勝連城跡(かつれんじょうあと)は、沖縄県うるま市にあったグスク(城)の城跡です。
按司(あじ)・阿麻和利(あまわり)の居城として有名で、2000年にユネスコ世界遺産に登録されました。
阿麻和利はいくつかの言い伝えがあり一説では、屋良村(現嘉手納町)で生まれ、身体が弱く幼いころに捨てられしまい、勝連にたどり着き茂知附按司に召し抱えられました。のちに圧政を行い酒におぼれた茂知附按司を倒し、若くして按司となりました。人々からも慕われ、海外貿易により繁栄をもたらしたと云われています。
中部勝連半島の丘の上に建つ優雅な曲線を描く美しい城壁を今も目にすることができます。最も高い位置にある「一の曲輪」は沖縄の美しい海を一望できる景勝地です。
勝連城跡有料ガイドを行っており、城を見て回りながら歴史や文化を深く知ることができます。
城のふもとにある「あまわりパーク」では、沖縄や琉球王国の歴史を学べる常設展示室、阿麻和利の活躍の物語を体感できるライブシアターなどがあります。
バスでのアクセスは、那覇空港から出る路線バス「勝連城跡前」下車がおすすめです。城内には大型の無料駐車場があります。