足立美術館は、島根県安来市古川町にある美術館です。1970年に島根県出身の実業家・足立全康が開館しました。数多くの日本画を収蔵しており、なかでも明治から昭和にかけて活躍した画家・横山大観の作品が有名です。彼の代表作のひとつ『紅葉』は、真紅の紅葉と流れる水の青のコントラストを鮮やかに表現した美しい作品です。足立美術館は美しい庭園でも知られています。創始者である足立全康が「庭園もまた一幅の絵画である」という信念のもとに造った庭は、5万坪にも及ぶ広さです。背後の山と調和した枯山水、深い緑が美しい苔庭などがあり、季節だけでなく時間や日の当たりによっても姿や印象を変える名園です。ミュージアムショップではポストカードやお菓子などのオリジナルグッズを販売しており、お土産におすすめです。館内には庭園を眺めながらゆっくりとくつろげる2つのカフェがあります。また「茶室 寿楽庵」では椅子席で気軽にお抹茶を楽しめます。
「JR安来駅」からは無料のシャトルバスが運行しており、所要時間は20分ほどです。施設内には大型の駐車場があります。