名古屋市美術館は、愛知県名古屋市中区の白川公園内にある美術館。エコール・ド・パリを代表する画家・モディリアーニやシャガール、藤田嗣治、メキシコの現代美術を代表する画家フリーダ・カーロなどの作品を展示しています。なかでもフリーダ・カーロの『死の仮面を被った少女』は見る者の心を引きつける不思議なパワーを持つ作品。少女がガイコツの仮面を被っている一見すると恐ろしい絵ですが、流産によって亡くした我が子への哀悼の気持ちが込められています。常設展のほかにも印象派や漫画・アニメ作品などの企画展も定期的に開催されます。
美術館のある白川公園は自然豊かな都市公園で、休日は多くの人でにぎわいます。北側にある名古屋市科学館は、科学について楽しく学ぶことができる博物館で、プラネタリウムが人気。美術館へのアクセスは東山線「伏見駅」から徒歩10分ほど。鶴舞線「大須観音駅」からも徒歩10分ほどです。周辺にはテレビ塔やお洒落なお店が立ち並ぶ「久屋大通公園」やさまざまなカルチャーが混在する「大須商店街」など、見どころがたくさんあります。