飛行機の早割はいつから購入できる？キャンセル料金や変更条件などを航空会社ごとに解説！

2023年05月05日エアライン豆知識

旅費の中でも大きな比重を占める航空券代金。少しでも安くしたい方は早割がおすすめ！

多くの航空会社では予約・購入が早ければ早いほど航空券代金が安くなるサービスを実施しています。この記事では、早割の種類、条件、利用の際の注意点をご紹介します。

燃料、人員、整備など、飛行機を1回飛ばすだけでも莫大なコストがかかります。

極端な話、乗客が1人だけではそのフライトは赤字になってしまいます。なので、航空会社としては料金を安くしてでもたくさんの人に乗ってもらった方が利益が出るのです。

まずは日本のおもな航空会社の早割制度を見てみましょう。2023年5月現在、ほとんどの航空会社で早期予約割引を実施しています。

注意したいのは価格の切り替えのタイミング。航空会社により異なりますので、利用したい航空会社がある場合は、価格切り替えのタイミングをしっかり押さえておきましょう。

運賃種類	予約期限
いま得	搭乗日の3日前まで

運賃種類	予約期限
Dreamプライス	搭乗日の7日前まで

航空会社ごとに様々な早割があります。航空運賃を抑えるためには、自分にあったプランを選べるよう、十分なリサーチ時間を取ることも大切です。

安くなると言ってもどれくらいオトクなのか。一例として、ANAの羽田空港（東京）－新千歳空港（札幌）の料金をご紹介します。※2023年5月時点の料金です。

普通運賃と比べてスーパーバリュー75を利用すれば3万円近くオトクになります！

とはいえ、路線や時期によっても割引率は異なります。「早割が安いと思って予約したけど、よく見ると普通運賃とそこまで変わらなかった」ということがないよう、予約前にしっかりチェックしましょう！

とてもお得な早割ですが、ご利用の際に注意すべきポイントもいくつかあります。

週末など、多くの利用者が見込める場合は、早割の座席数が少なく設定されます。

そのため、たとえ75日前でも早々に座席が予約で埋まってしまうことも。ゴールデンウィークや夏休みのハイシーズンには早割自体が設定されないこともあります。

早割で予約をしたときは、予約の変更ができません。出発日当日、空席がある場合でも便の変更はできませんのでご注意ください。

予約を取り消す場合、一定のキャンセル料が発生します。キャンセルのタイミング、チケットの種類によって異なりますが、早割のキャンセル料は概ね運賃の30〜60％。

また多くの場合予約の取り消し自体にも手数料が発生するので、早割は予定が確定してからのご利用をおすすめします。

航空会社	キャンセル日	取り消し/キャンセル料
JAL	出発20分前まで	55日前まではなし出発54日前以降は運賃の50％
ANA	チケットの種類とキャンセルのタイミングにより異なる	55日前まではなし 55日前以降は運賃の30～100％
スターフライヤー	チケットの種類とキャンセルのタイミングにより異なる	運賃の約50％相当額
スカイマーク	チケット購入後〜予約便出発まで	購入日～30日前：4,000円 29日前～出発時刻前：5,000円出発時刻以降：100％
エアドゥ	チケット購入後〜予約便出発まで	発券後から搭乗日55日前まで：なし 54日前から出発時刻まで：運賃の5%相当額出発時刻以降：運賃の100%相当額
ソラシドエア	チケットの種類とキャンセルのタイミングによる	搭乗予定日の60日前まで：なし 59日前から30日前まで：運賃の40％ 29日前から搭乗予定便出発まで：運賃の60％出発時刻以降：運賃の100％ ※バーゲン14のみ路線ごとに変動
フジドリームエアライン	チケット購入後〜予約便出発まで	購入から45日前まで：1,500円 44日前から出発前まで：5,000円出発後：100％
IBEX	チケット購入後〜予約便出発まで	購入後から出発まで：運賃の10～50％出発後：運賃の100％