天龍寺は、京都屈指の観光地である嵐山山麓にあるお寺です。1339年、足利尊氏が後醍醐天皇の冥福を祈るために創建した臨済宗の大本山で、法堂の天井に描かれた巨大な雲龍図は、見る者を圧倒する美しさと荘厳さがあります。特別名勝に指定されている曹源池庭園は、約700年前に作られた当時の面影をとどめ、四季折々の雅な自然を感じることができます。
庫裏(くり)の正面玄関に掲げられている「達磨図」は、禅宗の開祖である達磨大師がモチーフとされ、力強くも不思議なタッチで描かれています。ほかにも一般参加可能な座禅会や写経など、文化や歴史により深く触れることのできる行事を開催しているのて興味のある人は参加してみましょう。周辺には嵐山や渡月橋など徒歩圏内に観光名所が多数あります。電車でのアクセスは京福電車(嵐電)の嵐山駅から徒歩1分、阪急嵐山駅から徒歩15分。境内には約100収容可能な駐車場があります。また、周辺には歴史ある旅館からリーズナブルなホステルまで、多くの宿泊施設があります。