旅行や出張のスケジュールが変更になったとき、不要になった航空券はどうしたらいいのでしょうか。
航空券のカテゴリーによっては、予約変更ができない、キャンセル料が高いということがあります。
そのためすでに支払った運賃を無駄にしたくないなどの理由で、他の人に売る、もしくは友人や知人に譲ることを考えている方もいるかもしれません。
この記事では、不要になった航空券をどうすればいいかについてご紹介します。
航空券の転売、譲渡はいかなる場合であっても禁止されています!
航空会社は航空事故やハイジャックなどのトラブルに備えて、利用者の情報を管理しています。
航空券に利用者の氏名などの情報が記載されているのはそのためです。
もし他人の氏名が記載されたチケットで飛行機に乗ってトラブルにあった場合、事故補償が受けられないばかりか、調査すら行われないという大きなリスクが生じるかもしれません。
そのような理由から、金券ショップが記名のある航空券を買い取ってくれることはありません。
ネットオークションやメルカリなどのフリマサイトに出品したとしても、運営側がすぐに出品を取り消すルールとなっています。場合によっては悪質なユーザーとしてペナルティを課せられる可能性もあります。
予定を変更しなければならない場合は、予約内容の変更を。変更ができない場合は一度キャンセルをして、運賃の払い戻しを受け、再予約してください。
スケジュールの変更をしなければならない時は、予約の変更をしましょう。
通常料金(往復割引、株主割引なども含む)で購入した場合、座席さえ空いていれば予約の変更が可能です。まずは航空会社の予約案内センターに電話で問い合わせてみてください。
ただし、早期予約割引制度を利用した場合は基本的に予約の変更ができません。予約を変更したい場合は、一度キャンセルして払い戻しを受け、改めて予約をし直しましょう。
キャンセル料は利用したサービス、キャンセルのタイミングによって異なります。場合によっては払い戻しができないことも。
それでもタイミングによっては通常料金のチケットを購入するより、新たに早割を利用してチケットを購入した方が安いこともありますので、早めの対応を心がけてください。
LCCの場合、航空券の予約時に、予約変更が可能な有料オプションをつけることができます。またジェットスターは少々例外で、手数料を支払うことで予約や名義を変更することが可能です。
通常料金でチケットを購入すれば予約変更は可能ですが、通常料金のチケットは割引チケット比べてかなり高額です。もし十分なマイルを持っている場合は、特典航空券に交換して利用することも考えてみましょう。
JALでは変更希望便が出発する前日、且つ元の予約便の出発時間前まで、公式ホームページでは出発時間の15分前まで予約の変更操作が可能です。
予約を取り消す場合は手数料が必要ですが、使用したマイルを音に戻すことも。
ANAでは予約希望便が出発する4日前(搭乗日を含まず)まで、且つ元のご予約便の出発時間前まで変更を受け付けてもらえます。ANAでは払い戻し手数料はマイルでの支払いになります。
ただし、どちらの場合も、名義、利用区間の変更、搭乗便の予定のないオープンチケットにすることもできませんので、旅行プランや状況に合わせて利用するようにしましょう。
搭乗者の氏名、生年月日などの個人情報が記載された予約航空券は、金券ショップ、ネットオークション、フリマサイトなどで販売することはできません。
飛行機の予定を変更したい場合は、航空会社に予約変更を申し出ましょう。