蚕の社は、正式名称:木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)といい、京都市右京区太秦にある神社です。古代に朝鮮から渡来したといわれる秦氏ゆかりの社です。
境内には蚕を祀る神社があり、これが蚕の社と呼ばれる由来であるとされています。蚕は織物に欠かせない繭(絹)を作ることから神聖視され、繊維や織物業に関わる人からの信仰を集めています。本殿の西側には、京都の三珍鳥居として知られる「三柱鳥居」があります。3本の柱を三角形に組み合わせた形をしており、その理由はよく分かっていないという不思議な建造物です。そして、境内には三柱鳥居のほか「元糺の池」や「元糺の森」があり見どころもおおいスポットです。
最寄りの「蚕ノ社駅」からは徒歩5分ほどで行くことができ、周辺には映画や時代劇のセットとしても使われる「太秦映画村」があるのでこちらも合わせて観光してみましょう。