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2019年03月08日 エアライン豆知識

国際線に乗る前に覚えておきたい飛行機のトイレ事情

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飛行機内のトイレって、なんとなく行きづらかったりタイミングがつかめなかったりしますよね。そこでこちらの記事では、トイレに行きやすい席や、トイレの使い方、英語での表現など飛行機に乗った時に使える”知っておくと便利”なトイレに関する豆知識をご紹介します。

 

トイレに行きやすい座席選びとは

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あなたは飛行機の座席を選ぶ時、何を基準で選びますか?景色が見える窓側席、到着後飛行機から出やすい前方席など、人によって選ぶ基準はさまざまだと思います。

景色を楽しむことができて人気の窓際席ですが、トイレにはすごく行きづらいですよね。このような席によってのメリット・デメリットを紹介しながら、トイレに行きやすい座席選びの方法をご紹介します。

窓側と通路側のメリット・デメリット

窓側席のメリット
・壁にもたれて寝られる(長時間乗る時こそ、寝る時の壁の存在は大きい。)
・景色を見られる

窓側席のデメリット
・とにかく、トイレに行くのにとても気を遣う(隣の人が寝ている時は尚更!)

通路側のメリット
・上の棚の中に入れた荷物が出しやすい
・トイレに行きやすい(自分のタイミングでいけるのはポイントが高いですよね)

通路側のデメリット
・窓側席の様にも寄りかかれる物がないから少し寝にくい
・真横の通路を人が通る(人に当たられる事もあります)

このように、窓側・通路側どちらに座ってもメリット・デメリットはあります。トイレに行きやすいのは通路側となりますが、通路側のデメリットも考慮して座席を選びましょう。トイレに行きたくなるタイミングが近い人なら通路側・遠い人なら窓際でもいいかもしれません。

 

トイレに行くのにベストなタイミング

飛行機内でのトイレに行くタイミングはとても重要で、特に国際線に乗る時は覚えておきたいポイントです。飛行機によって機内サービスの流れに違いがあるので必ずとは言えませんが、トイレに「行きやすい」ベストタイミングは2回!

  • 離陸後のシートベルト着用サインが消えてすぐ
  • 機内サービス(飲み物)が提供される直前

これらの時間帯は、比較的トイレが空いているので行きやすいです。

 

トイレに行きたい時は、英語でこう言えば大丈夫!

飛行機内でトイレに行きたくなったとき、どのように声をかけたらいいかについてご紹介します。

隣の人に声をかけたい時

長時間のフライトの場合、トイレに行きたいタイミングで隣の人が寝てしまっていて通路に出られないことも。しかもお隣は外国人!そんな時は、以下のように声をかけましょう。

「Excuse me. Do you mind if I pass through?」
読み:エクスキューズミー・ドゥユーマインド・イフ・アイ・パス・スルー?
意味:すみません、前を通ってもいいですか?

「Excuse me. I need to use the restroom.」
読み:エクスキューズミー・アイ・ニードゥツー・ユーズ・ザ・レストルーム
意味:すみません、お手洗いに行きたいのですが。

このどちらかを伝えれば大抵の方には通じます。もし、隣の人が寝ている場合は、「Excuse me(エクスキューズミー)」を「Sorry(ソーリー)」と変えると、「邪魔してすみません」「起こしてすみません」と申し訳なさも伝えられるので、より丁寧ですよ。

トイレの場所を聞きたい時

トイレの場所が分からない!CAさんへ尋ねる時はこう伝えましょう。

「Where is the bathroom?」
読み:ウェアー・イズ・ザ・バスルーム?
意味:トイレはどこですか?

「May I use the bathroom?」
読み:メイ・アイ・ユーズ・ザ・バスルーム?
意味:トイレをお借りしてもよろしいですか?

 

トイレを指す英単語はたくさんある

日本でなじみの深い「toilet(トイレット)」という単語自体は、実は便器や便所そのものを指す言葉です。トイレを指す英語はいろいろありますので、ここでご紹介します。

lavatory(ラバトリー):飛行機内や電車内のトイレ
bathroom(バスルーム):バスタブ・便器・洗面所が一つの部屋にある場合
restroom(レストルーム):不特定多数の利用者がいる様な公的な場所の場合
ladies(レイディース):女性用トイレ
gents(ジェンツ):男性用トイレ

なんだかややこしく感じてしまうかもしれませんが、bathroomでたいていは通じますので、これだけ覚えておけば大丈夫です。

飛行機のトイレは男女兼用

機内のトイレは基本的に男女兼用です。トイレの数もあまり多くありませんので、あまりにも長時間トイレを占領する事は、他の方に迷惑になり兼ねないので注意しましょう。

 

海外でトイレを「ノック」する行為は失礼?

