう。羽田からホノルルまで、「ハワイアン航空」「JAL」を利用すると仮定して往復料金を比べます。
エコノミークラス | ビジネスクラス | |
ハワイアン航空 | 85,220円 | 227,720円 |
JAL | 103,220円 | 248,220円 |
比較してみると、ビジネスクラスはエコノミークラスの約2〜3倍のお値段になることがわかりますね。
空港に訪れた際にまず行うのがチェックイン。チェックインの違いを説明します。
エコノミークラスのチェックインは2時間前に済ましておくのが定番となっています。ネット上で行う方法や自動チェックイン機を使用するなど、現在は様々な工夫がされていますが、どうしても手間がかかってしまうのも事実。長蛇の列ができているのもよく目にします。
一方ビジネスクラスは専用カウンターにてチェックインを行うので、搭乗までが非常にスムーズです。時間も1時間前までに済ませればOK!どうしても遅れてしまっても、45分前までなら大丈夫とのこと。保安検査や入国審査も空港によっては専用レーンが設けられており、エコノミーと比べてとにかく円滑に手続きが進みます。
次に座席の違いについてご紹介します。
日本の航空会社大手のANAとJALを例として比較すると、エコノミークラスの足元の奥行きは86㎝程と比較的コンパクトであるのに比べ、ビジネスクラスになると悠々と足を伸ばせる程の広さになります。
映画などをみることができる液晶画面は、エコノミーでは平均11インチ未満。ビジネスクラスになると平均15インチ程と大きな画面になります。
リクライニングの角度も大事なポイント。ビジネスクラスになると180度フルフラットになる座席も多くみられます。個室感もあるタイプも多数みられ、プライバシーも守られます。エコノミーとは違い、隣の人を跨がず通路に出られる設計タイプも。
機内での食事も旅の楽しみの一つ。ここにもエコノミークラスとビジネスクラスで差が出てきます。
エコノミークラスではメインディッシュを選び、決められた時間に食事が提供されます。食事はトレーに全て乗せられ、お弁当のような形で楽しみます。
ビジネスクラスでは食事もランクアップ!まるでレストランで頂くコース料理のような食事を堪能できます。航空会社大手ANAとJALの食事メニューを見てみると、和食や洋食、美味しそうなデザートメニューが並びます。どれも都心や海外のレストラン、和食店のシェフが監修したこだわりの逸品達です。ビジネスクラスをチョイスすると、空の上で贅沢な食事に舌鼓を打つことができます。
ワンランク上の空の旅を楽しむことができるビジネスクラス。乗ってみたい!と思った時に頭をよぎるのが、やはりチケット代。実はビジネスクラスのお席にお得に搭乗し、旅を楽しむ方法があるんです!
お得にビジネスクラスに搭乗し旅行をする方法として挙げられるのが、「旅パック」を使う方法。旅パックとは、旅行会社が提供するサービスで、航空券、宿泊地があらかじめパッケージされている旅行のことです。
例えば2019年7月1日から7月6日まで、羽田空港からホノルルまでの旅行を3泊5日するとします。ハワイアン航空を使用すると仮定して比較してみましょう。公式サイトにて検索した結果、往復料金は「227,720円」。旅パックの料金を調べると「228,400円」となりました。
「あれっ、高くなってるじゃない!」と一見思いますが、旅パック料金には3泊のホテル代も含まれています。ちなみにこちらの旅パックで表示されたホテルに通常3泊すると、一番お安くても「58,800円」。航空券を公式サイトにて予約をし、ホテルに通常予約で泊まれば、合計金額は「286,520円」。旅パックの「228,400円」と比べて「58,120円」もお得になっていることがわかります。
このように旅パックを使用すると、旅費全体が大きく値下がりするため、結果的にビジネスクラスにお得に搭乗できることに繋がるのです。
エコノミークラスよりワンランク上の、「凖ビジネスクラス」とも言えるランクを設定している航空会社も。例えばANAでは、「プレミアムエコノミー」というランクがあります。
足元の広さは約97㎝と広々しており、優先的に手荷物検査を受けることができる他、ANA LOUNGEの利用をすることも可能です。エコノミークラスよりもより快適に機内で時間を過ごすことができます。
ビジネスクラスに搭乗すると、専用ラウンジを利用することができます。待ち時間に休憩として利用したり、搭乗前にシャワーを浴びるたりすることができるラウンジもあります。ラグジュアリーな空間で旅の前にほっと一息、というのも良いかもしれませんね。
