京都市上京区にある京都御所は、1331年に光厳天皇が即位されてから明治天皇が東京へ移るまでのおよそ500年間、天皇の住まいとして使われていた場所です。度重なる火災に遭いそのたびに再建が行われ、現在の建物の多くが1855年に再建されました。
紫宸殿、御学問所、御常御殿などのいくつかの間によって構成されています。建物の中で最も格式の高い紫宸殿は平安時代の建築様式で建てられており、伝統的な儀式などで使われます。
現在は御即位を祝う京都お茶会や国賓の接待が行われるなど、住まいとしての役目を終えた後も重要な役割を担っています。
敷地内には御池庭、御内庭などの庭園があり、シーズンごとに季節の移り変わる美しさを感じられる場所で、御所のある京都御苑内には、池や庭園、桜の名所、景勝地などがあり、四季を通して散策を楽しめます。
京都の歴史を感じ自然に触れることができるスポットとして人気があり、国内外問わず多くの人が足を運んでいます。