トイレの中に人が入っているか確認する場合に扉をノックする事は、日本ではよく見られる光景ですよね。しかし、海外ではその行為が失礼に捉えられる事があるのをご存知ですか?例えば、アメリカでは中に入っている人に対して「早くして」と急かしている意味に、ヨーロッパでは非常事態を伝える意味になってしまう事から、国によっては安易にしてはいけない「タブー」な行動とも言われています。トイレの中に人が入っているか確認したい時は次の「表示サイン」を確認しましょう。

表示サイン「occupied」と「vacant」

occupied(オキュパイドゥ):使用中(赤色)
vacant(ヴェカントゥ):空き(緑色)

トイレの扉のちょうど目線くらいの高さの所に、使用中/空きの表示サインがあります。国際線の場合は、基本的に英語表記なので、予め覚えておくと良いですよ。

 

トイレの鍵は外から開けられる?!

「occupied」や「vacant」の表示の上にある、小さなでっぱりの中にレバーがあります。実はこれ、外からトイレの鍵を開ける時に使う秘密のレバー。鍵が閉まっているトイレの中から応答が無い時や、非常時に外から扉を開けられるように付いています。当然ですが許可なく使用してはいけません。

 

機内は禁煙なのに灰皿があるワケ

禁煙なのになんで灰皿があるの?と思いませんか?実は、機内トイレでこっそり喫煙した人が吸い殻をゴミ箱に捨てて火災にならないように灰皿が設置されています。しかし、機内は全面禁煙でトイレ内には煙探知機も付いているので、灰皿があるからといってタバコを吸ってはいけません。

 

トイレの使い方

いざトイレの中に入ったら、スライド式の鍵でしっかりロックをしましょう。鍵を閉めたら、衛生面が気になる方はトイレ内に備え付けられた使い捨ての便座シートを1枚取り、便座の上に敷いて座ります。一通り用を足したら、便座の蓋を閉めて、側面か背面にある「PUSH(押す)」ボタンを押しましょう。

 

トイレの中にあるボタンに注意

トイレ内には「PUSH(押す)」ボタンとは別に「Attendant Call(アテンダントコール)」という非常時にCAさんを呼ぶボタンがあります。このボタンを押してしまうとCAさんが駆けつけてしまいますので、誤って押さないように注意しましょう。

 

流した汚物はどこへ?

現在の機内トイレの排泄方法は「循環式」と「バキューム式」の2つの方法があります。「循環式」は、やや古いタイプの方式です。トイレのすぐ下の汚物タンクで水を殺菌・洗浄し再利用していましたが、使用頻度が増えると、もちろん水が汚れてしまいます。そこからで、新たに生まれたのが最新型の「バキューム式」。水ではなく強力な吸引力を使って汚物をタンクへ運ぶ方法です。この汚物を吸引する力の強さが、あの、「ゴッ」となる大きな音の原因だったのですね。

 

トイレ内のコンセントで使用できるもの

トイレ内には、シェーバー用のコンセントが付いています。ただ、あくまでもシェーバー用なので容量が小さく、ヘアアイロンなどの重力を消費する製品は使用する事が出来ません。

 

アメニティが用意されている航空会社も

稀に、トイレ内にアメニティを置いてある事があります。航空会社により置いてある物が異なるため、これは一例ですが、歯ブラシと歯磨き粉のセット・くし・マウスウォッシュや女性用生理用品などがある場合も。トイレ内の引き出しや棚の中に入っている事が多いので、困った時には一度チェックしてみてください。

 

遠慮は無用!トイレは我慢せずに行きましょう

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長時間のフライトであればある程ほど、窓側の席に座っていたり、隣の人が寝ていたりすると気を遣ってしまいますよね。でも、行きづらいからといって、トイレを我慢する事は身体に悪く、最悪の場合体調を崩す原因にもなりかねません。

飛行機内では飲み物の過剰な摂取の他に、緊張やストレス、気圧の変化によりトイレに行きやすくなる事があります。我慢出来なくなる前に済ませておくと安心ですね。また、トイレに行く時は貴重品を持って行く事を忘れずに!

フライト中も快適に過ごして、楽しい旅行にしましょう。

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