・食事
・ドリンクの提供
・シャワー
・Wifi
・電源ケーブル
・喫煙所
※各空港によりサービス内容は異なります。
指定のゴールドカードの所有者や、航空会社の有料会員などが利用することができます。ビジネスクラスなどの搭乗券を持っていない一般の搭乗客も利用することが可能です。比較的利用者が多いのが特徴。
ラウンジを運営する航空会社の、ビジネスクラスなどの一定クラスの搭乗券や、航空会社の有料会員であれば利用が可能です。利用者の数はカード会社のラウンジよりも少ないことが多いとのこと。ゆったりと過ごすことが可能です。
今回は利用者数が多いとされる空港3つをピックアップました。これらの空港からビジネスクラスで搭乗する際に、利用できる「航空会社ラウンジ」をご紹介します。
△…情報なし
ラウンジ名 | 場所 | 食事・ドリンク | シャワー | Wifi・ネット環境 | 電源 | 喫煙所 | |
羽田空港 | ANA LOUNGE | 110番ゲート付近 | ◯ | ◯ | Wifi有 | ◯ | ◯ |
114番ゲート付近 | |||||||
JAL サクララウンジ | 本館4F/5F | ◯ | ◯ | Wifi有 | ◯ | ◯ | |
JAL サクララウンジ スカイビュー | 114番ゲート付近 | – | ◯ | Wifi有 | ◯ | ◯ | |
キャセイパシフィック | 114番ゲート付近 | ◯ | – | Wifi有 | ◯ | ||
成田空港 | ANA LOUNGE | 第4、5サテライト | ◯ | ◯ | Wifi有 | ◯ | ◯ |
ANA ARRIVAL LOUNGE※到着時 | 保安検査の前 | ◯ | ◯ | Wifi有 | ◯ | ◯ | |
JAL サクララウンジ | 本館2F | ◯ | – | Wifi・ケーブル貸出 | ◯ | ◯ | |
KALラウンジ | 中央ビル3階 | ◯ | △ | △ | △ | △ | |
その他多数 | |||||||
関西国際空港 | ANA LOUNGE | 15番ゲート付近 | ◯ | – | Wifi有 | ◯ | ◯ |
JAL サクララウンジ | 南ウィング37番ゲート付近 | ◯ | – | Wifi有 | ◯ | ◯ | |
KALラウンジ | 出発エリア | ◯ | △ | Wifi有 | △ | △ |
想像するだけでワクワクする空の旅。飛行機の中でもっと快適に過ごすために、ちょっとした準備をしましょう。座席の選び方についても解説します。
搭乗する前に買っておきたいのがペットボトル飲料やお菓子。注文すれば購入できるものの、もっと自由に大好きな飲み物やお菓子を食べられ更に快適に過ごせますよね。ペットボトル飲料は搭乗前の売店で購入することができます。
飛行機のモニターで映画などを観れるものの、好みの映画がない事も。そんな時のために、ビデオ定額見放題サービスに加入し、タブレットやスマートフォンに映像を入れていくことをおすすめします。タブレット、スマホのスタンドがあればなおGOODです。
また、機内は大変乾燥します。そのため、リップクリームや目薬、のど飴、マウスウォッシュ、マスクなどの乾燥対策グッズを持っていきましょう。液体状のものは100ml以下になるように容器を入れ替えてください。
当たり前ですが、機内はいつもと環境が全く違います。そのためどうしても体調を崩してしまう事も。特に「飛行機頭痛」は有名ですよね。いつも飲んでいる頭痛薬や胃薬、風邪薬など持つ事を推奨します。これらの他にも。羽織りものやブランケット、ネックピローなどがあると便利だといわれています。
ビジネスクラスはエコノミーと比べ、座席自体が広いこともあり、どこに座っても快適に過ごすことができます。しかし注意したいのがトイレの近くと、機内の台所とも呼べるギャレーの側。トイレの側は比較的人の通りが多く、ギャレーの側は音やCAさんの出入りが気になる可能性があります。
窓側か通路側かも気になるところ。窓側の席は外の景色を楽しむことができるため気分転換になる反面、席を立つ際に隣の人に気を使わなければならないという点が挙げられます。通路側の席は隣の人に気を使わず席を立てるのがメリットですが、隣の人が席を立つときは自分も立たなくてはなりません。これらの点を踏まえて、自分にぴったりの席を考えてみましょう。
飛行機のビジネスクラスに関してご説明しました。ビジネスクラスは快適な空の旅を演出してくれます。一度はビジネスクラスにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。