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2019年03月08日 エアライン豆知識

妊婦はいつからいつまで飛行機に乗れる?リスクや注意点、搭乗条件まとめ

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妊娠中でも、仕事や里帰り出産などでどうしても飛行機に乗らなくてはならない時があります。しかし、妊娠中は飛行機に乗ってはいけないとする説もあり、産婦人科医の間でも意見が割れています。この記事では、妊娠中に飛行機に乗ってもいい時期や考えられるリスクと対処方法、搭乗条件についてまとめました。

 

妊娠中はいつからいつまで飛行機に乗れる?

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まず、妊娠期間を以下の4つに分けて説明します。

・妊娠超初期〜初期:妊娠発覚前(妊娠はしているが、本人にまだ自覚症状がない)
・妊娠初期:妊娠が発覚後、つわりなどの起こる時期(〜4ヶ月)
・安定期:つわりが落ち着き、体調が比較的安定している時期(5〜7ヶ月)
・妊娠後期:妊娠が近づき、大きなお腹で動きづらくなってくる時期(8ヶ月〜出産まで)

妊娠超初期に飛行機に乗っていたことに後から気づいた場合、妊婦さん自身に体調不良などの症状が出ず、その後のエコー検査などでも赤ちゃんがしっかり確認できていれば、特に影響を心配する必要はありません。

その他、妊娠初期〜後期にかけてを表にまとめると以下のようになります。

妊娠初期 ・早期流産の可能性が高いため、あまりおすすめできない
・航空会社への申告などをしなくても搭乗可能
安定期 ・体調が安定していて、経過に異常がなければフライト可能
・航空会社への申告などをしなくても搭乗可能・エコノミークラス症候群のリスクが高くなってくるので、こまめに体を動かす
妊娠後期 ・里帰り出産などで飛行機に乗る場合、32週目くらいまでに乗るのがおすすめ
・出産予定日28日以内の搭乗は診断書の提出が必要・出産予定日7日以内の搭乗は診断書+医師の同伴が必要・エコノミークラス症候群のリスクが高いので、こまめに体を動かす

それぞれの時期について、さらに詳しく見ていきましょう。

妊娠初期

妊娠初期は、妊娠期間中で最も流産しやすい時期です。流産全体の80%を占めるのが妊娠12週(3ヶ月)までに起こる妊娠初期の流産で、ほとんどの原因は赤ちゃん側の染色体異常であって、ママの行動ではないことがわかっています。しかし、流産が起こると大量に出血したり、激しい腹痛が起こったりすることもあります。そのため、飛行機に乗ることそのものが赤ちゃんに影響しなくても乗るのは控えた方が良いでしょう。

この時期はつわりで吐き気やだるさなどの症状が重い人が多く、ホルモンバランスの変化によって体質も変わることがあります。普段は乗り物酔いをしたことがなくても、妊娠中は酔うことがありますので、酔い止めやエチケット袋などをしっかり準備しておきましょう。また、まだお腹が出ていない人も多く妊娠中と気づいてもらえないこともあるので、マタニティマークをつけておくと安心です。

安定期

安定期は、つわりによる吐き気やだるさがかなり落ち着いて体調が安定してくるので、観光旅行などでフライトするならこの時期がおすすめです。個人差はありますが、お腹がまだ目立ちにくい6ヶ月くらいだと妊婦さん自身も動きやすく、エコノミークラス症候群のリスクも比較的低いと言われています。

ただし、安定期だからと自己判断するのは危険です。必ずフライトの予定を立てる前に主治医に許可をもらいましょう。機内で容態が急変したときのため、張り止めや痛み止めを処方してくれることもあります。また、お腹が出てくると圧迫されて血流が悪くなるため、エコノミークラス症候群のリスクがだんだん高くなってくるのがこの時期です。機内ではこまめに歩いたりストレッチしたりしましょう。

妊娠後期

妊娠後期はお腹がかなり大きくなってきている状態ですので、切迫早産(早産になりかけてしまうこと)などのリスクが高くなります。また、大きいお腹に圧迫されて血流が悪くなり、安定期よりもエコノミークラス症候群になるリスクが高くなります。観光旅行などは控えておいた方が良いでしょう。

里帰り出産で飛行機に乗らなくてはならない場合、妊娠32週目までに乗るのがおすすめです。仕事をしている妊婦さんなら、産休に入ったらすぐ出発しましょう。これは、里帰りした先の産婦人科で少なくとも2回以上の診察を受けておいた方が、病院の方でも受け入れ体制を整えられるためです。

妊娠後期は申告が必要!!

