建勲神社(たけいさおじんじゃ)は、京都市北区にある船岡山に建つ神社で「健勲(けんくん)さん」とも呼ばれます。織田信長を主祭神とし、開運、厄除け、必勝祈願、商売繁盛などのご利益があります。
必勝祈願や厄除けのお守りをはじめ、信長が唄ったとされる「人間五十年~」という言葉が書かれた御朱印や、天下布武が描かれた御朱印長などを授かることができます。毎年10月には「船岡大祭」が行われ、祭神信長公の功勲を後世に伝えるために行われるお祭りでは、能の演目のひとつ「敦盛」や宝物展示、火縄銃演武などが行われます。
山頂に建つ本殿は国の登録有形文化財に指定され、自然と調和した四季折々の光景を見ることができます。神社の建つ船岡山は標高112メートル周囲1300メートルの小山で、市街地の中にありながら美しい自然が保たれ、清少納言の枕草子にも登場し、1467~1477年の応仁の乱では西軍の陣地になりました。古くから日本の歴史や文化と関りのある山として、現在でも京の人々の暮らしを見守っています。