桂離宮は、江戸時代に皇族の八条宮の別邸として造られました。いくつかの建築や庭園によって構成され、日本庭園の傑作ともいわれます。ブルーノ・タウトやヴァルター・グロピウスといったがドイツ人建築家など海外からの評価も高く、世界的にも称賛されています。参観は人数に限りがあるツアー形式なので、事前予約が必要となっています。
ツアーで最初に見る「松琴亭」は、落ち着きのある雰囲気の中にある”藍色と白の市松模様の襖”が目を引く斬新なデザインです。ツアー後半に訪れる「月波楼」は、観月のために建てられた茶室となっており。畳と障子の外に美しい庭園を臨む景色は”風流な京の歴史”を感じさせます。意匠を凝らした回遊式庭園は、進むごとに次々と美しい建物や草木が目に入り、見る者を飽きさせない造りになっています。
最寄りの「桂駅」からは徒歩12分ほどで行くことができます。