豊国神社は京都市東山区にある神社で、豊臣秀吉を主祭神として祀っています。京都のほかにも、居城があった大阪や出生地である名古屋にも同名の豊国神社が建てられています。
豊臣家の滅亡後に徳川幕府によって廃絶されたが、のちに明治政府によって再興されました。境内には秀吉の正室であった北政所(ねね)を祀る貞照神社や、国宝に指定されている桃山時代建築である唐門などがあります。出世運や商売にご利益があるとされ、馬印として知られる千成瓢箪にちなんだ絵馬を授かることができます。また、秀吉の命日にあたる9月18日に例祭では能楽奉納などを見ることができます。翌日19日には献茶会が行われ、秀吉・北政所の御人前に茶が奉献されます。
周辺には数々の日本の芸術・工芸品を所蔵する京都国立博物館、美しい日本庭園を擁する寺院・智積院、千体もの千手観音像が並ぶ三十三間堂などがあり、京阪本線「七条駅」から徒歩10分ほどの場所のためアクセスも良好です。