安楽寺は京都市左京区鹿ケ谷にある寺院です。浄土宗の開祖である法然の弟子である住蓮と安楽が活動拠点としたのが始まりと云われています。毎年7月には「カボチャ供養」が行われます。ひょうたんのような形の鹿ヶ谷カボチャの煮炊きがふるまわれ、中風にならないよう祈願する行事です。また、カボチャの種が入ったお守りを授かることもできます。仏教の教えや寺の由来などを歌った「和賛」の法要を行っており、気軽に参加可能です。
四季の自然を感じられる場所でもあり、秋になると境内入り口の石段が散紅葉で美しい赤色に染まります。コケや松などが植えられた庭園の中に佇む本堂は古都の面影を色濃く残しています。境内前には桜の名所として知られる有名な遊歩道「哲学の道」があり、散策におすすめのスポットです。
安楽寺へは、バス停「真如堂前」下車で徒歩約15分ほどで行くことができます。