妊娠後期でも、出産日の28日前よりも前に搭乗する場合は特に申告は必要ではありません。ただし、28日を過ぎると医師の診断書か同意書が必要となります。出産予定日の28日前を過ぎてから搭乗する際に必要なものを以下にまとめました。

出産日28日前〜15日前 国内線・国際線ともに医師の診断書または同意書の提出のみ
出産日14日前〜8日前 国内線:医師の診断書または同意書の提出のみ
国際線:医師の診断書または同意書の提出+医師の同伴が必要
出産日7日前〜 国内線・国際線とも医師の診断書または同意書の提出+医師の同伴が必要

診断書のフォーマットは各航空会社によって用意しているものがありますので、公式ホームページからダウンロードして使うと記入漏れが起こりにくく安心です。ただし、必ずしも航空会社の用意した診断書である必要はありませんので、先に診断書をもらってしまった場合は利用する予定の航空会社に問い合わせてみましょう。

国際線では航空会社によって多少規定が違うこともありますので、一度利用する予定の航空会社に問い合わせてみましょう。

 

双子以上の多胎や早産の経験者は申告が必要

双子以上の赤ちゃんを妊娠している場合や、以前に早産を経験している人の場合、出産予定日の28日より前であっても医師の診断書が必要な航空会社もあります。詳細は各航空会社に問い合わせてみましょう。また、多胎妊娠の場合は普通よりも早産になる可能性が高く、里帰り出産を30週以前にしておくのがおすすめです。

 

飛行機に妊婦が乗ることのリスクや、胎児への影響はある?

妊婦さんが飛行機に乗ることで、考えられるリスクや影響は以下の2点です。

  • エコノミークラス症候群のリスク
  • 胎児が放射線被曝をするリスク

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

エコノミークラス症候群のリスク

 

エコノミークラス症候群とは、長時間同じ姿勢でいると脚の血管に血の塊ができてしまい、立ち上がったときに血の塊が肺の血管に詰まって呼吸困難や動悸が起こる症状のことです。妊婦さんは、ホルモンの影響や大きいお腹に圧迫されて血流が悪くなっていることなどから、そもそも血栓症が起こりやすくなっています。その妊婦さんが飛行機で長時間同じ姿勢を続けると、妊娠していない人よりもエコノミークラス症候群にかかりやすくなってしまうのです。

以下のようなことをすると、エコノミークラス症候群にかかりにくくなります。

  • つま先を上下に動かす、足首を回すなどの体操をする
  • お腹を圧迫しないよう気をつけながら、ふくらはぎを軽くマッサージする
  • 水分補給を十分に行う

水分補給をするとき、カフェインの入っているコーヒーや緑茶は利尿作用によってどんどん水を排出してしまうため避けましょう。カフェインレスのお茶や、ミネラルウォーターなどがおすすめです。

放射線被曝のリスク

飛行機に乗った場合、放射線量は地上の約2倍と言われています。そのため、飛行機に乗ったら赤ちゃんが被爆してしまうのでは?と心配する人も少なくありません。しかし、この数値にも日によって、または年によって変動があるため、詳しいことはわかっていません。

ただし、胎児に影響が出る放射線量と、飛行機で成田空港からニューヨークまでを往復する際に浴びる放射線量を比較してみると以下のようになっています。

胎児に影響が出る放射線量 年間100〜200m/SV
成田空港〜NYを往復した際に浴びる放射線量 0.1〜0.2m/SV

この数値からわかることは、胎児に影響が出るほどの放射線量を浴びるには、日によって多少の変動はあるとしても、成田空港からニューヨーク間を年間で約1,000回往復する必要があるということです。しかし、365日の間に1,000回も成田空港とニューヨーク間を往復することはできません。

つまり、妊婦さんが飛行機に乗ることで放射線に被爆するとしてもその量は非常に少なく、赤ちゃんに影響することはほぼ考えられないと言えるのです。

 

妊婦さんが飛行機に乗るなら安定期がおすすめ!妊娠後期は診断書が必要な場合も

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妊婦さんが観光旅行などで飛行機に乗りたい場合、安定期がおすすめなことがわかりました。しかし、お腹が出てくる時期には圧迫されて血流が悪くなり、エコノミークラス症候群になりやすくなります。こまめに水分を摂ったり体操したりしましょう。

また、里帰り出産で飛行機を使いたい場合、32週目くらいまでがおすすめです。また、出産予定日の28日前以降は医師の診断書が必要になりますので、忘れないようにしましょう。

  

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