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2023年06月19日 エアライン豆知識

空港の免税店ってなに?仕組みやショッピングの際の注意点を解説。

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空港に行くと見かける免税店。フライトまでに時間にフラッと立ち寄るけど実際に買い物したことはない。といった方も多いのではないでしょうか。

この記事では、免税店の仕組みや、買い物する際の注意点をご紹介します!

免税店とは?まずは基本情報を知っておこう

免税店とは、「商品にかかる税金を免除して販売する小売店」のこと。

ふだん何気なく買い物している化粧品やタバコ、お酒には、消費税のほかに「関税」「たばこ税」「酒税」などあらゆる税金かけられています。

免税店ではそれらの税金が免除されているので、商品を通常より安く購入できるのです。

 

免税店は「タックスフリー」「デューティーフリー」の2種類がある

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次にお伝えするのは、免税店は下記の2つに分けられます。

【1】DUTY FREE SHOP(デューティ フリー ショップ)

「関税」「たばこ税」「酒税」などの税金が免除されます。日本の空港内の免税店は出国手続き後の制限エリアに設置されており、法律上日本国外という位置付けになっているため、税金がかからないという仕組みです。

【2】TAX FREE SHOP(タックス フリー ショップ)

消費税が免除されるお店のこと。この免除を受けることができるのは「非居住者」が条件となっているため、日本国内では日本国民や居住している外国人は適応外。

しかし、逆を言うと、海外の空港にて「TAX FREE SHOP」と見かけたら、私たちはそこでは「非居住者」になるため、免税のシステムが適応されます。

 

実際、どのくらいお得にお買い物ができるの?

免税店について知ったら、実際どのくらいお得になるのかというのは気になるポイントですよね。

TAX FREE SHOPは、お伝えした通り消費税が免除されるので、その国によって割引額は変わってきます。では、DUTY FREE SHOPについて。こちらはブランドによって変わってくるのですが、なんと15〜30%もお得にお買い物ができるのです。国内で購入するときと比べ、憧れの高級ブランドもお得に購入できるのはかなり高ポイントですよね。

空港免税店だけの特典も!

さらに、空港のDUTY FREE SHOPならではの嬉しい特典もあるのです。

【1】空港免税店でしか買えないアイテムもある

化粧品や香水など、空港限定のアイテムもあるのです。

例えば、限定ポーチ付きのスキンケアセットや、ばらまきのお土産にぴったりな香水ミニセットなどがあります。

【2】航空会社カード提示でさらなる割引が!

JALとANAが運営している免税店もあり、そこでは、各航空会社のカードを提示するとさらなる割引もあります!

カードをお持ちの場合は、ぜひ利用してみてくださいね。

[JALの場合]

成田空港、羽田空港のショップにてJALカード提示で最大10%割引。

[ANAの場合]

成田空港、羽田空港、関西空港のショップにてANAカード提示で最大10%オフ。更に、100円ごとに1マイルの付与まであるのです。

 

免税店で買い物をする際は、ここに注意!

安さについついテンションが上がってしまい、あれこれ購入してしまいそうになりますよね。

けれど、ショッピングの際には注意しておきたい点がいくつかあります。

「知らずに大量に買い物をして、余計にお金がかかってしまった!」なんてケースがあるのでチェックしてみてくださいね。

その商品、飛行機に持ち込める?

免税店は、出国手続き後のフロアにあることがほとんどです。つまり、預け荷物はすでに手元にはないので、免税店で何か購入した場合は、飛行機に持ち込む「手荷物」になります。

ここで注意したいのが、乗り継ぎがある場合に免税店で購入したコスメなどが没収されてしまう可能性があるということ!

そもそも、飛行機に液体物を持ち込む場合には、下記の条件をクリアしなければいけません。

・100mlまたは100g以下の容器に入っていること

・上記の容器はジッパー、ファスナー付きの、縦横40cm以内の透明袋に入れること

・1人あたり上記を1つのみ持ち込み可能

参照:成田国際空港公式サイト

 

免税店で購入したコスメやお酒ももちろん液体物とみなされますが、直行便の場合はそのまま機内に持ち込んでも問題ありません。

しかし乗り継ぎの場合、経由する空港内で再度手荷物検査があるので、上記の条件をクリアしていないと没収されてしまうこともあるのです。

それを避けるために、下記の3点に気をつけておきましょう。

【1】化粧水、シャンプーなどの液体物は手荷物ではなく預け荷物に収納する

【2】免税店にて購入したものを入れられるジッパー、ファスナー付きの袋を用意しておく

【3】免税店で買い物するときは、重さや大きさに注意する

上記を守っていても、没収される可能性がないとは100%言い切れません。

どうしても免税店で何か購入したい場合は、最後に乗り継ぎをする空港にて購入することをオススメします。

 

大量に買いすぎて課税対象…?

これは、日本に帰国する際に注意したいポイントです。

免税店や外国でのお買い物はとても魅力的ですが、下記の範囲内を超えると関税を払わなければいけなくなってしまいます。

【1】酒類

1本につき760ml以内、計3本まで

【2】たばこ類

・「紙巻たばこ」のみの場合:400本まで

・「加熱式たばこ」のみの場合:個装等20個まで

・「葉巻たばこ」のみの場合:100本まで

・「その他」の場合:500gまで

※2019年2月時点の調査情報です。なお、2021年10月1日からは、「紙巻たばこ200本」「葉巻たばこ50本」「加熱式たばこ個装等10個」「その他のたばこ250g」となります。

【3】香水

2オンスまで(1オンスは約28ml)

【4】その他のもの

海外市価の合計額が20万円まで。合計が20万円を超える場合には、20万円以内におさまる品物が免税となり、その残りの品物に課税。1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のものは、原則免税。

参照:税関 海外旅行者の免税範囲

 

円安か円高かチェック!

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最後に注意したいポイントは、免税店での購入時の通貨レート。こちらは海外空港の免税店で購入する際に関わってくるので、しっかりと確認したいところです。

円安の時に海外の空港免税店で品物を購入すると、結局外貨の価値が高いので日本国内で購入するよりも高くなってしまうということもあります。

ちなみに、海外にてクレジットカードで買い物する際に、外貨か日本円で支払うか聞かれることがありますが、その場合は「外貨」でOKです。

日本円にすると、レートを変更する手数料がかかってしまうこともあるからです。

 

免税店でのオススメアイテム

最後に、免税店で買いたいオススメアイテムをご紹介します。

【1】海外コスメ

憧れの海外ブランドのコスメや香水などは、輸入税などがかかっているため、日本のデパートで購入するよりも免税店の方がオトクです。

この機会に憧れのデパコスをゲットしよう!

【2】空港免税店限定アイテム

例えば、海外コスメブランドでは、空港免税店限定のアイテムがあります。他では買うことのできないポーチに入った素敵なセットなどがあるので、ぜひ探してみてくださいね。

【3】タバコ

喫煙者の方、もしくは、知人に喫煙者がいる場合は、カートン(10箱)で売られているタバコを買うのはいかがでしょうか。免税店で買うと、1,000円以上お得に購入する事ができるのです!その際、免税店で買うことができるタバコの量は1人1カートンなので、規定を守るようにしましょう。

 

おわりに

免税店の基本知識、そして注意すべきポイントについてご紹介しました。

免税の仕組みや注意点を理解して、空港での買い物を楽しみましょう!

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