護王神社は京都市上京区の烏丸通にある神社です。平安京の健都に貢献した和気清麻呂公命(わけのきよまろこうのみこと)とその姉である和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)を主祭神としています。
イノシシの群れが足を怪我していた清麻呂公を狙う刺客から守ったという逸話から、境内には狛犬ではなく狛イノシシが建てられています。また、清麻呂公を守ったイノシシが去ったあと不思議と足が治ったことから足腰のご利益があるとされ、足腰の健康を願う多くの人が足を運びます。護王神社では足腰に関するお守りや霊猪のお守りなどを授かることができ、清麻呂公の息子が開いたとされる学問所「弘文院」にちなんで、さまざまな文化や歴史の講演会も行っています。
清麻呂公の命日である4月4日に行われる「護王大祭」、平安時代の行事であった亥子餅の儀式を再現した「亥子祭」、新進の罪や汚れを祓い清める「夏越大祓(なごしのおおはらえ)」など、多くのお祭りが行われています。