松本城は、長野県松本市にあり、国宝に指定されている城です。天守は、文禄2~3(1593~4)年頃に築造されたと推定され、現存する五重六階の天守の中ではもっとも古い歴史を持つ城です。
松本城は、標高590メートルの盆地に築かれた平城で、大天守と乾小天守、渡櫓は、豊臣秀吉の家臣、石川数正・康長父子により、戦国時代の末期に建てられたと考えられています。戦国時代に、徳川家康を監視する目的で、戦いを想定し築かれた強固な城に、江戸時代の初めになって戦いの目的を持たない辰巳附櫓と月見櫓とが増設されました。戦国時代と江戸時代に建てられた各時代の特色を持つ天守が結合しているのは、日本で松本城だけです。
JR「松本駅」から徒歩約20分。松本城の徒歩圏内には、松本丸の内ホテル、サザンクロスイン松本、松本ホテル花月などがあります。周辺には、国宝の旧開智学校、松本市美術館などの観光スポットがあります。
松本城から浅間温泉までは車で約13分。松本の奥座敷として古い歴史を持ち浅間温泉は、松本観光の拠点におすすめです。