豊川稲荷は、愛知県豊川市にある曹洞宗の寺院で、正式名称を「妙厳寺(みょうごんじ)」といいます。
本尊は千手観音で、鎮守として豐川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)をお祀りしています。商売繁盛、交通安全、合格祈願、開運などのご利益があり、東海地方を中心に年間約500万人が訪れます。
嘉吉元年(1441)に禅師・東海義易が建立したのが始まりで、織田信長、徳川家康など多くの人物の信仰を集めてきました。また、東京・大阪・神奈川・札幌・福岡と全国各地に別院があります。
年末年始は屋台が立ち並び、参拝や初詣など多くの人で賑わい、大本殿には参拝客の行列ができます。
近年では『ヨルモウデ』と称したイベントが行われ、夜の境内が鮮やかにライトアップされます。
境内奥には霊狐塚と呼ばれる場所があり、千体以上の狐像が並ぶ姿は圧巻です。
お守りや御朱印のほか、狐の形をした絵馬なども授かることができます。
総門前の表参道には名物のいなり寿司や宝珠饅頭などお店が立ち並び、食べ歩きにおすすめです。
最寄りの「豊川稲荷駅・JR豊川駅」からは徒歩5分ほど。特別行事開催時以外は駐車場はないので、車でのアクセスの際は近隣の有料駐車場をご利用ください。