郡上八幡城は、岐阜県郡上市八幡町柳町にある城です。起源は江戸時代末期に遡ります。幕末や明治維新の動乱を受けて取り壊されてしましましたが、昭和8年(1933年)に現在の模擬天守が再建されました。再建された城としては珍しい木造であり、昭和62年(1987年)には郡上市有形文化財に指定されました。
高い丘の上に建つ天守からは郡上八幡の街を見下ろすことができ、雲海の出る日には幻想的な光景が見られます。石垣は戦国時代に用いられた「野面積(のづらづみ)」という手法で、荒々しくも美しい姿が見どころです。城内には数多くのモミジが植えられ、秋には燃えるような紅葉に天守が包まれ「天守炎上」と例えらえる絶景です。
城内では、来城記念証として御城印を購入することができます。
郡上八幡は「名水の里」とも呼ばれ、城下町には清らかな小川が流れています。城を下ってすぐの場所にある「城下町プラザ」では、お城にちなんだお土産や地元の特産品が販売されています。
最寄りの「郡上八幡駅」からタクシーで約12分、市街巡回バス「城下町プラザ」を下車して徒歩20分ほどです。城内にはいくつかの駐車場があります。