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2023年05月10日 エアライン豆知識

飛行機が台風で欠航になる基準は?払い戻しやその後の対応について解説

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搭乗日の前日に天気予報をチェックしたらまさかの悪天候。「もしも飛行機が欠航になったらどうしよう・・・」と不安になった経験がある方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、台風によって飛行機が欠航する基準について解説しながら、欠航が決まってからやるべきことについて解説します。

飛行機が台風で欠航になる明確な基準はない

結論として「風速何メートル以上は欠航」といった、数値でわかるような明確な基準はありません。

台風や悪天候の際は、出発地と到着地の天候や滑走路の風速・風向きなどを考慮して最終的に各航空会社が欠航するかどうかを判断しています。

欠航になるポイントは横風の強さ!

欠航の判断で重要なのが、離着陸時の滑走路の横風の強さ。飛行機は構造上横風に弱いため、15m~20mの横風で影響がでると考えられています。

欠航に関する明確な基準はありませんが、横風の強さが大きなポイントになることを覚えておきましょう。

台風でも欠航しないのはどんなとき?

飛行経路に台風がある場合でも、別のルートで飛ぶなどして台風を避けることができるため、離陸さえできれば通常通り運航することも。

たとえ離着陸する空港に台風が直撃しても、遅延するだけで欠航しないケースも。

とくに便数の少ない国際線は、横風が強くあきらかに飛行機が離陸できない場合を除いて、台風でも欠航にならないよう調整する傾向にあるようです。

欠航が決まるのはいつ?

気になる欠航が決定するタイミング。台風が空港を直撃する場合、早ければフライトの2日前~当日までの間に欠航が決まります。

しかし、状況によっては運航の1時間~30分前に欠航が決まることも。ぎりぎりまで欠航するかどうかわからない時は、航空会社の運行状況を確認するようにしましょう。

過去の台風シーズンの欠航率は?

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下の表は国土交通省が発表している各航空会社の欠航率を表したものです。

こちらの「天候」を見るとわかるとおり、ほとんどの航空会社の欠航率は1%ほどであります。100回に1度、欠航するかどうかの確率なので、欠航率は低いと考えてよいでしょう。

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出典:遅延率(平成29年7月~9月) 欠航率(平成29年7月~9月) – 国土交通省

飛行機が欠航かどうか調べる方法

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台風は進路や風速をあらかじめ予測することができるので、早ければフライトの前日午後から空港のホームページや各航空会社のwebサイトにて欠航情報を確認できます。
各航空会社のwebサイトで確認する場合は、以下のページにフライト情報が掲載されていますので、ご確認ください。

JAL
運航状況のご案内(国内線)
運航状況のご案内(国際線)

ANA
国内線運航状況のご案内サービス
国際線運航状況のご案内サービス

ジェットスター
FLIGHT INFORMATION SEARCH

ピーチ
運航状況のご案内

エア・ドゥ
発着案内/運航の見通し

ソラシドエア
運航状況・運航の見通し

スターフライヤー
運航状況のご案内

春秋航空日本(スプリングジャパン)
運航状況

空港の場合、羽田と成田どちらもフライト状況を確認できるページがあります。

「運行状況」に書かれている欠航を選ぶだけで簡単に欠航した便を検索することができます。

羽田空港フライト情報
成田空港フライト情報

「Yahoo!路線情報」でも、以下5つの空港であればフライト情報を確認できますので、こちらを利用するのも良いでしょう。

Yahoo!運行情報

飛行機が台風で欠航したらどうする?

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飛行機の欠航が決定した場合、チケットの振替や料金の払い戻しが可能。それぞれのやり方について紹介したいと思います。

チケットの振替を行う

台風や悪天候が原因で欠航になった場合、無料でチケットの振替を行えます。
条件としては、国内線、国際線どちらも出発予定日から10日以内に手続きを済ませなければなりません。
ただし、LCCの場合は期間が異なるケースがありますので、事前に確認しておきましょう。

また、チケットを変更する際は、基本的に搭乗予定だった航空会社の便のみに振替が可能。
その日の便が全て欠航となると、別の日の便へ変更になる可能性もあります。チケットの振替手続きは、空港のカウンターや電話窓口などで行えます。
急いで目的地に向かいたい方は、キャンセル待ちになることも十分考えられるので、航空会社のカウンターで直接手続きを行いましょう。

また、同じように振替を考えているお客さんは大勢いると思うので、混雑している場合は早めにカスタマーセンターに問い合わせるなどして、迅速な連絡を心がけてください。

チケットの振替をする際の注意点

チケットの振替や払い戻しの手続きを行うと思いますが、その際にいくつか注意すべきことがあります。
まず、振替を行ったことで、当日の便ではなく翌日の便になってしまった場合、余分に発生した宿泊費などの費用はすべて自己負担になること。

また、振替の手続きを行うのと同時に宿泊する予定のホテルへの連絡も忘れずに行いましょう。
連休シーズンだと、ホテルも満室である可能性が高いので、早めの連絡を心がけてください。

料金を払い戻す

チケットの振替ではなくキャンセルがしたい場合は、こちらも手数料なしで料金の払い戻しをすることが可能です。
空港まで来て欠航が決定した際は、空港内にある航空会社のカウンターで払い戻しの手続きを行えます。

ただし、同じく料金の払い戻しを希望する人で混雑している可能性が考えられるので、とくに急いでいない場合は、後日改めて払い戻しの手続きを行いましょう。

航空会社によって異なりますが、大体は搭乗予定の便の日付から40日以内に手続きを行うことになります。各航空会社のホームページや、電話窓口、旅行代理店窓口などで対応することが可能です。

ただし、利用する航空会社によって方法が異なりますので、公式サイト等で確認してみましょう。また、購入したチケットの種類によっては、チケットの振替および払い戻しができないものもあるので、こちらもあわせて事前に確認することをオススメします。

※トラベリストでチケット購入をされた方、トラベリストトップページの「国内航空券Q&A」をご確認ください。
トラベリストトップ↓
https://travelist.jp/

まとめ

飛行機が台風で欠航する基準ははっきと定められていないものの、横風の強さや台風が直撃する場所によって欠航かどうか決まることがわかりましたね。

飛行機が欠航した場合はチケットの振替を行うか、料金を払い戻すのかどちらか選択をすることになると思いますが、振替を行う際は航空会社のカスタマーセンターへすぐに連絡するようにしましょう。

同じく振替を行う乗客は他にもいるため、できるかぎり迅速に対応することがポイントになります。早々に希望の便が埋まってしまう可能性もあるので、あらかじめ各航空会社に台風で欠航した際の対応について問い合わせておくようにしましょう。

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