仁和寺は、仁和4年(888)に宇多天皇によって創建された真言宗御室派総本山の寺院です。宇多天皇が、出家し御室(御座所)を設けたことから、「御室御所」の別名を持ちます。その後も明治時代まで代々皇室が住職(門跡)を務め、世界文化遺産に登録されています。
また、境内の西側一帯に咲く「御室桜」は、国の名勝にも指定されています。遅咲きの桜として有名で、背丈が低く、目線近くで桜を眺めることができると人気のお花見スポットです。
仁和寺は、御室会館という宿坊を備えており、宿泊することも可能。国宝の金堂で行われる朝のお勤めに参拝することができます。仁和寺御殿の拝観も無料で、周囲には同じく世界文化遺産に登録されている金閣寺(鹿苑寺)や龍安寺もあり、全長2.5キロの観光道路「きぬかけの路」で結ばれていますので、仁和寺を拠点に散策するのもおすすめです。
そのほか、徒歩圏内には、ルブランペンション宇多野、伝心庵などの宿泊施設もあります。